九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

「民主化革命」という侵略② リビアの場合  文科系

2015年10月18日 09時17分49秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 前回15日の①に引き続いて、堤未果著『政府は必ず嘘をつくーアメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること』の内容紹介です。


1 「アラブの春」、孫崎享(うける)の解説

 アメリカウオッチャー堤未果のこの著作「政府は必ず嘘をつく」にも、元外務省国際情報局長・孫崎享の分析、談話が出てくるから面白い。彼による「アラブの春」の解説はこんなふうだ。

『元外務官僚で「日米同盟の正体」の著者でもある孫崎享氏は、〈アラブの春〉の背後にいたアメリカの存在についてこう語る。
「日本の報道を見ているだけでは決してわかりませんが、市民運動という形で他国の政権を転覆させる手法は、すでに米国の外交政策のひとつとして過去何度も使われています。今回は、それにSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)という新技術が加わったから目立ったに過ぎません」
 今回〈アラブの春〉を成功に導いたと言われる、世界最大のSNSである「フェイスブック」は、アメリカの企業だ。孫崎氏はまた、アメリカが事前にアラブの若者を招き、フェイスブックやツイッターなどのSNSの技術指導をした事実にも言及する。
「ロシアの反プーチンデモも、米国が関与している可能性が高いでしょう」』(109ページ)

2 リビア、カダフィ殺害の場合

『2011年10月、リビアのカダフィ大佐が殺害されたニュースを聞いた時、何とも言えない違和感を覚えた。同年5月に報道された、米国特殊部隊によるウサマ・ビンラディン殺害と重なったからだ。両方ともハーグ国際刑事裁判所で裁かれる代わりに、拘束直後に殺害され、真相は闇に葬られている。
NATO軍は3月に「カダフィ大佐の反政府軍に対する容赦なき弾圧から人民を救うために、あらゆる措置を容認する」という国連安保理決議を受け、以来2万回以上の出撃と8000回近い爆撃を行った。これはどう考えても、不自然な決定だった。国際社会は強権的な政権であっても、自治国家に軍事介入することを許していない。中国やロシアやブラジルはNATOの「無差別攻撃」は安保理決議の枠を越えていると批判したが、爆撃はそのまま続けられた』

『大家族の食料費は固定相場、全てのローンは無利子でガソリンは格安。農業を始めたい国民には土地、家、家畜、種子まで全て国が無料で支給、薬剤師になりたい場合も必要経費は無料だ。42年前、カダフィが権力の座につく前に10%以下だった識字率は、今は90%を越えている。これらの政策を可能にしていたのは、アフリカ最大の埋蔵量を誇る石油資源だった』

『リビアは144トンもの金を保有していました。カダフィはその金を原資に、ドルやユーロに対抗するアフリカとアラブの統一通貨・ディナの発行を計画していたのです。そこにIMFや世界銀行の介入から自由になる〈アフリカ通貨基金〉と〈アフリカ中央銀行〉の創設も含まれていました。
 統一通貨であるディナが実現すれば、アラブとアフリカは統合される。だが、石油取引の決済がドルからディナに代われば、基軸通貨であるドルやユーロの大暴落は避けられないだろう。これについて、フランスのサルコジ大統領もまた、リビアを「人類の金融安全保障への脅威」と叫び、危機感をあらわにしていた』

(以上の2は109~122ページから抜粋)

(続く)
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中央日報より らくせき(愛知・藤川政人を落とそう)   

2015年10月17日 09時12分27秒 | Weblog
米国を公式訪問中の朴槿恵(パク・クネ)大統領は15日(現地時間)、韓日中首脳会談に関連して「安倍首相との首脳会談を、これを機に開催することができると考えている」とし、初めての韓日首脳会談開催の可能性に言及した。

朴大統領は同日午後、ワシントンD.C.に位置する米戦略国際問題研究所(CSIS)で演説した後に行われた質疑応答で、韓日首脳会談に対する展望に対する質問に「3国首脳会談が3年ぶりに韓国があっ旋して11月初旬に開かれる予定」と述べた。

