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新聞の片隅に載ったニュースから(182)   大西五郎

2015年01月09日 09時21分06秒 | Weblog
「NHK、政治家ネタ没」爆笑問題「TV局側、自粛」(15.1.8 朝日新聞)

お笑いコンビの爆笑問題が7日未明に放送されたTBSのラジオ番組「JUNK爆笑問題カーボーイ」で、NHKのお笑い番組に出演した際、事前に用意していた政治家に関するネタを局側に没にされたことを明らかにした。出演したのは3日に放送された「初笑い東西寄席2015」。爆笑問題はNHKアナウンサーとともに司会を務めた。
ラジオ番組によると、放送前に番組スタッフに対して、「ネタ見せ」をした際、政治家のネタについてすべて放送できないと判断されたという。
番組の中で田中裕二さんは「全部ダメって言うんだよな。あれは腹立ったな」と話した。大田光さんは「プロデューサーの人にもよるんだけど、自粛なんですよ。これは誤解してもらいたくないんですけど、政治的圧力は一切かかってない。テレビ局側の自粛っていうのはありますけど。問題を避けるための」と話し、田中さんは「色濃くなってるのは肌で感じるね」と応じた。
NHK広報部は朝日新聞の取材に、「放送にあたって娯楽番組の通常の打ち合わせを出演者と行ないましたが、打ち合わせの中身に関することについては、普段からお答えしていません」としている。

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自民党は安倍首相による衆議院解散の前日の11月20日に萩生田光一筆頭副幹事長(総裁特別補佐)と福井照報道局長名でNHKを含む在京テレビ局の編成局長、報道局長あてに公正な選挙報道を求める要請書を出しました。この要請書は出演者の発言回数や時間を公平にすることやテーマについても特定の出演者への意見が集中しないように公正を期すことなどを指摘しており、街頭インタビューについても偏った意見にならないようになどを求めています。
法政大学の水島宏明教授が選挙期間前後のテレビ局の報道を調査したところによりますと、今回の選挙報道では政治家の資料映像が減ったり、街頭インタビューをしない局が出るなど、申し入れが選挙報道に少なからぬ影響を与えていました(14年12月27日朝日新聞朝刊)。
またNHKでは昨年秋一部経営委員の交代が行なわれ、安倍人脈といわれる人が経営委員に就任したり、籾山勝人氏が新しい会長に就任しましたが、籾山氏は就任会見で「私の任務はボルトやナットを締め直すことだ」と述べ、「領土問題について今までの放送で十分かどうか検証したい」「国際放送では政府が右ということを左と言うわけにはいかない」と放送内容にも目を光らせることを宣言しました。
こうしたことがNHKの内部に必要以上に自粛するムードを作っていないでしょうか。
なお、この問題を報道した毎日新聞の記事では政治家のネタが取り除かれたことについて、爆笑問題が所属する事務所の太田光代社長は「NHKとの話し合いで、時間調整のためにネタの一部を落としただけだ」と話しているということですが、にわかには信じられない話です。芸能事務所としてはNHKのご機嫌を損なわないようにすることが必要だったのでしょう。
コメント (4)
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