九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

「平和のともしびウォーク」のご報告とお礼      まもる

2008年12月09日 23時56分50秒 | 国内政治・経済・社会問題
 先日からお知らせし、参加をお願いしていました「第三回平和のともしびウォーク」が昨日無事開催出来ました。
 瑞穂区九条の会は区役所近くの公園から、昭和区九条の会は御器所から環状線を千種駅前の公園まで行進しました。そこで、東山動物園前から行進をしてきた千種・名東区九条の会と合流しフィナーレの集会を開きました。
 
 前日の雨も上がり、比較的暖かな冬の夜で、450人ほどの参加者は平和の歌声やシュピレヒコールで市民に訴えました。
 昭和・瑞穂区のコースでは、平和を訴える畳一畳分の行灯みこしが人目を引きました。そして、戦争体験のある老人や子供連れの家族、車椅子で参加した障害者の方々も元気に行進していただきました。
 千種駅前の公園では大きな丸い池の周りに並べた数百のともし火が美しく映えて
この日の太平洋戦争開戦による犠牲者の魂の様に池面に揺れていました。
 美しいコーラスゃ元市長の本山氏のメッセージも披露され集会に花を添えました。
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米新聞社閉鎖。メディア、情報交流の激変   文科系

2008年12月09日 20時31分00秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
夕刊を見たら、米メディア大手トリビューン社の破産申請が目に飛び込んできた。ロスアンゼルス・タイムズやシカゴ・トリビューンなど新聞社8社計800万部やテレビ局、大リーグ、シカゴ・カブスなどを持つ巨大メディアの一つだそうだ。ネット普及、広告収入減収などが原因らしい。

これに関連して、携帯を持たない僕でもメディア界の激変を肌身に感じていることは多い。
まず、同人誌活動のことだ。年1回の雑誌発行が300部ほど。全部読む人は会員15人に毛の生えた程度だろう。月1回20ページほどのワープロ小冊子も、ほぼ欠かさず200号を超えるという非常に珍しい歴史を持っているが、これは会員分しか作らない。こういう活動でも、亡くなった方も含めて先輩たちが注いできた歴史的努力は大変なものだ。
対して、例えばこのブログ。ある1日1回のぞいた人の数を7日間足した週延べ人数が約1000人で、週合計3500回ほど訪問する。これは、一定の人気さえ確保すれば読者が勝手に書いてくれ、読んでくれるから、同人誌活動から見れば使うエネルギーが遙かに少なくてすむ。文章生産量にも膨大な差がある。「世に倦む日々」という政経ブログは、設立4年で1300万人のアクセスを誇っている。テレビ番組はビデオにする場合を除けば一過性だが、ブログはいつでも取り出せるのだ。活字に比べてほとんどお金もいらないと来ている。

一方は膨大なエネルギーが要る極小メディア集団、他方は読者が勝手に作ってくれる途方もない大メディア集団。いくら前者が熱心に読んだとしても、後者の分母1000人の中で熱心に読む人、読める人の人数の方が遙かに多いだろう。こういうことが分かっていて、非能率の方、同人誌にも参加している僕は、もう意地でやっているようなものである。顔を見知った仲間との親しみを切れないということが最も大きいのだが。

残しておきたい専門書など以外の活字の世界は、廃れて行くに違いない。新聞はもちろん、雑誌もいらなくなるのではないか。なにかのオタクでさえがネットだけで済むように、とっくになっているのだろう。テレビのように決まった時間でなくても、暇なときにいつでもアクセスできるのだし。
僕のように活字に慣れて、かつ本を買う金もある古い人間と学者や専門家だけが本を読み、それ以外はテレビも要らぬとなっていくのではないか。だれかがここでも、「テレビは年寄りが見るもの」と言っていたなー。若者はたしかに、短時間の暇つぶしの時だけ、テレビを見る。それも短時間に、テレビのあちこちをサーフするだけ。もう本当に、一般向けには携帯を含むネットしかなくなるのではないか。

これが人間精神や社会に何をもたらすか。それが人間社会の近い未来を決めると思う。
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「メディアの憲法報道を問う」  ②

2008年12月09日 17時39分59秒 | Weblog
東海放送人九条の会 2周年記念講演。
「メディアの憲法報道を問う」
(飯室勝彦中京大学教授)の続きです。