朴大統領は「韓国側のこのような努力は北東アジアの平和のためにも必ず必要」とし「また、これを通じて2国間の関係改善にもつなげられるのではないか期待を寄せている」と説明した。

ただ、朴大統領は「この会談が開かれることになった時、これを機に両国間に未来志向的な変化や発展があってこそ意味ある会談になると思う」とし「慰安婦問題に対する進展があるならば」という前提付きで「意味ある首脳会談になるのではないかと考える」と述べた。

(最期の段が、NHKのニュースとは肝心の点のニュアンスが違うようです。どちらが本当なんでしょう?)


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「よたよたランナーの手記」(138) 年寄り頭脳は、波が大きい!  文科系

2015年10月16日 11時35分24秒 | スポーツ

 3日の30分2回が、9キロ。4日が9・1キロ。そして6日には久しぶりに90分走って12・3キロで、絶好調から、8日には急転直下の8.3キロ。この8日は、疲れたと感じながら走っていたから随分落として走ったのだが、案の定9日に熱が出た。風邪を引いていたらしい。暫く休止である。早く治して早く走れるようにと、その後は寝てばかりいた。そのおかげか、ラン再開は、14日。戸外を45分、歩き、また、走った。多分5キロちょっとだろう。

 そして、15日にはジムへ。初めこわごわ走ったのだが、そんなに衰えていないと分かって、調子を上げていく。結局、30分×2回が、3・9キロの4・4キロ、ホクホクで帰ってきた。本当にほっとした

 ところで、この間に思ったこと。年寄りの頭脳には好不調の波があるとよーく知ってはいたが、今回ほどこれを感じたのは僕として初めてのことだった。8日に走って以来、走らない日々が重なっていく。すると、頭脳が呆けていくことありありなのである。風邪の間も毎日ギターを弾いているから、このことが本当によく分かった。いつもの箇所、いつもの練習が全く上手く行かない。悪戦苦闘が深まって行くばかりだった。
 それが、どうだ。14日にちょっと歩いた次の朝には、この一週間無かった調子なのである。なによりもギターを弾きたいという意欲そのものが急に増えて、パフォーマンスも急に上がった。病気の時とは見違えるように、ギター演奏が急に楽しくなったのは、当然のこと。

 やっぱり脳が身体中で一番酸素を喰らう器官なのである。全身の血管も含めて、酸素吸収能力の高低がそのまま頭脳の働きに直結するということなのだろうか。本当に、怖いほどだと感じたものだ。
 それにしても、風邪を引きすぎる。医者と相談しても異常なしというけれど、どうしたものだろう。
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朝鮮日報より  らくせき 愛知・藤川正人を落とそう

2015年10月16日 09時47分43秒 | Weblog
韓米首脳会談前の14日午後。外信記者たちが集まったナショナル・プレス・ビルでは両国首脳がどのような話を交わすかについて、米国務省の記者会見が行われた。マーク・リッパート駐韓米国大使とホワイトハウスのアジア担当責任者も出席した。記者会見では韓米同盟が強固であることや今後の発展方向が説明され、両国は新たな地平を共に切り開いていけると述べられた。


 記者たちの質問の時間に移ると、日本のテレビ局の記者たちが手を挙げた。彼らは「韓中関係について質問したい」「米国は朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が(北京で)閲兵式に出席し、中国人民解放軍(PLA)の軍事パレードを見たことに代表される韓中関係の発展に満足しているか」と質問した。別の日本人記者は「米国は韓中日3カ国の関係改善を口にするが、新たな確執関係が生じた」として、最近中国が韓国などと協力して旧日本軍が強制動員した慰安婦関連資料を国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産に登録するため協力することにしたことを問題視した。その上で、「米国はこれに対してどれくらい心配しているのか」とまで質問した。さらに別の日本人記者は「(中国の軍事パレードで)習近平中国国家主席とプーチン露大統領の間に朴大統領が立っている場面はかなり象徴的ではなかったか」「韓国は米国の利益に反する行動をしたのではないか」と質問を浴びせた。


