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憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

政権交代の意義と必要性  五十嵐仁の転成仁語より

2009年07月12日 20時34分45秒 | Weblog
★今夜は寝られません。都議選、そして総選挙、そして政権交代!!! 60年生きて久しぶりです。日本の新しい道の扉が開き始める。
同じ考えの人がいました。HP転成仁語の五十嵐さんです。紹介します。http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2009-06-22
(まもる)
ほ===========================
麻生首相のお陰で、政権交代に向けての期待が高まっています。都議選の応援に行って、「必勝を期して」と言うべきところ、「惜敗を期して」と言ってしまったそうです。
 なんて、正直な人なんでしょう。思っていることが、そのまま口をついて出てしまうなんて。

 今日の新聞を見たら、発行中の週刊誌の宣伝が出ていました。『週刊現代』7月4日号の見出しは「民意恐るべし!自民はなんと174人が落選」「鳩山民主283議席 自民130議席」となっています。
 都議選についての予測記事もあります。『サンデー毎日』7月5日号には、「『都議選』世論調査 自民はショック死」という記事が出ているそうです。
 総選挙でも、その前哨戦として注目されている都議選でも、自民党の大敗北は避けられないということです。それはそうでしょう、最高指揮官である自民党総裁の麻生首相が、今から「惜敗を期して」いるのですから。

 ところで、ときどき講演などでこう聞かれることがあります。自民党と民主党は政策的には同じだから、政権交代にはあまり意味ないのでは? ヒョッとしたら、もっと悪くなるのでは? という質問です。
 これについて、どう答えたら良いのでしょうか。これからも、このような質問があると思いますので、私の考えを書いておきましょう。
 まず、たとえ政策的に同じであっても、政権交代には意味があり、その可能性がある以上、何としてもそれを実現する必要があるということです。

 その理由は第1に、政権交代は、政権が交代できるという民主的な政治制度のメリットを具体的に示すことになります。これは一般的な意義ですが、現状は変わらないと諦めている人々に、「いや、変わるし、変えることができるのだ」ということを示す最善の例になるでしょう。
 この点では、変わること自体に意味があるということです。このような変化によって政治のダイナミズムを示すことは、政治への関心を高めることにもつながるに違いありません。

 第2に、常に政権交代が起き、変わり続けていれば、変わること自体の意味はそれほど大きくありません。しかし、自民党政権は、短期間を除いて、ずっと政権与党であり続けてきましたから、ますます変わること自体の意味は大きいと思います。
 戦後の政治では47年と93年に政権が交代しましたが、政党の再編などではなく与野党が真正面から対峙した政権交代は、1924年の総選挙以来、実現していません。総選挙前に自民党が分裂しなければ、85年ぶりの歴史的な転換だということになります。

 第3に、野党よりも与党の方がましな政治をやっているというのであれば、変わること自体の意味はありません。このような場合、与党が支持されますから、政権交代は起きないでしょう。
 しかし、現与党の自公政権はこれだけの失政を繰り返してきたのですから、それに対する大きなペナルティーを与えなければなりません。これまでの失政に対する責任追及の手段として民主党など野党を利用し、自公両党を政権から引きずり下ろすことが必要だということです。

 第4に、このような形で与党の責任を問うことは、政治に対する緊張感を取り戻すきっかけになるでしょう。過ちを犯せば、政権を追われるのですから。
 政権交代は、現与党に対する責任追及であると同時に、次の与党に対する警告でもあります。もし、同じような過ちを犯せば、同様に政権を追われることになるのだぞ、というわけですから。

 ということで、政権交代後にどのような政権が成立するにせよ、何よりも交代すること自体に大きな意味があるというのが、私の立場です。まず、自民党をたたきつぶすことが必要です。
 自民党が大敗北して与党の座を追われるのは、15歳の時、政治に関心を持って以来の私の夢でした。40年以上の間、抱き続けてきたその夢が、今、実現できそうなのです。

 嬉しいじゃありませんか。楽しみじゃありませんか。
 この楽しみを、誰にも邪魔されたくありません。
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都議選予想             ネット虫

2009年07月12日 12時33分31秒 | Weblog
★東京に住む私の友人の都議選予想です。詳しくは下記へ  http://hiroseto.exblog.jp/10595486

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★都議選の予想と今後の動向

自民党で個人としての当選確実圏内は13名程度にすぎません。やや優勢が20名強。そのほかはやや劣勢も。30議席台半ばで、よくて後半の可能性が高い。共倒れの選挙区も出てきそうです。

