九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

初老3人、「ギター遊びの飲み会」  文科系

2008年05月05日 11時04分10秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
僕としても初めての珍しいことをやったので報告したい。
先日、ギター教室の発表会で初めて知り合った同世代の方お二人と、「ギター遊びの会、兼、飲み会」を我が家で行った。わずか2度目のご対面が、そこは同好の士、旧知の間柄のようにギターを弾きあい、ビールを飲み、舌鼓をうちあった。これからも時にほかの方もお呼びして春夏秋冬各1回づつやろうということで、次回を初夏の6月28日と約束し合って、終わった。
以下は、教室のブログに僕と全く同年齢の「のぶりんさん」が書いてくださった報告文である。

「発表会&打ち上げ会で知り合い意気投合した、トモちゃん、マサちゃん、のぶりんの初老のオジさん達。昨日はトモちゃん宅で第一回「ギター遊び兼飲み会」が開かれ、それが楽しいのなんのって、どうしても皆さんに話したくて投稿したいので読んでチョ!
 昨日は驚きの連続、(中略) 次はトモちゃん自作の料理、『牛肉の赤ワイン煮』『フランス・ブリーチーズ』『メチャ旨サラダ』、メインが『鶏肉腿のマスタード焼き』。この味と量が半端じゃない! メタボ心配のマサちゃん『こんなに沢山食べられないよ』と言っていたが旨かったのか殆ど残さず。トモちゃんのギターはマニアックだが、料理も負けずにマニアック。あとはギター演奏、ギター談義、ギターレッスンと3人でしっかりと楽しむ、こんなに楽しかったのは何年ぶりかなぁー? 私が必死になって練習中のアルハンブラのトレモロも、アドバイスをもらって少しは自信がついたようで嬉しい。最後に私の伴奏でトモちゃんが『枯葉』をフランス語で唄ってくれて、名残惜しかったが中締めとなりました。トモちゃんの古い楽譜を見たがこの努力には、とうてい勝てないと感じた次第、でも私も頑張るぞー! トモちゃん、いろいろとお世話になりました。のぶりん」

僕にとってはなんだか面はゆい文章だが、これでももっと嫌みになりそうな箇所を「中略」にしているから、ご了承を。その他の料理とか、歌とかのことは、雰囲気を伝えるためにどうしても必要だったということで、許されたい。

さて、僕としての最大の実感は、「同じような人がいるものだな」ということ。のぶりんさんは、若い頃相当フォークなど主として伴奏を弾き込んだらしいし、マサちゃん(僕より1歳上の68歳)のハードワークは、教科書を注意書きで真っ黒に汚しているその「実績」から推察できた。

さてそして、何よりの産物は「それぞれに宿題ができた」こと。のぶりんさんは文中にあるようにトレモロ、「アルハンブラ宮殿の思い出」に挑戦することに決めたようだ。いや、何のことはない。彼ならばすぐにマスターしてしまうだろう。左手の柔らかさなどはとうてい僕がマネできるようなものではないのだから。若い頃に身につけた物は、この年齢になってみるといかに凄いことか分かる。若さという物の大事さをこそ、若い人々に教えるべきだろうなどと、考えていたくらいだ。
のぶりんさんのこの左手の柔らかさ、これに何分の一かでも近づくこと、これが僕自身の宿題になったのは、言うまでもない。
マサちゃんは、かなりショックを受けたようだった。彼は、ギターに熱中してきた期間が3人の中で最も長かったからだ。そのショックを打ち消すべく、もう一度基礎のアルペジオからやり直し始めたようだ。「上手くいかないときの悲しみ」が僕にも痛いほど分かるだけに、なんとも言葉のかけようがない。でもギターがこの上なく好きで、大変な努力家でもある彼のことだ。立派なアルペジオを身につけて、大きく飛躍し直していくことだろう。

なお、料理のことだが、付け合わせのジャガイモをゆでることだけを連れ合いに頼んだが、他のいっさいは僕一人で行った。今後心おきなくこの会を開くことができるようにしておく深慮遠謀である。こういう場への料理は、買い出しから何から一切、全く苦労を感じないだけではなく、浮き浮きと楽しいのだから、これは全く不思議なことだ。
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医師、用水路を拓く、を読む    落石    