 ワシントンのある外交筋は「日本は何かを思い立ったようだ。報道機関まで一つになって韓米関係に何か問題があるかのように見せようと必死になっている様子が随所に見られる」と言った。


 この日だけでなく、国務省の記者会見で日本人記者たちは機会さえあれば韓米関係を疎遠にさせるような意図がうかがえる質問を次々と繰り出している。ワシントンD.C.の各所で開催されるセミナーでも同様のことが相次いでいる。


 米国家安全保障会議(NSC)のダニエル・クリテンブリンク・アジア上級部長は、日本人記者たちの執拗(しつよう)な質問に「韓中関係と韓米関係はゼロサム(zero-sum)ではない」と答えた。韓中間の関係発展が韓米の同盟関係を弱体化させることはないという意味だ。質問が相次ぐと、同上級部長は「同じ答えを繰り返すことになるが…」とまで言った。日本人記者たちが痛ましく思えた。
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南京大虐殺、箇条書きのまとめ   文科系

2015年10月15日 14時53分11秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
 改めて、ユネスコ登録をめぐる南京大虐殺の日中当事者論争に関わって、まとめを書いておく。

①死者は日本4~20万、中国30万で、すっと論争が続いてきた。

②人数が確定できない多くの理由があった。
・当時中国の戸籍法が不備だった。
・日本側が、初めから、そしてその後8年の占領下において、資料をすべて隠蔽、もみ消した。
・以下②③が関わって来るので、資料隠蔽には極めて敏感になっていた。国内的戦意高揚のためにも、悪事を隠蔽するだけではなく、「美化する」のが、戦争の常道である。「大本営発表」とは、そういうものであった。これは、1940年代生まれまでの日本人なら、皆よーく知っていることである。
・中国の戸籍法不備を軍部は初めから良く認識していて「それゆえ、捕虜を殺しても問題にならない」と、兵士に事前教育まで行っていた。この事前教育資料を暴き出した歴史学者は、陸士第55期、中国大陸歴戦の中隊長・藤原彰元陸軍大尉である。(僕が「アジア・太平洋戦争」に関わってたびたび引用してきた吉田裕は、この藤原彰の弟子であると、最近知った。詳しくは、岩波新書「シリーズ日本近現代史」第10巻152~153頁参照)

③なお、南京大虐殺が起こった状況は以下の通りである。
・満州事変以降、これに引き続く上海事変も太平洋戦争も、いずれも違法戦争で、帝国政権はその確信犯であった。
・上海事変は3か月続いた「第一次世界大戦ベルダン要塞攻防戦以来の大激戦」(中国軍事顧問だったドイツ軍人の発言)で、中国側は19万人が死んだと言われている。この敗残兵が上海の揚子江上流・首都南京に潰走したのを日本兵が追撃して起こったのが、南京包囲戦、大虐殺である。
・南京は10数メートルの分厚い城壁都市。背後は揚子江。これを囲んだ日本軍。1937年12月12~13日にかけて城外への逃走を命令し、遂行しようとした「国民党城兵15万+上海からの敗走兵」を殺すのは容易なことであった。大量死者の写真も色々なところに、多く残っている。そもそも、中国を征服しようと決意して始めたこの戦争である。今後の大陸南下戦争のためにも南京城壁包囲の時点で城兵全滅を期していたのは間違いないところだ。可能な限り秘密裏に殺したのだろうが、以降7年間日本占領下が続いたならば、資料を消すことは容易だったろう。

④そもそも、満州事変・上海事変は完全な違法戦争。満州事変は、国際連盟が違法との決議(リットン調査団の資料による)を反対1で決定し、日本が国連を脱退した事件である。以降がすべて、違法の確信犯ということだ。こういう中でその後起こったことについて、南京の死者の数だけをあれこれと論い、今も行動している日本政府の気が知れない。常識的外交センスさえ世界から疑われかねない。
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「民主化革命」という侵略①  文科系

