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介護に貯金を取り崩す   落石

2009年07月01日 18時55分27秒 | Weblog
朝鮮日報が日本経済新聞の記事を引用しています。

世界から「働きアリ」と呼ばれてきた日本人の「貯金箱」が壊され始めた。
不況と高齢化のため収入が減少し、貯めてきたお金を使わざるを得なくなった
というわけだ。
日本人の貯蓄率が2020年にはマイナスになる見通し。
マイナスになるということは、稼いだ金だけでは日々の生活費などを
賄えないため、貯金を取り崩しているということを意味する。
日本人の貯蓄率は、80年代半ばまでは15%前後という高い水準を維持した。
だが、毎年史上最低値を更新し続け、2007年には2.2%まで落ち込んだ。
07年の日本人の貯蓄率は最近の米国人のそれよりもはるかに低い。

 日本人の貯蓄率が下がり始めた時期は、日本社会の高齢化が
急速に進むようになった時期と一致する。
高度成長期に金を稼ぎ、それを貯め続けてきた世代が定年退職し、
貯めてきた金を使い始めたのがその理由だ。


   

母の介護にかかるお金、まさに貯金の取り崩し。
我家の出来事も日本的な一現象なんですね。



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最近のグランパスに思う その2 文科系

2009年07月01日 03時00分58秒 | スポーツ
本日鹿島戦を控えて、その2を書いてみる。今日もグランパスの08年度との比較から欠陥を洗い出してみたい。

①シュート数が減って、その上ダビばかりがシュートを打って得点が多いけど、ほかの選手の点が極端に減って、チームとしてのシュート決定率も著しく落ちているという数字がある。
ダビ9得点でリーグトップに対して、ほかの選手の得点は全員で8点。それも、1節前までの数字では全員が1得点だったはず。去年はこんなことはなかった。年間34節で最多が12点、以下11、8、7得点などと続いているから、ゲーム数の4割弱を消化した現時点のダビ9得点は、いかにも多い。チームのシュート決定率も3位から、9位に落ちているから、ダビばかりに闇雲にシュートさせて、外している場面が多いのであろう。

②上に見た得点パターン、その姿は、ストイコビッチのモットー・「攻撃的防御から良い攻撃へ」に、すごく大きな欠陥をもたらしている。ダビがヨンセンのような防御をしないから、他人の負担が多い割りに防御にならないのである。5月末までの時点だが、去年比較でこういう数字があった。週刊サッカーダイジェスト誌6月9日号にあった貴重な数字である。
FWのタックルラインが40.3mから62.1mへと上がってしまい、去年と変わらないDFやMFのライン高に比べてFWが高すぎるから防御全体のまとまりをなくしている。ここから、中盤の負担ばかりを増やしているのに防御になっていないということが起こっている。2人のボランチを中心としたチーム・タックル数が去年は1位、今年現在は実に17位なのだ。タックルをすればボールが奪えるかもしれないという局面が極端に減ってしまったということであろう。

③以上の①②が悪循環しあっていくはずだという大問題も指摘しておきたい。
去年よりも遙かに苦労してやっと敵ボールを奪った選手は、集団で押し上げつつボールを運ぶよりもまず上にいるダビに当てようとする。ばっちりマークされているダビにわたる確率は低いし、かといって、ボールとともに集団でダビの位置まで押し上げようとすれば距離も長いので疲れる割に、敵DFにもがっちり構えられて、得点効率は低くなる。「高い位置でボールを奪って、素早く反転攻撃」が現代サッカーの得点パターンだからだ。
ただし、こういう「長所?」は出てくる。終盤に得点が多くなるということだ。全17のチーム得点のうち実に10得点が最後の15分にあげられている。長い距離を走らず相対的に疲れていないダビにボールを当てる作戦が、敵陣地も間延びして、敵選手も疲れた終盤には、すごく効果的だということではないだろうか。

さて、ストイコビッチは今日、鹿島戦に向けてなのだろうが、DF陣相手にかってない長時間演説をやったらしい。日刊スポーツの記事だが、こんな文章もついていた。
『聞き入った吉田は「鬼気迫るものを感じました」と神妙な面持ちだった。』
僕は思う。これって、チーム強化の方向を見誤っていると。現状分析からすれば、ダビが防御陣地をぬるくするから他が走り疲れる割りに「攻撃的防御」ができず、よって攻撃陣も間延びしてそこへ良いボールも入らず、シュート数も減り、逆に敵シュート数が増えているのだ。こう分析すれば、対策はこれしかない。ダビにこうプレーさせる。
「味方が敵にボールを奪われたらすぐに、敵ボールにプレスをかけよ。そのために今よりも10mは下へも下りて来い。かわりに、攻撃は1人で行かず、チーム全体の押し上げを図りつつ行うこと」
こんな言葉はもう、ピクシーがダビに語り尽くしてきたかも知れない。でも、この言葉が聞き入れられないとすれば、チーム全体の士気がひどく低下することになるだろう。全員がダビの得点王狙いに奉仕しているようなチームでは、士気が上がるわけがない。オーストラリアのケネディが入ったら、ダビは切った方がよいと思う。でもケネディはヨンセンのようなポストはできても、彼並みの守備はできるんかな?

グランパスの去年の好成績は、新監督のカリスマ性に対する選手たちの頑張りがもたらした一時的なものと見始めたが、どうだろうか? 監督としてのピクシーはまだまだ未熟であると。
もっとも、去年のチームコンセプトとは違う何かを長期的にやろうとしていると見るならば、観測は変わってくる。ならば、その成果をそろそろ見せてくれ。鹿島戦は、その絶好の機会のはずだ。
コメント (5)
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