2008年05月05日 10時12分32秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
医者、用水路を拓く  中村哲・著 石風社

を、読みました。簡単な感想です。

   

アフガニスタンの石の大地に、江戸時代の工法で、
13キロに及ぶ用水路を建設したお話し。
日本の寄付金で、医療を行ってきた中村医師たちは、
かって緑豊かだった大地が、草一本ない荒地になっているのを見て、
無謀にも用水路の建設に乗り出す。
近代的な工法は金銭的に出来ない。
そこで中村さんは故郷、九州などの河川をじっくりと観察、
先人の知恵を学び、アフガニスタンに応用。
みごとに5年の歳月で完成させる。

これが戦争の行われているアフガニスタンなのである。
対岸との水争い。
長老会、政府、米軍に雇われたトルコの土木会社との折衝、
米軍の爆撃・・・
やがて緑が戻ると聞きつけた農民が、難民となっていた先から帰還。
用水路の予定地に土地をもつ農民との衝突。
江戸時代の先人も同じ様なシガラミをかいくぐって
用水路をつくったに違いない、と中村さんは書いています。

一番大きな障害は自然の脅威、予想外の土石流で何回も危機に。
自然を征服するのではなく、自然と上手に折り合いをつけて、
少し人間にも恩恵をわけてもらうという心が大切だとも。

大きな困難にもかかわらず、成功したのは、現地の農民たちの力。
彼らは農民であるとともに、石職人であり、
成功の可能性があると感じたら、必死で働いたのです。

本のなかには、ほとんど戦争の直接的な描写はありません。
それだけに、民衆の生活と戦争の関係がリアルに感じられました。

日本がこの戦争に参加したことによって、
中村さんたちの仕事はやりにくくなってきたそうです。
日本の国際貢献が誰のためなのか?
戦争に使われたお金が、復興に使われていたら、
というカルザイ大統領の言葉は、アフガニスタン国民の本当の声でしょう。

    

国連や欧米のNGOが襲撃をうけましたが、
これは決して反政府勢力だけではなく、
農民たちの反感を買うようなことをしたためのようです。

私は、国際社会という言葉に違和感を持っていましたが
中村さんは、国際社会=先進国、と見破っていました。
国際社会という言葉に騙されないように、
中村さんは、私にそう教えてくれました。






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憲法9条改正反対伸びる。        まもる

2008年05月05日 09時49分22秒 | 国内政治・経済・社会問題
朝日新聞が憲法記念日の3日に憲法に関する嬉しい世論調査結果を
載せていました。

 一面トップの大見出しは

憲法9条改正 反対66%
 賛成23% 差開く

質問も今回は以下のとおりまともです。

憲法は第9条で「戦争を放棄し、戦力を持たない」と
定めています。あなたは憲法9条を変える方がいいと
思われますか、変えない方がいいと思われますか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ただし、憲法改正が必要かどうかについては
  必要   56%
 必要ない 31%  (27%)

だったそうです。(括弧内は07年の調査)
必要ないとした人に理由をきくと

 9条が変えられる恐れがある    51% (39%)  

・・・・・・
一部護憲派が言うように9条の価値の認識が高まった
のでしょうか。
もっと憲法改正=9条改正だということを、これからの街宣でも
くりかえし強調して言っていく必要がありそうです。

意外なことですが
朝日の調査では9条改正 反対:賛成の比率は
20代で77:16で一番差が大きかったそうです。

直感的に自分たちが標的になると感じているのでしょうか。
私たちも諦めないで、このあたりを信じて、宣伝していかないといけませんね
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読売、日経9条改正に口閉ざす    落石

2008年05月04日 19時48分22秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
大西五郎さんの検証記事を転載します。


読売、日経9条改正に口閉ざす
~憲法記念日の新聞論調~
社説で「参議院の力が強すぎる」と不満(読売・日経)