田母神論文の背景に眼を


報道で一般的に言われていることは、
あの論文は「政府見解と異なることを書いた」ということですが、
もっと判りやすく言えばあの侵略戦争を美化し、正当化して、
ねじ曲げた歴史の事実の上に日本の立場を組み立てている論文です。
ですから、表面的には「政府見解と異なることを自衛隊のトップが
言っている」ということです。
これ自体も問題です。
政府にきちんと従って、政府の統制に従わなければならない人間が、
統制に従わなかったんですからそれ自体問題ですけれども、

しかし背景にはもっと重大な問題があるのではないか。
第一にあのような人物をトップにした政治の責任という問題があります。
任命したのは安倍内閣です。
あの人は隊内の雑誌などにあのようなことを書いてきていますし、
発言もしているんですね。
それを承知のうえで政府はトップにした。
彼があの論文を発表出来たというのは、発表出来る雰囲気が
自衛隊内にあったんじゃないでしょうか。
これ発表したら「俺えらい目に遭うなぁ」ということを意識してたら、
あんな論文を発表しないと思います。
だから発表出来ると少なくとも彼が受け止める雰囲気があったんではないか。

三番目は自衛隊の航空幕僚幹部の教育部長とか教育課長という人が
論文の募集に応募するよう隊員に働き掛けたという事実ですね。
それに応じた人も、或いは自分で独自に出した人もいるんでしょうが、
とにかく百人近い人が論文の募集に応募した。
これは自衛隊の人事教育部が、隊員の教養を高めるためだ、
教養教育のためだと言っているんですが、
もっと別のテーマの論文募集だったら、
それに応募するように勧めたでしょうか。そこは僕は疑問だと思っています。
更に言えばそれに応じて百人もの人が応募する雰囲気があった。
もっと問題なのは新聞の伝えるところによると、
田母神さんの行動を擁護する声が自衛隊員のなかにも、
自民党の国会議員にもあるということですね。
自民党の外交国防部会では田母神さん擁護の声がしきりで、
辞めさせたことに対する怒りがたくさん出たというくらいですから。

自衛隊の中に政府の見解や方針に不満を抱くグループが
存在してきているのかなぁ――そういう「ゾッ」という感じなんですね。
だとしたらこれはもう、単なる田母神さんの暴走では済まない問題なんだろうと、
政府のコントロールがまったく効いていないおそれがある
ということを考えましてゾッとしたんです。

ですから結論を言ってしまうと、
あれは田母神さんという特異なキャラクターの人が暴走したということで
片づけるんではなくて、
文民統制という憲法原理が揺らいでいるという捉え方をしないと
正しくないのではないか、というのが僕の見方です。

                     つづく



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ピョンヤンのテレビの声に思い出づ戦争中の大本営発表   まもる

2008年12月09日 14時43分13秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
★八王寺だよりというブログがあります。とても素敵なブログです。タイトルの短歌に惹かれて読んだ文章は成程と思いました。紹介します。

 12月8日は開戦記念日でした。・・・戦争はどんなにひどいものであるかを知ってほしいと思っています。(の書き出しで)
 たとえば音楽の授業では、先生がぜんまい仕掛けの蓄音機でレコードを聴かせます。音楽ではありません。アメリカの飛行機の爆音です。B17爆撃機やグラマン戦闘機の爆音などを聞かせてから、今度は順序を入れ替えて爆音を聞かせ、その飛行機の名前を当てさせるのです。しかし実際にアメリカの飛行機が飛んできて、機銃掃射で撃たれたり、爆弾を落とすようになったら、飛行機の名前が分かっても何の助けにもなりませんでした。                        修身の時間になると、先生が「お前は何になるつもりだ」と一人一人に聞きます。ほとんどの生徒が「陸軍大将になります」とか「海軍」「戦闘機に乗ります」などと答えます。今の子供たちのように「野球選手」「サッカー選手」などと答えることはできません。さらには「アメリカ軍が上陸してきたらどうする?」と聞きます。生徒たちは「竹槍でアメリカ兵を殺し、自分が危なくなったら腹を刺して自決します」と答えると先生は満足そうでした。

 ラジオのニュースは、日本軍が各地で勝利したというニュースばかりでした。それを勇ましい口調で放送するのです。戦争が終わって、ニュースは嘘だったことを知らされたのです。今、私たちは北朝鮮のピョンヤンテレビが勇ましい口調でニュースを放送するのを見て、笑っていますが、62年前まで日本のラジオもあれと同じことをやっていたのです。笑っていられない怖さを感じます。


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