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民間と公共   文科系

2015年10月20日 20時37分51秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
新自由主義経済の下で、こんな雰囲気がこれでもかと醸成されている。「民間=競争で能率的、合理的、つまり善」であり、「公共=競争無く税金の無駄遣い、つまり悪」と。

さて、公共でも善悪あるように、民間でもそれがある。例えば、民間にはもちろん、VWもあるし、旭化成もあり、今でも終身雇用を守ることによって新聞で評判になったりして、目を見張られている会社もある。上のアルゼンチン流公共は善だが、金首領様のそれは悪である。
 ただ、恐慌下の自由競争は、法律違反すれすれとか、法さえ守ればよいということから、公正、道義、民主主義などは顧みられず、社会は荒れる。

さて、それでは、世の中が民間ばかりになったらどうなるのだろう。簡単なことだ。公共的観点がどんどん廃れた世界になる。つまり、公正、道義、民主主義などが世界からどんどん消えていく。「世界最大規模の民間金融」が、公共を守り促進する「中弱小国家」を簒奪していくからである。アジア通貨危機後のタイ、韓国、インドネシアのように。公共財すら簒奪される世界では、民主主義などは絵に描いた餅になる。

中弱小国家が守られなければ、もっと本物の弱肉強食世界になるだろう。だからこそ今、世界の公共、国連の視点、役割が大切だと思う。
この数十年のアメリカは、国連常任理事会で他の全部の国の拒否権を合わせたよりも多い拒否権を発動してきた。そして、自分が国連に替わりたいのである。「アメリカ流民間」を「国連の公共」に入れ替えようとしてきた。国連をどんどん無力にしつつのことである。

こうして確かに、チョムスキーが言うように、世界は「覇権か生存か」ということだ。イラクとかシリアのようにアメリカに目障りな国は、出来れば全部潰したいというように。くにさえつぶすということはつまり、世界から公共思想を無くしたいのである。

上でボリビアのモラレス大統領がこう語っているのは、そういう世界への警告である。
『「ラテンアメリカ諸国、そして私の見るところ世界中のどの国の政府も、ISFD条項における裁判に勝ったためしはない。勝つのはいつも多国籍企業の方だ」』
 弱小国家が裁判でどんどん、世界的大企業に負けていくという構図である。


そんなこんなで、最近の日本の政治理念も随分いい加減になってきた気がする。国家補助金をもらっている会社から、「もらって1年内には政治献金を受け取ってはいけない」という規則があるが、これを「補助金をもらっている会社だとは知らなかった」と弁明すれば、罪にならないというように。最近首相自身がこれをやった。自分勝手な、屁理屈である。
 政党助成金は何のために作ったのか。献金を無くし、政治を綺麗公正にするためではなかったのか。「知らなかった」で済めば、そんなのは規則とは言えない。
「国家補助金が政治資金の原資になっている」
 というように政治理念が、根本のところからどんどん崩れている。 
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連載随筆紹介 「免疫の話 その6 日常生活・その二」  文科系

2015年10月20日 15時24分28秒 | 文芸作品
 抗がん剤治療を終え、退院するとき、看護師から家庭生活での注意があった。
 一番強調されたのは、マスクの着用だった。特にほこりの立つ寝具の上げ下ろし、室内の掃除や浴室の掃除、外出時、それに多数の人の集まりなど。わたしはこれらの場面では必ずマスクを着用している。

 もう一つ、日常生活に定着した病院の土産がある。それは、うがいと手洗い。朝起きたとき、三度の食事前、それに寝る前には必ずうがいをする。
 また、食事前の手洗いも欠かしたことはない。洗い方も病院で教えてもらった方法を実行し、手抜きはしない。

 免疫力のある人はここまでの必要はないと思うが・・・・。

(2015・8・21)
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朝鮮日報より  らくせき 愛知・藤川正人を落とそう

2015年10月20日 09時42分11秒 | Weblog
「米中対立時、どちらに付くのか」 宿題持ち帰った朴大統領

韓国の中国傾斜、米国の懸念は朴大統領訪米で払拭できたか

【社説】韓国政府は米中二者択一を迫られる状況に備えよ

見出しを引用しました。
日本の安倍さんが明確に反中・親米を旗印にしているのとは対照的に
韓国は違う道を進むとしているようです。
それに対して保守的な朝鮮日報は、右か左か?という二者択一の枠組みで
大統領に迫っています。

3つの選択枝があります。一番難しいのは中立を保つこと。
韓国は難しい選択を迫られているようです。



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