 5月3日憲法記念日の新聞各紙の社説を中心に、
憲法問題の論調を検証してみた。
全体として昨年までとは大きく様変わりしていて、
これまで毎年の憲法記念日に憲法9条の改正を声高に主張していた読売新聞が、
社説で9条改正を主張することなく、
自民党の思うようには政治が進まないことに苛立って、
参議院の衆議院への従属を主張する社説になっていた。

日経の社説もこれまでのように9条改正問題には触れずに、
衆議院の優位性をもっと強めよという主張にとどまっていた。
与党が参議院でも多数を占めていたときは、自民党は強行採決を繰り返し、
「良識の府」としての参議院の役割を軽視していたことを
忘れたような論調には賛同しかねるものがある。

唯一いまや「新聞界最右翼」(元共同通信編集局長原寿雄さんの言葉)となった
産経新聞だけが「日本のタンカーが海賊に襲われたら
自衛権を使えるようにすべきだ」と9条改正を主張していた。

9条とともに21条、25条が守られていないと告発(朝日・毎日・中日)
 一方、護憲を基調としている朝日は、
憲法改正問題は国民の意識から遠ざかっていると指摘し、
格差と貧困の問題(憲法第25条)や、
映画「靖国」の上映中止問題や日教組の集会にホテルが
部屋を貸すことをキャンセルした問題に見られる
言論・表現の自由(憲法第21条)が危うくなっていることを
警告することに力点を置いていた。

毎日は、空自のイラク派遣を憲法違反と判断した
名古屋高裁の判決のもつ意味、
「憲法の前文は『平和のうちに生存する権利』をうたっているが、
それは単なる理念の表明ではない。
侵害された場合は裁判所に救済を求める根拠になる法的な権利である。
という憲法判断を司法として初めて示した」ことを強調していた。
その上で、憲法が保障する国民の権利と現実との間に乖離があるとして、
国会が生存権の侵害を監視すべきだと主張していた。

憲法は権力を縛り、国民の幸福を保障するもの(中日)
中日も、「『なぜ?』を大切に」と題する社説で、
第25条生存権、第27条勤労の権利などが行き過ぎた
市場主義、能力主義で公平、平等が損なわれている、と告発し、
名古屋高裁の自衛隊イラク派遣意見判決も政府は黙殺していることを
鋭く批判している。
イラク派兵反対のビラ配りも取り締まりの対象とされ、
これでは第21条表現の自由も絵に描いたモチになってしまう。
そして「憲法は政府・公権力の勝手な振る舞いを抑え、
私たちの自由と権利を守り幸福を実現する砦です」
「一人ひとりが憲法と現実との関係に厳しく目を光らせ、
『なぜ?』と問い続けたいものです」と憲法記念日の意味を強く訴えていた。
    
   

各紙解説・特集で「改憲の動き遠のく」

 昨年の憲法記念日の頃は、安倍首相(当時)が
「私の任期中に憲法改正を政治的スケジュールに載せたい」語り、
国民投票法を成立させて、憲法改正の機運を盛り上げようとしていた。
しかし、自民党は参議院選挙で大敗し、安倍氏も政権を投げ出し、
改正の推進力が弱まっていると、各紙が揃って解説している。

朝日は3日、「政界改憲熱今は昔 首相抑制 民主も乗らず」(「時時刻刻」)と
昨年の熱気がもはや去ってしまったと断じた。
1日に行なった新憲法制定議員同盟の会合では、
会長の中曽根康弘元首相が「憲法を作り直して、
子孫に対する責任を果たしたい」と声を振り絞ったが、
同会の顧問に就任した民主党の鳩山幹事長や前原副代表は出席せず、
盛り上がらなかったと述べている。

中日も、「改憲論議一期に下火 参院選の与党惨敗響く」(「スコープ」)で、
選挙で大勝した民主党は「生活優先」を掲げて自民党との改憲協議を拒んでいる。公明党も9条の改正には賛成ではなく、加憲を唱えている。
自民党は党憲法審議会を設置して投票年齢の18歳移行などの問題点を論議しているが、
中堅議員は「改憲の機運が冷めないように、
アリバイ的に議論しているだけだ」と語っている有様だと報じた。

