九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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質問力   らくせき

2011年01月24日 19時01分35秒 | Weblog
最近、インターネットに生出演する政治家が話題になっている。
残念ながら見ていないので、どんな質疑応答なのかは分からない。

ちょっと面白かったのが、菅さんの組閣後の記者会見。
社会保障と税制改革への抱負を陳べたあと、質問へ。
最初の質問はサンケイの記者。
質問をうけた菅さん、色を成して怒った。
『そういうためにする質問はよくない』と。

どんな質問だったか、覚えていないが、どうも
結論を先取りしたカタチだったように記憶している。
『要は、消費税の値上げなんでしょう?』と言わんばかりの。

この会見、私も消費税の値上げは不可避、と言いたいのだろうかと
思ったから。記者の質問は、的を射ていたんでしょう。

参院選での、結論ありき、の報道は、菅さんの支持率を急降下させた。
菅さんにしたら『そうなるにしても、そこへ行くプロセスが重要』と
考えているから、カッとなったんでしょう。

発言を聞き手の良いように解釈、編集されるのは、もう嫌だ、
政治家が新しいメデイアに目を向けるのは、いつものこと。
あのルーズベルトさんも、佐藤栄作さんも、新聞がキライ。
ルーズベルトさんはラジオを。
佐藤さんは最後の記者会見で、新聞を拒否、テレビを選んだ。

このイライラ感は分かるような気がします。
しかし、菅さんのイライラは、ちょっと頂けない。
また、質問した記者に『あなたより私のほうがよく知っている』と
切り替えした総理も落第。

そこはユーモアで切り替えして欲しい。
たとえば『あなたが、この困難な財政を解決する良い策をお持ちなら、
是非、入閣していただきたい』くらいのことは言ってほしい。

TBSの番組での『生放送では、政治家の言い分を垂れ流すことになる。
我々は編集することによって視聴者に重要な情報を的確に伝えている』
という発言にも違和感がある。

視聴者は、そんな権限を与えているのだろうか?

政治家もテレビ・新聞も、国民や視聴者を人質にして
権力をほしいままにしているのでは?

生放送でのインタビューに応じられる質問力があれば
インタビューは面白いものになるし、ホンネも見えてくるはず。


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随筆 「間に合うかな?」   文科系

2011年01月24日 12時14分44秒 | 文芸作品

 昨日はほぼぶっ通しで五時間もギターを弾いていた。最近は励む日でも三時間と少なくなっているのだが、この五時間には「特別な理由」がある。人に分かってもらうのはかなり難しいその理由を、きちんと書いてみよう。
 弦を替えたのだ。「弦を替える。音が見違えるようになる。気分が良い。長く弾く」と、こう語るとなにか「風が吹けば桶屋が儲かる」めくだろう。が、僕の場合これが、特別に切実なことなのである。
 ギターの弦は、普通に弾いて一~二ヶ月で劣化する。この程度の劣化には、日に三時間も弾く僕の場合、二週間で確実に到達してしまう。でも、そんな割合で張り替えるお金などとうてい持ち合わせていない。よって劣化限度の三~四倍以上も長く持たせることになって、普段はひどい音で弾くことになる。音に色艶が無くなるなどと、僕の顔色程度の代物ではない。特に低音弦などは、音自身がすっかり小さくなってしまう。和音楽器であるギターの低音を響かせるに苦心惨憺では、情けない限り。それを張り替え終えて弾いた時には、「長い外国旅行を終えて、最愛の恋人との逢瀬」と、まーそんな感じだろう。
 ちなみに、今年七十になる身でこんなにやって体をどこも痛めたことがないのは、日ごろ励んできたランニングのお陰。酸素の回りと筋肉が若いのだが、これもぼつぼつ怪しげになっている。これらの理屈、同好のご同輩には十二分に分かってもらえるはずだ。

 さて、ここまで楽しんでいるこのギター、なんとか今の技量を当分持たせておきたいという、そんな出来事がまた、最近もちあがった。
 生後四か月直前の初めての孫・はーちゃんは、日々の変化が凄まじい。自分の「左手」を口に持って行くことも、両手を意識してすりあわせて楽しむことも覚えた。楽しい事に接すると、我が声が次の嬌声を呼ぶという感じで喜び続ける。例えば、前に立った他人の目をじっと見つめることもできるから、そこで踊りの一つもしてやれば、大喜びだ。そんな彼女の目の前で初めて、ハーモニカを吹きながら踊ってやった。どうだろう、両脚は蹴り続け、歓声ともども「万歳」のし続けである。脇で見ていた娘が「ハーモニカに、じゃないからね。踊りが面白いんだから。お父さん(お婿さん)が踊っても、こんなだからね」と、冷ややかな声。「そうそう」と、これに我が連れ合いも同調している。〈でも、踊りにリズムが付いとるんだぞ〉。声には出さなかったが、僕の内心だ。そして、ふっと思う。
〈この娘も音楽で一生食っていけそうな職業を確保したけど、はーちゃんもそうならんかな。あと三年もしたら簡単な合唱ならやれるようになるだろうし、そうなったら、俺のギターも聞いてくれるかも知れん。一緒に唄ってくれるかも知れん〉
 でも、近ごろ俺のギター、指はほぐすのに一苦労、度忘れ中断もどんどん増えている。あと三年程度のことだけど、間に合うのかな。
コメント (5)
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