★愛読するJANJANによればウイグル問題は米中にとっては、下記の記事のような茶番劇なのである。 数年前ウイグルの活動家が中国政府にテロリストとして逮捕され早々に死刑判決を受けていた。一方アメリカもグアンタナモ収容所にウイグル出身のイスラム活動家十数人をテロリストとして収容していたが彼らを最近釈放したが、中国に帰れば逮捕は免れず行き場のない状態であるという。
イスラム少数民族に対する不当な政策で期せずして米中が困り果てている現実には思わず「帝国主義者の馬鹿!!!」と怒鳴りたくなる。(ネット虫)
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米連邦控訴裁判所が、軍は中国人イスラム教徒を不当に「敵性戦闘員」としてグアンタナモに拘置しているとし、その釈放と移送を命じた。その移送先が問題になる中、米・連邦議会の人権委員会は、中国の非公開裁判で15人のウイグル人イスラム教徒がテロ容疑により、即座の死刑執行2名を含む重罰を早々に確定されたと非難している。
【ニューヨークIPS=ウィリアム・フィッシャー、7月14日】
米・連邦議会、人権委員会はオリンピック前の新彊ウイグル自治区での弾圧であり、法の手続きと原則が侵害されていると懸念を表明し、フランク・ウルフ下院議員は「中国はテロとの戦い、あるいはオリンピックの警備を、ウイグル人迫害の理由にしてはならない」と述べた。
グアンタナモのウイグル人パルハト氏(37歳)の訴訟で、連邦控訴裁は初めてグアンタナモの被収容者の分類に介入した。パルハト氏は、米政府が脅威はないと認めながらグアンタナモに収容されている17人のウイグル人イスラム教徒の1人である。
この裁定の直前、最高裁はグアンタナモの被収容者に人身保護を求める憲法上の権利があると判断していた。最高裁が外国人の拘束と起訴に軍を利用する米政府の権限を制限したのは2004年以来3度目である。連邦控訴裁の裁定はこの判断に基づいている。
グアンタナモの収容手続きについて非難が集まる一方で、被収容者の釈放先も問題となっている。2年前にグアンタナモから釈放されたウイグル人5人は、中国での迫害を避けるためアルバニアに移送された。現在グアンタナモに収容されているウイグル人はパルハト氏を含み17人。釈放後の受け入れ国が見つからず、米国も受け入れを渋っている。
パルハト氏らは9.11同時多発テロの後にアフガニスタンで拘束された。中国の圧政による亡命者で米国と敵対していないという主張は認められず、アルカイダとつながりのある東トルキスタン・イスラム運動との関わりから敵性戦闘員と指定されていた。
米国政府は中国への送還は否定しながら、中国の関係者に尋問のためのグアンタナモ訪問を許可した。米国政府が方針を決定するまで、パルハト氏らは収容所で毎日4時半起床、祈り、コーランの読書、狭い独房内の歩行を繰り返し、10時に就寝という生活を続けている。グアンタナモ収容所のウイグル人の問題について報告する。(原文へ)
翻訳/サマリー=加藤律子(Diplomatt)/ IPS Japan 武原真一
IPS関連ヘッドラインサマリー:
ポルトガル経由グアンタナモ行きCIA輸送機
グアンタナモを出た人びとの運命
【IPS JAPAN/JANJANニュース】
イスラム少数民族に対する不当な政策で期せずして米中が困り果てている現実には思わず「帝国主義者の馬鹿!!!」と怒鳴りたくなる。(ネット虫)
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米連邦控訴裁判所が、軍は中国人イスラム教徒を不当に「敵性戦闘員」としてグアンタナモに拘置しているとし、その釈放と移送を命じた。その移送先が問題になる中、米・連邦議会の人権委員会は、中国の非公開裁判で15人のウイグル人イスラム教徒がテロ容疑により、即座の死刑執行2名を含む重罰を早々に確定されたと非難している。
【ニューヨークIPS=ウィリアム・フィッシャー、7月14日】
米・連邦議会、人権委員会はオリンピック前の新彊ウイグル自治区での弾圧であり、法の手続きと原則が侵害されていると懸念を表明し、フランク・ウルフ下院議員は「中国はテロとの戦い、あるいはオリンピックの警備を、ウイグル人迫害の理由にしてはならない」と述べた。
グアンタナモのウイグル人パルハト氏(37歳)の訴訟で、連邦控訴裁は初めてグアンタナモの被収容者の分類に介入した。パルハト氏は、米政府が脅威はないと認めながらグアンタナモに収容されている17人のウイグル人イスラム教徒の1人である。
この裁定の直前、最高裁はグアンタナモの被収容者に人身保護を求める憲法上の権利があると判断していた。最高裁が外国人の拘束と起訴に軍を利用する米政府の権限を制限したのは2004年以来3度目である。連邦控訴裁の裁定はこの判断に基づいている。
グアンタナモの収容手続きについて非難が集まる一方で、被収容者の釈放先も問題となっている。2年前にグアンタナモから釈放されたウイグル人5人は、中国での迫害を避けるためアルバニアに移送された。現在グアンタナモに収容されているウイグル人はパルハト氏を含み17人。釈放後の受け入れ国が見つからず、米国も受け入れを渋っている。
パルハト氏らは9.11同時多発テロの後にアフガニスタンで拘束された。中国の圧政による亡命者で米国と敵対していないという主張は認められず、アルカイダとつながりのある東トルキスタン・イスラム運動との関わりから敵性戦闘員と指定されていた。
米国政府は中国への送還は否定しながら、中国の関係者に尋問のためのグアンタナモ訪問を許可した。米国政府が方針を決定するまで、パルハト氏らは収容所で毎日4時半起床、祈り、コーランの読書、狭い独房内の歩行を繰り返し、10時に就寝という生活を続けている。グアンタナモ収容所のウイグル人の問題について報告する。(原文へ)
翻訳/サマリー=加藤律子(Diplomatt)/ IPS Japan 武原真一
IPS関連ヘッドラインサマリー:
ポルトガル経由グアンタナモ行きCIA輸送機
グアンタナモを出た人びとの運命
【IPS JAPAN/JANJANニュース】