改憲推進派の産経ですら、解説の頁で「戻らぬ『熱気』
 国民投票法施行まで2年」と政界の改憲熱の冷めたことを歎いていた。
ただ産経は同じ面に、中曽根新憲法制定議員同盟会長へのインタビュー記事を載せ、
中曽根氏は「安倍内閣が続いていれば憲法論議の方へ動いただろうが、
福田君の時代は国会対策と外交問題で余裕がない」と歎いていた。
ただ「福田君の次だね。次の総選挙で当選する新しい議員たちは、
憲法問題を国家構造の問題として真剣に考え、取り上げるだろう」と、
まだ諦めない心境を語っていた。
中曽根氏は相変わらず「現憲法は占領下に作られた」と
“押し付け憲法論”を唱えていた。

 この他、毎日新聞が11・12面見開きで「憲法を考える」。
映画「靖国」の上映中止問題やプリンスホテルの日教組の集会場キャンセルを
「じわり危機 表現の自由」と捉えて
清水英夫青山学院大学名誉教授へのインタビューなどを。
また国会で憲法改正問題の論議が進まないことを「
ねじれで改憲熱冷め」と記者が解説した。

日経も、26・27面見開きで
「政治混迷、改憲かすむ 安保、恒久法など課題」の特集を組み、
中山太郎自民党憲法審議会長と鳩山由紀夫民主党幹事長へのインタビューや
記者のレポート。

読売も、中山太郎自民党憲法審議会長、大石真京都大学教授、
猪瀬直樹東京都副知事、北岡伸一東京大学教授の出席で、
「憲法座談会 ねじれ国会の教訓と国民投票法公布1年」を組んだ。
読売の座談会では、「参議院の役割見直し」に論を費やし、
「衆議院の再可決は2分の1にすべきだ」(大石教授)など、
読売社説を補強する論者を集めた座談会になっていた。

 なお、3日のテレビのJNNニュースは、新しい憲法を作る国民大会で、
自民党憲法審議会の船田元会長代理が
「本来なら、いまごろ国会で憲法改正論議が相当議論されているはずです」と、
苦笑まじりで改憲論議がストップしていることを歎いていたのを映像で伝えた。

           5月4日 大西 五郎

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微力だが、無力ではない・・を信じて。       まもる

2008年05月04日 11時37分23秒 | 国内政治・経済・社会問題
 戦後60回をこえる記念日。私の五歳から始まり刷り込まれた祝日である。
 護憲派前期高齢者としては、この日に何か行動せねば落ち着かぬ。
 そこで、私を育みとりあえずは平和の中でこの年を迎えさせてくれた憲法、とりわけ9条に感謝と敬意をはらい、その意義を伝えようと昨年より「あなたは、憲法9条、守る?変える?」のテーマで道行く人にシール投票をしてもらい、みなさんに9条についての関心を少しでも高めてもらう運動に参加した。

 まず今年の、「鶴舞公園」での投票の様子と結果を報告しよう。
 10時から一時間実施した。園内の公会堂では若者向けのアニメの催が連休中あって若者が続々と来るが、ほとんど無視され、その上暑すぎて人出は少なく投票数が少なく昨年を大きく下回わり極めて残念。
 しかし投票者の中でも、特に年配者のほとんどは、戦争の嫌悪から9条護持のシールを貼ってくれた。

投票結果   守る・・148人  変える・・6人  分からない・・14人   計 168人
            88%       3%          8%

 新聞 報道は中日と朝日が前日の中区での実施の様子を3日の朝刊市民版に載せてくれ勇気付けられた。

 全国八十数か所での結果は

投票結果   守る18666人 変える1,991人 分からない2,375人 計 23,032人
            81%       9%          10%

 汗を拭き、足を引きずりながらの運動であったが、たまに吹く緑風とスポーツドリンクが心地よかった。

 今年もまた 「微力だが、無力ではない。」の時を過ごせた・・感謝。


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中年日本の改憲症候群   落石

2008年05月04日 10時25分35秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
3日の憲法フェスティバルで、香山リカさんの講演を聞きました。
バブル崩壊後の日本を精神分析した話でした。
かなり私なりに、誤解をしていますが、簡単に紹介します。

