九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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 日暮れて道遠しも、希望あり     只今

2011年01月09日 17時23分45秒 | Weblog
 昨年暮れの12月26日開催の西東京市市会議員選挙は、民主党が現職5人のうち4人までを落とし、3議席に減らしたことで注目を浴びました。
 
 小生もいっとき住まったことのあるこの地は、かって保谷と称して革新の牙城であり、そうしたこともあって当選者28人(立候補者34人)を調べてみました。
 
 当選者の内訳は次のようでした。()内はこれまでの数。
 自民党6(8)。公明党6(6)。共産党4(4)。民主党3(5)。みんな3(0)。生活者ネット2(2)。無所属4(2)。社民党0(1)。
 そして第1位の当選者の票は5427票。第2位は3461票。第3位は2462票。最下位当選者は1462票。

 二位に2千票の差をつけた当選者はどんな人物か、調べてみると森輝雄(無所属)といい、その選挙公報には次のような主張が掲げられていました。
 
 『平和な社会で豊かに暮らす権利が憲法の中にはある。生きる権利を侵す
  貧困を解決し、すべてを壊す戦争に反対しよう!』

 このような「憲法」に触れた主張を、他の候補の選挙公報の中ではみられませんでした。
 だからといって、このことが高得票の因とは勿論言えませんが、地方選挙であっても、憲法とか戦争とどう向き合っているか、を候補者に問うていくことは、とても大事なこと! ではないかと…。
 
 ちなみに森輝雄氏は、毎月「議員報酬」の収支を発表していますが、高得票の因として3年前の議員報酬問題に触れたことを、彼はその一つに挙げていますが、併せて次のようなマスコミ批判を。

 =マスコミは、この選挙結果を国政にひきつけて説明するために、民主党の
  凋落と「みんなの党」の伸張にのみ着目しています。
  他の要因を無視し、自分たちの描いた構図にあてはまる現象のみを取り上
  げて説明するのは、検察特捜部の捜査と同じようなものであります。
   国政との関係を否定する積もりはありませんが、それでは「無所属」が「み
  んなの党」の3人と同じくらいの票を得て当選したことは説明できません。
   説明できないことは視界から外して無かったことにする、というのでは、
  ジャーナリズムが泣こうというものではありませんか=
コメント (20)
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随筆紹介 「犬のいる暮らし」  文科系

2011年01月09日 04時24分43秒 | 文芸作品
 友人の、随筆を紹介します。同人誌で一緒にやっているY・Sさん、50代の女性です。日を置いた連載になるかと思います。

   犬のいる暮らし(一) Y・S

最近、年老いた飼い犬のことが気掛かりだ。犬も人と同じく寿命は延びていると聞くが、昔ならとっくに犬の寿命に達する十二才。三十キロを超す大型犬なので、最後まで世話ができるかどうか自分たちの年齢を考え合わせて飼い始めた筈であったが、歩行や排泄が困難になり、想像以上に大変だ。住まいや車も、老犬対応にせざるを得なくなってきた。できれば、長患いをしないで逝ってほしいと願う。私たち人の終りとまったく同様の思いだ。
 実はうちにはもう一匹犬が居て、これが人に媚びない犬特有の従順さがない生意気な奴だ。体も十キロほどで若輩でありながら態度が大きい。気性も荒く、けんか早い。五年前にこのチビ犬がわが家に来てから、先住の大型犬は気の毒なほど遠慮がちに暮らしていた。
 当然二匹は仲良しではない。あいだに入って私たち人もずいぶんと気を使った。ところが最近、このチビで生意気な我が儘犬が奇妙な行動をとるようになったのだ。
 気がつくといつも老犬の近くに横たわっている。彼らのベッド(ハウス)は離してあったのだが、夜も老犬のすぐ横のソファで眠っている。彼のベッドに移してもすぐにソファに戻ってしまう。もともとマイペースな性格で勝手気ままな奴だと苦笑しながら観ていたが、ある日、ハッとした。本来動物は、怪我や病で倒れた仲間に寄り添うと聞いたことがある。「そうなんだろうか・・・?」半信半疑で、毎日二匹の犬を眺めている。
コメント (3)
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