2015年10月15日 13時31分58秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 現在アメリカ・ウオッチャーとして次々と本を書いている堤未果。アメリカのニューヨーク市立大学で修士号を取得。アムネスティ・インタナショナルや、9・11の時には米国野村證券を経て、ジャーナリストになった人。その人が書いた『政府は必ず嘘をつく アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること』(角川新書)から、「アラブの春」といわれたものの虚飾を暴いた部分を中心に4~5回ほどに分けて連載紹介したいと思います。

 第1回目は、標記の「やり方」の総論と、シリアの現下大混乱の源を辿った部分です。今のロシアの「イスラム国」?爆撃などに見られる攻勢は、まさに標記のことをよく知っているからという、同じ穴の狢。

1 『「民主化革命」という侵略』その原理
『アメリカによる〈民主主義〉を装った新しいタイプの侵略手法を研究する、オーストラリア出身の作家マイケル・パーカーは、レーガン政権下のアメリカで、国務省と諜報機関が多くの慈善団体やNGOに何億ドルもの予算を投じた事実を指摘する。
 1980年代以降、米国は非協力的な外国の政権を不安定化し転覆させるために、従来のような軍事力ではなく「人道主義・民主主義」というソフトパッケージに包まれた手法を採用しているという。
 まず、ターゲットになった政府や指導者を、CNNやBBC率いる国際メディアが「人権や民主主義を侵害している」として繰り返し非難する。そして、水面下で米国が支援し、時には訓練した市民団体がツイッターやフェイスブックを通じて人を集め、反政府運動を起こすのだ。
 彼らは暴力的な行動で政府を挑発し、国際メディアがそれを「独裁者に弾圧される市民」というわかりやすい図に当てはめてイメージを広げていく。無防備な市民を救うという理由でNATO軍の武力介入が正当化され、最終的にターゲットになった政権は「民主革命」という崇高な目的のために、内部から自然に崩壊したことにされるという仕組みだ』(104~5頁)


2シリア騒乱の場合
『「シリアの反政府運動を煽っているのは、アルジャジーラ、アル・アラビヤ、BBCアラブ、フランス24などの欧米メディアです。暴力を起こしているのは武装勢力と騒乱分子であり、一般の国民ではありません。リビアの時と同じパターンです」
 ロンドンのIT会社に勤務するシリア人、イサム・アリー・カトゥラミーズは、シリアで起きている反政府デモと、リビアの政権転覆の共通性を指摘する。(中略)
「いったい反政府軍とは誰なのか? どこまでが本当に民衆の反乱なのか?(中略) 西側メディアやアルジャジーラは、以前からシリア内の反政府勢力に対し、政府側が強権的な弾圧を行い数千人の死者が出ていると言って騒いでいますが、高性能の武器を使い武力行動をする武装グループに対し、通常の政府なら鎮圧を行います。〈平和的なデモを血祭りに上げる政府〉というフレーズを訳知り顔で言うジャーナリストは、まず現地を直接取材するべきでしょう。しかも、その武器を供給しているのは他国なのです」』
『2011年4月19日、ワシントンポスト紙にシリアの反政府デモに関するスクープが掲載された。米国務省が2006年以降、総額6000万ドル規模の資金援助をシリアの反政府グループに対して行っていたという、「ウィキリークス」から出た公電内容だ。』

 なお、反政府勢力デモ映像には、こんな工作もあるそうです。政府機関を装って、「職に就いていない母親には8000円あげるから、この時間この場所に来るように」とフェイスブックで流す。実際にはお金はもらえず、何が何だか分からないうちに解散ということなのですが、「平和な中年女性反政府デモ(または集会、の映像)」の出来上がりということなのでしょう。そんなデモ、集会写真をよく見ると、けっこう偽物もあるみたいだそうです。

(以上、123~128頁にかけて)

(続く)
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ハリルジャパン(31) 今夜イラン戦  文科系

2015年10月13日 17時01分37秒 | スポーツ
 今夜、イラン戦。その楽しみは、格別だ。力が落ちた日本がアジア最高位をイランに譲って、その1,2位の対決ということだから。しかも相手は、日本に通じているケイロス監督。確か、名古屋グランパスの監督をしていたポルトガル人だったか? ファーガソン・マンUのコーチもしてたっけ?