   


発病の発端は、1990年後半のバブル崩壊。
右肩上がりの成長は止って、人間でいえば、中年にさしかかった。
そして、いわゆる中年の危機がやってきた。
そのひとつが改憲症候群。
この症候群、今は潜伏しているが、また発症する可能性も。


人は、他人の不幸は「かわいそうに」とは思っても、ひとごと。
そう思って心の安定を得、毎日を過ごしている。
これは健康な証拠。
しかし、バブル崩壊後、阪神大震災、オウム事件と、
どうも他人事ではすまされないことが続き、不安になる。
この不安が、中年の危機の発症の始まり。
でも、私は神戸に住んでいないから、などと、
言い訳を見つけて、心の安定を保ってきた。
そこに追い討ちをかけるように、長い不況からリストラの嵐。
我が身を守ることに、心が集中、他人のことを思いやる余裕をなくす。
不安はますます強まる。症状の悪化。

正しい処方箋は、不安の原因をシッカリとみつめて対処すること。
しかし不安にかられると、そんな心の余裕はなくなる。
まして個人にはあっても、国民全体の精神科医はいない。
人々は、心の安定のために、不安はないことにしようとする。
あるいは、不安の原因を他人に押し付けて安心しようとする。
北朝鮮や中国が、あんな風だからイケナイ。
これを正せば不安は解消する。
しかし、少し冷静に考えれば、不安とは直接、因果関係のないことは分かる。
だが、不安に駆られると、そう思い込んでしまう。

    

危機に陥った時、人は思い切ったことをして、生活を変えようと考える。
個人の場合、転職や離婚を考える。

政治は二流でも経済は一流といわれた日本。
しかし中国などの追い上げによって、経済大国日本は過去の夢に。
国内の不況対策も、既得権益を守ろうとする勢力の抵抗など、
国の指導者はさまざまな手を打ったが、うまく行かない。
打つ手がなくなって、登場したのが転職ならぬ、改憲。
これさえ実行すれば、すべては上手く行くのでは?

改憲は以前から自民党の基本政策。
しかし、バブル崩壊後に、国民の多くが改憲に心惹かれたのは、
じつは不安からの一時的な逃避ではなかったのか?
(改憲したら、不安の原因は解消されるのだろうか?冷静に考えれば
そこには、なんの因果関係もない。)

経済大国というよりどころを失った中年日本の精神的な危機。
そこに現れた一つの症状が改憲症候群ではなかったのか?

では護憲の方は不安の正体を正しく見ていたのか?
同じ様に不安から逃れるために護憲の旗をあげたのではないか?
(これは、かなり急所をついた痛い指摘だと思いました。)

   

現在、改憲症候群は、一時、弱まっている。
これは、不安を抱いた前期・後期高齢者が、
ちょっとブレーキをかけたような感じ。

中年の危機に陥った人が転職を考えるようになった時、
精神科医は、時間稼ぎをする。
ある程度、時間がたつと、なぜ転職など考えたのか?と冷静に。
今は、激しい症状が一時的に治まっただけ。
またぶり返す可能性も高い。
次は改憲ではなく、もっと違った目標が現れる可能性も。

改憲、護憲を問わず、いま、本当に必要なことは不安の正体をまっすぐに見ること。
右肩あがりの経済成長は終り、少子高齢化社会へ。
日本は、中年から初老への変化の時期の真っ只中。
老人の知恵の出番も充分ありそうです。

   

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嬉しい、週間閲覧数 4,823面!  文科系

2008年05月04日 05時56分42秒 | Weblog
またまた、嬉しいことが起こった!