公明党はそういっても23名全員当選の可能性が強い。

与党合計で50議席台後半。60議席に到達するか微妙です。

民主党は50議席を超える勢い。
生活者ネットは1議席を固めるも、現有3議席からの上積みは難しそう。

共産党は、世田谷区、新宿区、杉並区、練馬区、板橋区、江戸川区、八王子市、足立区でほぼ議席を固め、中野区、江東区、葛飾区、北区でも当選圏入りを伺っています。そして、文京区、豊島区、北多摩第1区、大田区の一人目、日野市も自民党を猛追し、逆転する可能性もあります。下限は8議席で、最有力が12議席。そして、最大で17議席程度もありえます。現有13議席の維持ができるかどうか?

そのほか、諸派無所属は世田谷区や杉並区、三鷹市、青梅市、昭島市などで議席確保可能性があります。

自民党 30-35-40

公明党 23

民主党 49-54-58

共産党 8-12-17

生活者ネット 1-5

諸派・無所属 1-2-5

■共産党がキャスティングボート?自民は、2013年都議選は共産とつぶしあい、もっと惨敗も?

民主党は都議会第一党は固めたでしょう。しかし、キャスティングボートは共産党が持ちます。

民主党は候補者大量擁立で友党の生活者ネットとの関係が悪化しかねません。
この辺は微妙なところです。とくに山の手から多摩地区にかけてのインテリ家庭の専業主婦を基盤とするネットと、男性中心労組や無党派層頼みの民主党がうまく補完しあって、東京での衆院選を民主党は戦ってきたのです。ネットも支持基盤が縮小しています。若手では雇用情勢の悪化で、生活者ネットよりもむしろ共産党のほうが支持を集めやすいでしょう。

共産党は、微減したとしても、キャスティングボートは持ちます。また、落選した選挙区もおそらく、最下位当選の自民党候補とは僅差でしょう。次につながる選挙になります。

社民党は相変わらず、議席を取れません。もうちょっと工夫が必要です。思い切って非正規労働者の人権にに特化して、定数が多い選挙区に絞って擁立する。ないしは、それなりの有名人を擁立する。こうした工夫が必要でしょう。

自民党が国政与党から転落すれば自公連合も解消される可能性があります。その場合、2013年都議選では、自民党は公明推薦を失います。

共産党にかなり議席を奪われる可能性があります。逆に言えば自民党にとって、もはや、民主党は、追いつく対象ではなく、共産党が次期都議選のライバルになる可能性があります。
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この方・・・どなたかご存知ですか?         まもる

2009年07月12日 10時12分51秒 | Weblog
★今年の「昭和区平和の集い」が、10月4日に決まりました。そこで、いつものことですが記念講演の講師の人選で議論百出。
 派遣村の湯浅氏、羹さん等のような時の人にもあたりましたが日程的に不可能となりました。実行委員会の議論の中で、平和問題の象徴として沖縄に目を向けよう、沖縄の歴史、基地の現状、平和の尊さなどをこの際学ぼうということになり、知る人ぞ知るもと沖縄県知事の大田さんに講師を要請することになり快諾を得ました。
 このブログに、これを機会に、沖縄問題を取り上げていけたらと思っています。
 第一回は講師である大田昌秀さんのプロフィールをウィキペディアより転載します。詳しくご存じの方があると思います是非ご連絡やコメントをください。
                         
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「大田 昌秀」氏(おおた まさひで、1925年6月12日 - )は、日本、沖縄の政治家、社会学者。元沖縄県知事、元社会民主党参議院議員。琉球大学名誉教授。沖縄県島尻郡具志川村(現・久米島町)出身。

経歴 [編集]
沖縄師範学校に在学中の1945年年3月に鉄血勤皇隊に動員され、情報宣伝隊の「千早隊」に配属された。沖縄戦の中、九死に一生を得るが多くの学友を失う。

琉球大学教授時代はメディア社会学を専攻し、新聞研究・報道研究等に従事。また、沖縄戦の歴史的研究にも取り組み、『総史沖縄戦』(1982年、岩波書店)をはじめとする著作を刊行した。

