G7外相会議が軽井沢で開かれ、いろんなことが学べたし、分かった。そして、5月にはG7首脳会議が広島であるのだそうだ。ところで、G7っていまや世界や日本にとって「おかしな存在」になってしまったのではないかという素朴な疑問を呈してみたい。
今日の朝日新聞が外務省幹部の発言として、こんなことを伝えている。
「西側の価値観を押しつければ、グローバルサウスは後ずさりする」
「世界の国々の数がおおむね『西側90、中間60、中ロ側40という状況』に分かれてしまっている」
そして外務省の21年度の海外対日世論調査によると、東南アジア諸国連合(ASEAN)の人々が考える『重要なパートナー』は、中国が日本を上回って1位となっている」
そしてまた、岸田首相自身が訪米時講演でこう語ったのだそうだ。
「いかに我々が正しいと信じる道を歩んでいても、国際社会の重要なポジションを占めるグローバルサウスから背を向けられるようでは、我々自身がマイノリティーとなる」
ところで今の世界は、気候正義、SDG'Sのほかにも、「世界の国々の政府債務180兆ドル」(2018年度)という地球の将来が懸かっているような大問題を新興国中心に抱えている。「南が食えなければ、北も結局食えていかない」というグローバルサウス問題としても、IMF最大の課題になっている。これを放置しては、世界の人々の命がどんどん失われていくばかりである。
今日の朝日新聞が外務省幹部の発言として、こんなことを伝えている。
「西側の価値観を押しつければ、グローバルサウスは後ずさりする」
「世界の国々の数がおおむね『西側90、中間60、中ロ側40という状況』に分かれてしまっている」
そして外務省の21年度の海外対日世論調査によると、東南アジア諸国連合(ASEAN)の人々が考える『重要なパートナー』は、中国が日本を上回って1位となっている」
そしてまた、岸田首相自身が訪米時講演でこう語ったのだそうだ。
「いかに我々が正しいと信じる道を歩んでいても、国際社会の重要なポジションを占めるグローバルサウスから背を向けられるようでは、我々自身がマイノリティーとなる」
ところで今の世界は、気候正義、SDG'Sのほかにも、「世界の国々の政府債務180兆ドル」(2018年度)という地球の将来が懸かっているような大問題を新興国中心に抱えている。「南が食えなければ、北も結局食えていかない」というグローバルサウス問題としても、IMF最大の課題になっている。これを放置しては、世界の人々の命がどんどん失われていくばかりである。
そして、これらの問題も現在のウクライナ戦争も、世界が2ブロック2陣営に別れていては、とうてい解決など覚束ないはずだ。
率直に思うのだが、なぜG7が存在するのか。なぜBRICSがさらに堅く、膨らみ続けているのか。その結果として国連がないがしろにされているのは、地球、人類に良いことなど何ももたらさないどころか、地球の破滅さえ招きかねない状況ではないのか?
せめて、G7もBRICSも参加しているG20で話し合い、国連中心に世界を見ていく時なのではないか。世界の軍事・経済ブロック化は地球に破滅を思わせてならないのである。
率直に思うのだが、なぜG7が存在するのか。なぜBRICSがさらに堅く、膨らみ続けているのか。その結果として国連がないがしろにされているのは、地球、人類に良いことなど何ももたらさないどころか、地球の破滅さえ招きかねない状況ではないのか?
せめて、G7もBRICSも参加しているG20で話し合い、国連中心に世界を見ていく時なのではないか。世界の軍事・経済ブロック化は地球に破滅を思わせてならないのである。