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ベネズエラとアメリカ(6)これで終わりです  文科系

2019年01月31日 13時05分30秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 旧稿二つを再掲して、この連載を終わっていきます。
 とにかく、世界各国情報についてアメリカサイドニュースだけを流すのは辞めてほしいということです。
 今回また勃発しているベネズエラ問題でも、お隣のメキシコがマドゥロ現大統領政権を支持していることをどれだけの日本人が知っているのでしょう? 南北アメリカ大陸の情報では、日本人はアメリカに洗脳されているとも言えます。「虎の威を借る狐」、情けない日本マスコミという他はありません。


【 複雑さ増すベネズエラ情勢  文科系 2017年06月14日 | 国際政治・時事問題(国連・紛争など)

 ベネズエラ情勢は複雑怪奇。ベネズエラ政府が公式に語っているとおりにアメリカは、この複雑怪奇情勢をさらに複雑にするように大活躍しているから、アメリカサイドのニュースだけ観ても何も分からないだろう。ベネズエラを巡るアメリカ最近の国際的動きが二つあったが、それだけでも紹介しておく。

 一つは米州機構外相会議におけるこの5月21日、アメリカの失敗。こんな題名のニュースである。
『米州諸国機構(OEA)外相会議は主権尊重派が動き、「ベネズエラ糾弾決議」に失敗。デルシー外相は21日のメキシコでの外相会議出席へ▼ベネズエラが国連・非植民地化委員会委員長国に選出さる▼制憲議会(ANC)議員選挙立候補登録始まる』。

 今一つが、これ。
『こうした中、国連安保理は(5月)17日、ベネズエラ情勢について初めて協議した。
 アメリカのヘイリー国連大使は会議の目的について、ベネズエラの現状を周知させることだとし、安保理による対応を求めていないと指摘。「人権を尊重しなければ、シリアや北朝鮮などで見られるような方向に進むことになると、国際社会は声を上げる必要がある」と述べた。
 これに対しベネズエラのラミレス大使は、アメリカがマドゥロ政権の転覆をもくろんでいると批判した。』

 上記の後者ニュースの中で、米国連大使が『安保理による対応を求めていないと指摘』というのが、極めて大きな作為を感じるが、興味のある皆さんにも、非アメリカサイドのベネズエラニュースを検索することをお勧めする。】


【 一方的なベネズエラ論議  文科系 2017年06月15日 | 国際政治・時事問題(国連・紛争など)

 ベネズエラ情勢論で、アメリカの「民主主義を押し付ける介入」から「両国対立」が激化してきたのは、シリアと同じ。そして、このシリア関連ニュースではアメリカサイドニュースだけが日本に洪水のように入って来るのだが、ベネズエラも同じ事が起こっている。こんな事を考えてみて欲しい。

 ベネズエラの情勢を巡って、ベネズエラ自身とアメリカで、言うことが全く異なる。ベネズエラはアメリカの政府転覆策動が今の混乱の本質と内外に告発し、アメリカは「非民主で汚職まみれの独裁政府であって、野党こそ民主派」と戦争前のイラクやシリアと同じ「告発」、扇動を叫び続けてきた。

 さて、こんなベネズエラ危急存亡を巡る情勢について、アメリカサイドニュースしか取り上げない、信じないということはとんでもないことであって、以下のような非常識な討論と断定するしかない。
「検察側と弁護側とで、検察側のニュースしか流さず、弁護側議論を全く伝えないやり方」
 もっとも、こういうアメリカサイド・ニュース流し専門のお方はアメリカ発とはどこにも書いていないのであるが、これではどんな被疑者も推定無罪は何も適応されず、最初から問答無用の有罪判決という全くもって不当なやり方と言える。こんな非常識なやり方は、止めたが良い。国を裁くのも、人を裁くのと同じ事のはずだから。いやもっと酷いことだろう。その国全体が混乱して、国民全てが命を落とすことも含めて、塗炭の苦しみを舐めるのである。こういう大被害を避けようとしてベネズエラは国連などに話を持ちかけているが、アメリカは露骨にこれを拒否している。