昨日の閲覧数は、実に2,050画面。こうして、goo本部がはじき出した昨日まで日~土の週間集計で、アクセス847人、閲覧画面数は実に4,823である。アクセス数週間記録は948とか947(07年8月)とかがあるが、閲覧画面数は過去最高の3,871(07年7月8~14日)を軽く超えた。

1日と2日に「カテゴリーの改善」を行い、「このブログのフル利用法」を書いた結果として、何人かの人々がカテゴリーのいくつかを丹念に読んでくださったと思われるのである。カテゴリー改善にともなう画面数増も見込まれはするが、それだけではとうてい、こんな数にはならない。そのことは、各カテゴリーに仕分けされた画面数を見ても分かることだ。

僕は思う。一期一会ではないが、カテゴリーを丹念に読んでくださった方々との何か「縁」のようなものを。こういう、地縁血縁が崩れてしまって、人の結びつきもビジネスライクなもの以外は少なくなった「たった1度の人生が、人として何か寂しい時代」に、この何か一種ここで「繋がっている」という感じは嬉しい。もっとも今まででも、毎日百人の人々がここの決して短くはない文章を読んでくださっていることも嬉しかったのであるが。例えば、07年7月30日には1日216人アクセスという数字もある。

僕はこの15年ほど同人誌活動をやってきた。二つのそれに関わった時期もある。アマチュアたちがアマチュアらしく、自分に本当に大事なことだけを選んで一生懸命に書いても、「年1冊の晴れ舞台?」を読んでくださる方は多分、多くて50人。商業主義「文化?」、書籍の「自分の内面よりも読者迎合を重視した『商業文章』いわゆる『』売文」ではないからでもあるのだが、それだけに何の迎合もなく自分の地を出してこれだけの人々とここでつながれるというのが嬉しいのである。いや、「みんなが懸命に、『大切な地』を出している」と読まれるからこそ、これだけの方と繋がれるのではなかったか。

今後、こういう『地』でもっと広く9条、政治も語りたいし、本来の政治とはそういったものでなければならないのだとも、僕は考えてきた。貧困、困窮、不幸といった何か、生活のネガティブな1面もしくはその1部からだけ、狭く政治を語ってきたような人々が多過ぎたのではないか。そういう人生の一面に応えることだけが「真の生き甲斐、幸福」だといったような「思想」さえ感じたこともある。それが間違っていると、このブログの「実践」がなにか示してくれたような、そんな気さえしている。そう、政治は、なにか「困窮打開」のようなもののためにだけ存在するのではなく、人間の文化全般自身を視野に置き、そういったものに仕えるべきものなのではないか。

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日本海の孤島の環境汚染        まもる

2008年05月04日 00時27分09秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
★私のごく親しい人から渡り鳥の楽園であり、日本で数少ない渡りの中継地の様子がメールで送られてきたので紹介したい。


舳倉島紀行           草女

 能登半島輪島沖50kにある周囲約5Kの絶海の孤島。日本有数の渡り鳥の寄留地として知られ、バードウオッチャーにとっては夢の島である。これまでに約300種類の野鳥が記録されている。しかしこの島への道程は遠い。
 漁船を少し大きくしたくらいの定期船「ニューへぐら」は、1日1往復しているが、波が荒いと出ないうえ、出航してもかなり揺れる。
 骨身を惜しまぬリーダーがいて、一昨年に続いて二回目の22名のバードウォッチのツアーが実現した。4月22日からの3泊4日のツアーである。
 上陸して目についたのはツルニチニチソウの群落とかカジイチゴの白い花。
 前回も4月23・24日と同じ時期の二日間の滞在であったが、カジイチゴは花を付けていなかったし、桜と菜の花以外の花は見ていない。
 島を歩くとツルニチニチソウ以外にイモカタバミ、ナガミヒナゲシが侵入して咲いていた。また海岸を歩くともうハマエンドウ、ハマハザオが咲いている。
 こうした二年間の変化に戸惑いながら気温の温暖化や海岸にある無数の漂着物
から環境汚染を肌身で感じて心配になった。
 帰りの船で、北国新聞を読んでいた仲間が、近々、舳倉島・七ツ島(舳倉へ行く途中の無人島群でウミネコ等の繁殖地)の大規模な調査が始まるという記事を見せてくれた。
 この新聞社が主催して大気汚染、温暖化の影響を探る自然環境調査団を結成し実施するとのこと。
 調査のみでは改善されるわけではないが、まず事実を知ることが第一段階であろう。専門チームが随時渡島し、大気や漂着物の実態、動植物・昆虫・海中生物の生息状況などを二年間にわたって調べるという。
 今回久しぶりに見た島の様子に危惧を感じていたので、少しほっとした。
 
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憲法記念日のすごしかた? まもる

2008年05月03日 00時37分47秒 | 国内政治・経済・社会問題
前期護憲老人としては、明日の憲法記念日をいかに過ごすべきか考えた。
 
 まず深夜NHKの「憲法誕生」の番組を見て襟を正し明日に備えよう?