ハリルが先発を半分代えると語っているが、その大変難しいメンバーはこう予想する。次の要素を考えてのことだ。
①1対1に一歩も引かない。
②その上で、組織的プレスが厳しくチームとしてボールが奪えることに貢献できる選手。
③距離感を持ってグラウンダーパスを回し合い、抜け出し得点を狙えること。そういうパサーと受け手。

 キーパーは西川。左からDF陣は長友、森重、吉田、塩谷。ボランチが長谷部と柴崎。2列目が清武、香川、本田で、トップが岡崎と、僕は読んだ。
そして、フランス語でデュエルという①がない選手は前半から替えられるだろう。同じく、組織的プレスで浮いている選手もそうなろう。練習マッチなのだから、どんどんそうしたらよいと思う。とすると、プレスが甘い国内組は、攻撃で余程の煌めきを見せなければ圧倒的に不利になるはずだ。
 例えば今評判の高得点高アシスト・南野だが、ハリルの評価はかなり低い。①②が弱いリーグ、選手と見られているからだ。柴崎も宇佐美も同じで、この3人などは余程激しいプレスを見せなければ、先発にはほど遠い。

 勝って欲しいと思う。小回りが利きかつ激しい岡崎流のプレスから敵にどんどん圧力をかけ、ハイプレスでボールを次々と奪い尽くして、それを電光石火のカウンターに転じさせて。そして、ブラジル以降の沈滞を覆すようなゲームをして欲しい。そういう新たな先発が1人でもよいから現れることを期待したい。清武、柴崎、米倉、塩谷辺りに期待している。このうち1人でも、凄いプレスを見せてくれないかなー。

 特に柴崎には、変身したと言えるほどのデュエルを期待したい。研究熱心で、改善力も凄まじい彼のこと、もう何回か、海外組のプレーを目にしたことでもあるし、案外自チームとは全く違ったプレーを今夜見せてくれそうな気がするのである。彼には、ヒデや岡崎と通じるものを感ずるから。ヒデが代表の顔になったのは、97年の20歳の時。岡崎は、09年の23歳だったかな。柴崎も確か、23歳・・・。賢い努力家は、10代から正しく、遠大な目標を描いて周到に努力し続け、それが開花して急に化ける時があるのだ。それも、若い内にだけ可能なことのようである。その同じ事を今で言えば「国内組突然変異」山口にも感したのだが、現在25歳。化けられるのはまず、23歳まで。
 今夜の僕は、柴崎と岡崎とを見ているだろう。
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らくせきさん記事の紹介、「世界記憶遺産、日本の身勝手」  文科系

2015年10月13日 14時18分51秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
『 朝鮮日報より (らくせき)  2015-10-13 10:06:11

日本が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約(世界遺産条約)を批准したのは1992年だ。この条約が発効したのは75年のことだから、かなり遅かった。韓国は88年、中国は85年と、日本より先に批准した。日本は分担金をどれだけ支払うかについても、ユネスコと駆け引きをして決定が遅れた。遅刻してきた日本だが、米国に次ぐ多くの基金をこれまで支払っている。金を出した分だけのことはしてもらおうという腹積もりなのだろうか。その後の日本の欲は並外れていた。