 ここで何度も述べてきたが、ある国を真っ黒の非民主主義国に描いて潰したという陰謀行動は過去のアメリカには無数にあった。その事を知っているからこそ、以上のことを僕は世に訴えたいのである。

 重ねて言う。アメリカ発と記さずにアメリカ発ニュース(だけ)を真実だとして流すという非常識きわまるやり方は、止めたが良い。為にする、陰謀作為的議論というだけのことだから。たとえアメリカのベネズエラ批判が真実だとしてさえ、度を超えた国家主権無視は地獄を創るだけのことだ。アフガン、イラク、リビアなどを観よ!】



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今一度、「安倍決断」が笑える「日韓レーダー」  文科系

2019年01月31日 12時11分39秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 安倍首相自らが決断して韓国に喧嘩をふっかけた「日韓レーダー」。今となっては、ここだけが問題の焦点であって、人の理屈というもの。僕も含めて皆さん、日本人はこの事件のここを忘れないことだ。

①隣国である韓国に何の打診もなくいきなり一方的に資料を公開して「韓国軍がやったことは、戦争寸前行為だぞ」と、安倍首相の最終判断で噛みついた。

②ここから始まった論争を、自分から「協議打ち切り」とした。つまり、証拠でねじ伏せることができなかったのである。①を敢行したのなら唯一、これが日本を救う解決策だったのだが逃げ出したわけだ。対する韓国は、「あんたとの決着はまだ終わってないよ。こっちはもっと議論したい」と声明している。

③つまり、首相自身が振り上げた拳を自ら下ろし、大恥を掻いたわけである。一方的に振り上げた拳を、一方的に下ろした! 以上が現在までの経過であって、自ら上げた拳を下ろした後ではもう、何を言ってみても、負け犬の遠吠えという。

 対するに、その後もなお「韓国の説明が二転三転した」??などなど、日本のマスコミは未練がましく韓国批判をやっていた。これが、負け犬の遠吠え。喧嘩場から逃げ出した弱い負け犬が、遠くから吠えているわけだ。
 自分から仕掛けた喧嘩の際のこんな自明の理屈も分からぬほどに、日本の右翼マスコミの質ははなはだ劣化しているわけでもある。恥ずかしいことである。相手が弱いと観たからこそ殴りかかったけんかを、自分から逃げ出した。勝つと思えれば、逃げ出すわけなどないのである。

 こんな結末の喧嘩を、日本マスコミはまだしばらく「俺(のご主人)のが強いんだぞ」と語り続けていた。馬鹿だね! マスコミ社長と定期的会食やってる効果は絶大ということだろう。安倍がこんな歴史修正主義の鞘当てばかりやってきたから、韓国もどんどん中国へ寄って行く。この1月15日発表の「18年版韓国国防白書」がこんな事を書き入れるようになってしまうわけだ。

『南北関係の改善を受け、北朝鮮を「敵」とする従来の表記を削除した。日本については、「自由民主主義と市場経済の基本価値を共有している」との文言が消えた』
『日本に関しては、周辺国との軍事交流・協力の記述では、16年版は日本、中国の順だったが、中国、日本と入れ替えた』


 そう言えばこの間の日経テレビの韓国報道特集、酷かったね! 韓国文政権が時給を850円と3割アップしたことを扱った内容が、これ一色!
「こんなに上げたから、人が雇えなくなって経営者がどれだけ困り抜いているか!」
 それも求人統計を出すでもなく、いくつかの求人困難例、機械に替えた例などを並べただけの番組だ。低所得者の給料が増えて内需が拡大するのは、景気の好循環を作る一つの道であるとは、今や普通に語られていることなのに、全面的に経営者の立場なのだ。

 日韓関係をば日本はもう、お仕舞いにするつもりだろうか?  
コメント (13)
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