 午前中は、鶴舞公園で「あなたは、憲法9条を 守りますか? 変えますか?」のテーマで9条についての世論調査をする。方法はシールをボードに貼って意思表明をしてもらう。そしてこのシール式全国投票に参加してくれた人々に理由を聞き取る。とりわけ若者と改憲論者にしっかり聞く。
 去年も同じテーマ、同じ場所でシール投票をしたが「守る」が79㌫ 「変える」が11㌫だったが、今年は? 結果は明日のブログに。

そして午後は、ずーと読んでいなかった憲法問題の新書でも読みたいと思うのだが。

 夜、遅かったので昼寝をしそうだ。・・・まあ頑張ろう。

★写真は「株と短歌と思索」のブログより
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朝鮮日報より   落石

2008年05月02日 20時08分28秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
葬儀場でクレジットカードを使って香典の決済をし、
焼香に来ることができない場合にはインターネットで
香典を送ることができるシステムが、韓国で初めて導入される。


 延世医療院は1日、拡張移転オープンしたソウル新村の延世葬義場で、
霊安室ごとに設置した無人端末機を使いクレジットカードで香典を決済したり、
外部から葬儀場のホームページにアクセスしクレジットカードで
香典を送ることができるシステムの運用を始めると発表した。
このシステムを利用すれば、喪主は霊安室にあるコンピューターを通じ
リアルタイムで香典の受付状況を確認することができる。

    






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このブログに、嬉しいことが!  文科系

2008年05月02日 19時29分24秒 | Weblog
とても嬉しいことがあった。このブログのことで。

昨日のアクセス数132はちょっと多い程度だが、閲覧画面589は凄く多い。この閲覧数が1週間続くと仮定すれば、4,123面。この数は僕が知る過去最大の週間閲覧数3,871(07年8月8~14日)を軽く更新してしまう。なぜこんなに増えたかは明らかなのである。

昨日のブログ管理人さんの投稿「投稿者の方は、カテゴリーに分類をお願いします」と、僕の投稿「このブログ画面のフル利用法」の二つの結果だと思われる。この二つの投稿にアクセスされた方々がいろいろな画面を開いてみられたようだ。いろんな画面を読まれたことでもあろう。そういうことなのである。

そこで僕も、管理人さんのご助言に従って、次のことを本日やってみた。自分の過去投稿をカテゴリー欄に分類する作業を。他の人々もどうもやられたらしい。スポーツ欄には過去の50投稿が分類されて入り、文化一般31、憲法問題13、書評12などと、急に問題別所収過去投稿が増えている。

ここで僕はたった一つ、他人の投稿を文化欄に入れさせていただいたことを、あえて申し上げたい。
千里眼さんの「カムイ・ミンタラを歩く」(07年7月10日投稿)である。この美しくてオシャレな随筆、紀行文は僕にとって投稿者・千里眼さんの遺作のようになってしまったからだ。お顔も知らぬ千里眼さんだが、彼の書く物に親しみを持っていた。
ちなみに、「カムイ・ミンタラを歩く」が掲載されたこの7月10日はアクセス105人なのに閲覧数が実に1073であった。そしてこの日を含む週8~14日の閲覧数が過去最高と先述した3871なのである。
参院選挙、アジアカップ、第1回昭和区平和美術展、さらには「日本主義論争」の大詰めも重なって、賑やかなときだった。

こんなことを思い出しつつ、「このブログは貴重な物だ」と1人思っていたものである。数のない「民主主義の実践」は主観的にすぎる無力、無能。「数」は大事にしたい。かといって、数のために自分を崩すのでもなく、「自分を出して、人とも結びつく」と、そんな風に。

