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日米ファッショ化の臭いがあるが・・・

2017年03月11日 10時19分40秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 日米ともにファッショ化の臭いがある今、こんな文章を書いてみた。

 日米が頼っている金融グローバリゼーション経済って、どうみても人間本性に合わないもの。その訳はこういうことだ。なお、トランプがいくら内向き保護主義を取ると強調しても、世界相手の金融搾取は抑える訳がないと強調しておきたい。現物貿易が凄い赤字なのだから、国際金融収支の黒字化は至上命令であるし、主要閣僚にゴールドマンが多数入っているというのがその証拠と言える。

 さて、金融グローバリゼーションとは、他国が汗水垂らして現物経済で作り上げた財貨を、金融操作で掠め取ろうというもの。しかも、この経済手法自身は、現物経済のように新しい職業を創れないどころか、世界の職業減らし・失業増やし、不安定職業増にだけつながり、世界的に超格差と貧困とを創るだけの経済(学)手法である。さらに、地球環境だとか水だとか、グリーンニューディールのように人類にとって画期的な新商品開発だとかの、人間にとって本質的に大事な長期投資には励まないと、悪い所だらけの経済とも既に判明している。こんな物の力に放任させた世界、国は、そもそもこの末はどうなるのか。
 世界の人間本性に合わず、圧倒的多数の人間を無視する経済手法を採るとすれば、悪い物を良い物と信じさせるために嘘が横行する政治になるのは必定。東條の大東亜共栄圏や、ヒトラーの人類浄化と同様に、思想を操って黒を白と言いくるめるのである。そんな時代、政治手法には必ず、以下のようなことが起こってくる。

 政治が反知性主義になるから、まず大学・学問を弾圧し始める。こんな点では、安倍政権の文科系縮小方向が大いに気になる所だ。また、今回の文科省天下り悪行批判自身は良いことであるにしても、安倍がこれに励むというのには、こんな不安も禁じ得ない。文科省を超右翼的に引き回す布石ではないかという不安である。
 こういう「白黒転倒政治」は次に、反知性主義がどんどん先駆けて逆に政治家を引っ張っていくようになっていくもの。防衛相トモちん、モリトモ、ネトウヨ、ヘイトスピーチ、その大元になっているような日本会議とその歴史修正主義(日本史論)などには、そんなことを感じざるをえない。こういう連中がポピュリズムよろしくどんどん先頭を走って行き、気がついたらどんな政治家もこの流れを抑えられなくなっていたと、それがファシズムの歴史的な起こり方だったと愚考する。

 と以上のように見ても、今の時代にこれが実現していくとは、僕には到底思えないのである。そもそも20世紀前半とは民主主義の厚みが違うし、世界各国の相互連関性が切っても切れないものにもなっている。子どもらの未来を思う女性の参政権があるのだし、人の命の大切さ(感覚)も往時とは問題にならない。むしろ、この30年程でアメリカがやった数々の戦争や、その結果であるテロの横行、IS建国、膨大な難民うみだしなどが、既にもう人類史の今においては例外的な大悪だと見るのが適切なのだと思う。それぐらいに、冷戦終結前後からのアメリカが、力に任せた国連無視など、時代錯誤の無茶をやったのだと。その結果としてアメリカの今が在り、富の喪失、国家も家計も凄まじい赤字、内向き保護主義などなどと、のたうち回っているのだと。

 人が人間理性の勝利を信じられるような時代になりかけていると、信じたい。それならばそれで、歴史修正主義などによる復古政治は反民主主義の、むだな不幸の源として退けて、新しい時代への正しい胎動を日米ともに一刻も早く始めるべきなのだが・・・。
コメント
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一番の安全保障は   らくせき

2017年03月11日 09時31分31秒 | Weblog
敵をつくらないこと。
しかし名無しさんは中国と韓国がキライ。
それをあからさまに言うのはどうなのかな?

コメント (7)
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