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日韓レーダー、「首相判断」が怖い  文科系

2019年01月23日 08時34分46秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 日韓レーダー問題が、日本側から「協議打ち切り」と、今度もまた「一方的に」方針発表したのだそうだ。韓国側はこれに対して「深い遺憾」を表明したとのことで、苦笑いやら、呆れるやら・・・。「レーダー照射は砲撃と同じ」と息巻いて一方的に仕掛けた「振り上げた拳」の勢いは、一体どこへ行ってしまったのか。しかも、この突然の一方的な重大資料公開、厳重抗議という初めの「拳」が、安倍首相判断によるものと報道されていただけに、事は意外に大きく、重大であると観てきた。「振り上げた拳を急に下ろし」て一方的に撤退という今となっては、特に。

①結局自らの力では証明も出来なかった「韓国が日本に戦闘寸前」という非難を、何の打診もなく一方的に、いきなり公開した。それも、首相の最終判断、命令でと報道されている。
②この「戦闘寸前」をば、自らは証明仕切れなかったからこそ、今度は相手に資料をよこせと要求し、「無礼である」とまで言い返された。
③対して、ではきっちり落とし前を付けてやろうと高飛車に言い放ったその口も渇かぬうちに、あまりにも唐突なこの撤退表明である。


 この経過全てがただ笑えると言って済ませられるならよいのだが、僕は一つの怖い問題が露見されたと観ている。
①そもそも、どういう経過で首相にこの問題が届いて、どうして首相がこんな「証拠不十分・いい加減」という意味で誤った命令を出すに至ったのか? 首相自身が恥をかいたのか、誰かが首相に恥をかかせたのか。
②この経過の中に、「関東軍が首相を引っ張った」という側面はなかったか? 因みに、こんな事態が一つ起こると、史上よく起こった軍部独走から軍部主導へという懸念を抱かざるを得なくなる。官僚らにはただでさえ自組織拡大要求が常に存在するのだから。
「戦闘的勇み足が起こりやすい首相に、そんな御輿に乗せやすい軍部」。

 米中衝突激化予測や、韓国がどんどん中国よりになっていくという情勢の中で、こんな日本はとても怖い。なお、米中衝突については11月21日「書評『習近平と米中衝突』①」からのシリーズを、韓国の中国寄りについては1月16日「日韓断絶ここまで、韓国国防白書」を参照されたい。 
コメント (13)
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サウジアラビヤ戦  文科系

2019年01月23日 08時27分02秒 | スポーツ
 凄まじいゲームだったが、こんな代表をみたのは初めてで、非常に驚いた。評価も真っ二つに分かれるだろう。繋ぎを観るか、それとも、潰しを観るか、で特に。 この別れ方は、ゲーム前半終了時点でもうはっきりと予想された。こんな放送発言があったからだ。
 前半途中とか終了後に、NHKのアナウンサーがしきりにこう語る。
「押されていますねー」
 これ対して、現地解説者の福西はこう返していた。
「やられる感じはしませんね。日本の止める気持ちがよく出ているから」
 福西はまたゲーム後でさえこう語っていた。
「次のカバー次のカバーと行けているから、1対0でいーかというゲームですよ」

 この福西の見方は、一般的なものではないだろうというほどに、日本のマスコミは「日本のキープ率24%!」を強調していた。対して、選手の中でも柴崎、長友は福西の意見に近い。「身方がコンパクトでまとまっていましたから(そんなに心配しなかった)・・・」とは柴崎の言葉。
 日本の潰しは、陣形が高い時も低い時も柴崎が語ったように「コンパクト」を守っていた。低い陣形では特にいわゆるバイタルエリアでの潰しが強かったのが、コンパクトの証拠。つまり、陣形が縦に間延びしていないのである。だからこそ、福西が言うように「次のカバー次のカバー」と行けていたから、長友が「強気に」評していたように「そんなに危機はなかった」ということになる。一見これだけ攻められたら、繋ぎでゲームを見る目には大劣勢と映って当たり前なのだ。が、潰しを見る目では、「基本、持たせているということ」になる。相手の攻撃力と比較して、こちらの受けて潰す陣形が強かったということになる。その先頭に立った南野、堂安、武藤の3人が疲れ切って交代というのも、以上全てを証明している。

 さて、こんなゲームが出来たこの代表の腕前ならぬ脚前は、かなり上がったと観た。アジア相手に「これだけ引いて守ったからキープ率が悪い」というのは近年初めてであるけれど、こんなゲームを1対0で勝ったのも非常に珍しく、ポカがよくある日本DFには大きい自信にもなったはずだ。

 逆に、このサウジと比べて得点力が低い次のベトナムに対しては、前半から2~3点取ろうというように、猛然たる激しい「高位コンパクト」で行くと思う。が、ベトナムの韓国人監督は結構固いチームを作ってきて、守備フォーメーションがよいから、要注意だ。非常に元気のある上昇中のチームなのだろう。この相手のヨルダン戦勝利を観たが、このヨルダンによく勝てたというゲーム、チームだった。PK戦の末とは言え、あのヨルダンがここにやられるとは思わなかったのである。日本はやはり慎重に闘うだろうが、今度は得点を多くして楽に観ていられるようにして欲しい。ベトナム戦はまた選手を替えて闘えるが、大迫が出られるのかどうか。守備の固いベトナム相手にこそ、違いが作れる長短のスルーパスが必須とあって、柴崎・原口・大迫ライン辺りに期待したい。
コメント (1)
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