コメントが増えることを望んでいる。「聞いて聞いて」ばかりでは、本当に不作法!
「聞いて」という人は、「聞いたよ。こう思った」も書かなければいけない。そうでないと「偉そう」である。民主主義者ではない。
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NHKスペシャル「日本国憲法 誕生」の再放送・・見てください   まもる

2008年05月02日 18時03分14秒 | 国内政治・経済・社会問題
以前に放送されて大きな反響のあった、憲法誕生秘話です。是非観てください。
深夜でちょつと辛いですが。

NHKスペシャル「日本国憲法 誕生」が、再再放送されます。

5月2日(金)深夜【3日午前】0時55分~2時10分 NHKスペシャルアンコール「日本国憲法 誕生」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これを見ると明日がツライ・・・うううむむむ
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投稿者の方は、カテゴリーに分類をお願いします。  ブログ管理者

2008年05月01日 21時19分42秒 | Weblog
 文科系さんから、このブログの利用法、記事検索法などについてご意見がありました。
 管理人として補足説明とお願いをしたいと思います。

 ①このブログには「カテゴリーの分類」機能があります。
  投稿の際、タイトルの次の「カテゴリー」の▼をクリックして、該当するカテ ゴリーを決めてください。そうして頂くと投稿記事がカテゴリーに分類され、ブ ログ画面右側のカテゴリー欄に加算記録れます。

  これをしていただくと記事検索の場合、カテゴリー別にまとめて関係記事を見 ることが出来ます。とりあえず、最近の60稿ほどを分類しておきました。使い 具合を試してください。

  分類はカテゴリーを見て適当に決めてください。お手数ですがよろしくお願い します。

 ②もう一つ、ブログ画面右側の「ブックマーク」を利用していただくと、関係ブログやホームページに簡単にアクセスできます。利用ください。
 
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なぜガソリンは再び値上げになったのか?   落石

2008年05月01日 16時02分01秒 | 国内政治・経済・社会問題
こんなに簡単にガソリンが再値上げされたのは
なぜでしょうか?
あんなに理不尽だと思っていたのに。

どなたか教えて下さい。


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このブログ画面のフル利用法  文科系

2008年05月01日 08時33分45秒 | Weblog
ちょっと思いついて標記のことを書きます。念のために、この画面の「フル利用法」を。動機はこんなふうでした。

昨日の訪問者は99人。それらの方々が画面を替えて当ブログの510面を見ていかれました。1人5面以上を観て行かれたということです。この5面、最近では非常に多い数字です。そして思ったことでした。
僕の昨日の投稿に23日の拙稿への言及があります。23日の続きを僕が書いているようなものだったからです。きっと、多くの方々が、23日の分も読んでくださったのだろうと思い、嬉しくなりました。

ところで、ひょっとして、23日分をも読みたいと思って読めなかった方もいらっしゃるのではないかと思ったのです。よって以下に、ここの「フル利用法」を書いてみます。

1 過去の画面は全てみられます。やりかたは
 画面右上の年月をクリックすると、上のカレンダー月が替わります。そのなかの日にちどれかをクリックすると、その日の投稿が出ます。5つあれば5つとも。

2 ある投稿へのコメント数が投稿の下に書いてありますが、この数字をクリックするとこの全コメントが出てきて、これらがすべて読めます。投稿名自身をクリックしてもその投稿とその全コメントの画面が出てきます。

3 このブログはコメントだけでなく、投稿も全ての人ができます。GOO・IDとパスワードとが必要なのですが、それらは全てここに書いてあるからです。

4 上記1~3を併用すれば、過去の全ての画面に投稿ないしはコメントが可能ということです。自衛隊、太平洋戦争、南京虐殺、満州事変、イラク戦争などなど、このブログには、九条関連のほぼ全ての論点がこれまで出てきていますので、それらをもとにして新たに論議を起こすことも可能ということです。1年前のある投稿についてコメントを書いても、現在のコメント目次の筆頭に掲げられるはずですから。

以上よろしく。なにかあったら、質問でもしてください。
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