沖縄県知事在職中には沖縄における米軍基地問題に取り組んだ。第2期目から反軍反戦反基地姿勢を明確にした。1995年に軍用地の代理署名を拒否したことにより、直前に起きた米兵の少女暴行事件とともに大きな注目を浴びた。1998年の知事選挙では経済の停滞や度重なる公約違反により、知花昌一ら大田支持層からも反目され稲嶺恵一に敗れ落選した。稲嶺は、米軍基地問題を争点から避け、失業率の高さから「県政不況」を徹底して争点にしたのが功を奏した。全国的には、これまで革新陣営に与してきた公明党が表向き自主投票を表明したが、実際には稲嶺を支援。翌年の自自公連立政権への布石の一つとなった。

参議院議員転身の際、社民党から比例区で立候補したため、知事時代支持・支援していた沖縄社会大衆党や日本共産党からは強い反発がある。2007年夏の参院選以後も議員を続ける意思を強めていたが、本部より公認を外されたため、立候補できず政界を引退した。後継は元読谷村長・沖縄県出納長の山内徳信。

履歴 [編集]
1945年(昭和20)- 沖縄師範学校本科2年時、学徒隊の鉄血勤皇隊に動員され、沖縄戦に参戦
1946年(昭和21)- 沖縄文教学校卒業
1948年(昭和23)- 沖縄外国語学校本科卒業
1954年(昭和29)- 早稲田大学教育学部英文学科卒業
1956年(昭和31)- 米シラキューズ大学大学院修了(社会学専攻)、琉球大学財団に勤務。
1963年(昭和38)- 東京大学新聞研究所にて研究
1968年(昭和43)- 琉球大学法文学部教授就任
1978年(昭和53)- フルブライト訪問教授として米アリゾナ州立大学教授就任
1990年(平成2)- 琉球大学辞職。11月18日の第6回沖縄県知事選挙に出馬、現職西銘順治を破り当選。石垣空港建設反対を公約にしていた。
1994年(平成6)-11月20日、任期満了に伴う第7回沖縄県知事選挙で当選(2期)。
1998年(平成10)-11月15日、任期満了に伴う第8回沖縄県知事選挙で稲嶺惠一に敗れ落選。
2001年(平成13)- 7月29日、第19回参議院議員通常選挙(比例区・社会民主党)当選。
2007年(平成19)- 7月29日、第21回参議院議員選挙に出馬せず政界を引退。

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東アジア共同体は幻想?   落石

2009年07月12日 08時34分51秒 | Weblog
読書感想文です。

東アジア共同体というと、
どんなイメージが浮かぶのでしょうか?
昔の大東亜共栄圏?
中国を中心とした中華帝国?
ひとつの中心があるというものではなく
お互いの違いを認め合ったゆるい共同体?

いずれにせよ、中国が資本主義体制に参加、
東アジアは新しい関係をつくりあげる必要に
迫られているという時代認識があることは間違いないでしょう。

著者は、次のように書いています。

日本には大きく分けて2つの考えがある。
「右」は中国に対する脅威を感じ、アメリカの支援のもと、
かっての大東亜共栄圏のように、日本を中心とした東アジア共同体の再現。
しかし、過去の歴史を美化するという欠陥がある。
過去を美化することが、保守的な立場と考えているのなら、
それは保守という思想に対する冒涜であろう。
また「右」の知識人のなかには、東アジアの共通の古典として
儒教を高く評価する人もいるが、これも美化すると危険である。
(性善説は日本で考えられているような生ぬるい思想ではなく、
易姓革命の根本思想であり、性善説の独走は危険であると、著者は言う。)

「左」は反米という枠組みに囚われて、いわば、
逃げ口上としての東アジア共同体を考えている。
反米のよりどころとして東アジアを利用している。
そこには表面上の道徳的な仮面に下に、アジア蔑視が隠されている。

両者に共通しているのは、東アジアを知らないということ。
東アジアの研究者のなかでは、よく知っている人ほど、
東アジア共同体には反対、そんなに簡単なものではないという
認識がある。
著者は、無知に立脚した東アジア共同体論を
するどく批判している。

たしかに、私達が、日頃、接する海外のニュースは欧米中心。
アジアのニュースは多くなったとはいえ、まだまだ少ない。
ましてや、共同体を構築していくうえで必要な情報は
ゼロといっていいかも。
これでは東アジアのことをアメリカより知っているとは
とても言えない。
まだまだ日暮れて道遠しかも。

「日中韓はひとつになれない」小倉紀蔵 

60歳以上のかたにお勧めです。

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