九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

今夜「平和のともしびウォーク」ですご参加を!!   まもる

2008年12月08日 10時20分14秒 | Weblog
★開戦の日を記念し、今日、平和を願う冬の行事「平和のともしびウォーク」をします。

 今年も十二月八日(月)午後5時から8時まで、博物館から千種まで行進します。昨年は昭和区・瑞穂区・千種区、名東区などから300人が参加しました。

☆私の参加している「昭和区九条の会」は、開戦記念日の今夜、第三回目の「平和のともしびウォーク」を開催します。是非ご参加ください。

 今年は「9条で平和。街角を平和のともし火で埋め尽くそう」を合言葉で行進します。
 灯し火用のペットボトルは用意してあります。お気軽に沿道からでもご参加ください。また、沿道からの応援もよろしくお願いします。

★ みなさん、開戦記念日の今夜、三百万人の犠牲者に哀悼の意をひょうしながら冬の夜空に平和の誓いを響かせましょう。

☆昭和区九条の会は、 御器所交差点南西の天神公園で5時40分から昭和区の出発集会をします。

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「メディアの憲法報道を問う」     

2008年12月08日 09時59分51秒 | Weblog
東海放送人九条の会 2周年記念講演会は第3回定例総会のあと、
午後3時から総会と同じ愛大車道校舎新館9階903教室で行われました。
講師に、中京大学教授で、中日新聞論説委員でもある飯室勝彦氏を迎え、
テーマは「メディアの憲法報道を問う」でした。

ご本人の了解を頂いて、当日の講演の詳細を紹介させていただきます。
                    (落石)


憲法は時代の道案内

自己紹介を簡単に申し上げます。
私は中日新聞に入社しまして38年間中日新聞の記者をやっておりました。
記者として取材対象にしたのは裁判が比較的長かったんですが、
最後は論説委員として12年ぐらい社説を書いておりました。
今本業の方は中京大学で、こそばゆいんですが、
一応教授として学生の相手をしております。

メディアの方の仕事は従でございまして、
時に、私が書くべきだと社の論説の責任者が思ったテーマを
書かしてもらうということでございます。
ですから皆様方のなかにも中日新聞の社説をお読みになって、
時に腹をお立てになったり、
或いは共感を得られた方の文章の中に私が担当したものがあるかもしれません。

どっちの反応にしましても、新聞社およびライターにとっては
非常に励みになるものです。


新聞社の中にいると見えないものが外にいると見えてくる
という部分もあるんですね。
自己批判を込めて今の報道に少し私の考えを
ご披露させていただきたいと思います。

改憲熱は下がったのか

導入部として新聞記事の話から入ります。
今年の5月2日、朝日新聞の二面の時事刻々という欄に
「政界、改憲熱 今は昔」という記事が載りました。
時事刻々というのはその時々の一番大きな話題を解説を交えて掘り下げる
欄なんですが、
「政界、改憲熱 今は昔」というメインタイトルで
「首相抑制、民主も乗らず」という見出しがついています。

首相というのはこのころは福田さんでした。
要旨を簡単に言いますと、憲法改正の国民投票法案は成立したが、
憲法審査会は未だ国会に出来ていない。
当時の福田康夫首相は安倍さんと違って改憲ということを全然口にしなくなった。
民主党もいまや政権を取ることに必死で憲法には全然関心がなさそうだ、と
いう記事です。

福田さんは改憲のことを何も言わないまま政権を放り出し、
いま麻生さんですね。
麻生さんも経済問題の対応に追われて憲法改正ということは何も言いません。
本来なら麻生さんも安倍さんと同じぐらい改憲意見のはずなんですが
何にも言いません。

民主党の方も政権が取れるかもしれないと言うことで
憲法にあまり関心を示さない。
とすると5月の朝日新聞の「政界、改憲熱 今は昔」
という記事は正しかったのかなぁと思われるかもしれませんが、
僕の見方はまったく違います。
この記事を読んだときから、そんなことはないぞ、
いま熱が下がったように見えるだけで、
政界の改憲熱は相変わらず高いよというのが僕の意識でした。

この見方は甘いんじゃないのと思っていた矢先に、
田母神論文問題なんですね。航空自衛隊のトップが侵略戦争を美化して、
憲法改正すべきだということまで言い出した。
これは僕にしてみれば「やっぱりなぁ、それ見ろ」という感じだったんです。
だって、その前後の選挙を見てますと、
とても政界の、或いは国民一般の雰囲気が変わったとも思われないんですね。確
かに参議院選では自民党を大敗させました。
ですから今やとても三分の二なんて取れませんから
憲法改正なんてことは言い出せない雰囲気になっていますが、
その前の衆議院選では自民党を大勝させています。

そうしてみると、憲法を守る運動が拡がっているのは事実なんだが、
その運動とは関係のないところでは、もっと風のようなもの、
吹いてくる風のようなものが動かしているんではないか。
ですから僕はいつも別の風が吹いてくると怖いなぁと思ってたんです。
そういう時に、あの論文が出て来たわけです。
ですからあれは、今新聞で扱われている以上にタイヘンな問題だと思っています。
ゾッとしています。
あれは形を変えた二二・六事件ではないか、という気がしています。

二二・六事件は言ってみれば政治のやり方が気に入らないと言って、
軍の指導者たちがクーデターを起こそうとした事件ですね。
あの論文そのものは、あれで3百万円くれれば美味しいなぁという論文です。
インターネットでアパグループというページを呼出しますと
そこに論文の発表というウェブがありますから、そこで全文引き出せます。

                           つづく


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