 批准の翌年、一度に4件の世界遺産を登録したのを皮切りに、これまで19件の登録に成功している。アジアでは「人類文明の発祥の地」中国・インドに次いで3番目に多い。日本ほどユネスコ世界遺産をPR用に利用している国も珍しいだろう。閉山して人けのない「石見銀山」を世界遺産に登録し、屈指の観光地にしたのが8年前のことだ。その時に自信が付いたのか、韓国人にとっては強制労働の恨(ハン=晴らせない無念の思い)が宿る廃鉱まで、今年登録リストに追加した。おかげで観光客は数倍に増えたという。


 政治的利用度で言うと、1996年に登録された世界遺産「原爆ドーム」をしのぐ遺産はない。米国の原爆投下で骨組みだけ残った広島の中心地にある象徴的な建物だ。登録当時、米国は「被害だけを強調し、加害は忘れようとしている」と批判した。日本は「平和の象徴」と言って押し通し、米国は積極的には反対しなかった。平和と共存を重視する国連の精神を尊重したからだ。


 世界遺産による日本の「被害国アピール」はこれで終わりではない。今月8日にユネスコ世界記憶遺産になった「舞鶴への生還」記録は第二次世界大戦時にシベリアに連行された日本人の抑留手記570点を指す。この中には民間人もいたが、主に中国を侵略してソ連軍に捕虜として連行された日本軍兵士たちだ。登録に成功した日本は万歳と叫んだが、ロシアは不愉快だっただろう。それでもロシアはおくびにも出さなかった。国連の精神がそうだからだ。


 同じ日、中国の「南京虐殺」の資料も世界記憶遺産になった。日中戦争当時、旧日本軍が南京で犯した蛮行とその惨状を記録した中国側の資料だ。すると、日本政府は顔色を変えた。資料に含まれている犠牲者数を問題視し、「極めて遺憾」と過敏に反応した。さらに、菅義偉官房長官は「(ユネスコの)今の制度そのものを変える必要がある」として、ユネスコに対する日本の拠出金の削減や停止を検討する考えを示した。自民党からは「ユネスコ分担金を白紙化する」という発言まで出たという。カネをちょっと出しているばかりに、世界を下に見ているようだ。安倍政権の傍若無人ぶりは感じていたが、これほどまでに品格がなくなっていたとは思いも寄らなかった。』


 らくせきさん本日のコメントが極めて価値の高い貴重なものなので、文科系がエントリーとして紹介させて頂きました。実に説得力のある記事内容だと考えます。この判断力に比べて、日本政府の上に解説された行動「原理」は、なんたる恥知らずな傲岸不遜。アメリカと連んでいる内にこういう態度まで身につけてしまったのでしょう。アメリカの国連安保理決議に対するここ数十年の拒否権発動回数は、他国全部を合わせたよりも多いのではないでしょうか。
 僕はこんな日米には、こう言いたいほどの気持ちですね。それほど他国を見下すなら、国連から出たらよい。そして、日米の世界遺産など全部外してしまえばよい。もっとも実際にそういうわけにはいきませんが。
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日本の品格を貶める外交  文科系

2015年10月13日 00時14分37秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
 中国提出の南京大虐殺資料がユネスコ世界記憶遺産に登録されて、日本政府が抗議しています。死者数が不確定という抗議内容なのでしょう。
 何と情けない外交でしょうか。中国側は死者30万人と算定し、連合国戦後裁判では20万人とあり、最近の日中両国歴史学者合同検討会における日本学者たちさえが、4~20万人と(無責任な数ですが)確認しています。日本政府にやる気があれば出来たはずのこととして、臨戦兵士たちの聞き取り調査さえやっていないのです。歴代政府に調査をする気もなかったということでしょう。
 これで「死者数不確定」、抗議って、無責任を通り越して恥知らずとさえ思います。自分らが宣戦布告もなく、仕掛けた戦争なのですから。上海決戦を「第1次大戦のヴェルダン攻防戦に匹敵する苛酷な闘い」と評したのは、中国の上海要塞作りや防御訓練等に関わったドイツ軍将校たちでした。この苛烈な上海事変の一か月ほど後にこれの延長として起こったのが、南京包囲戦でした。日本兵士たちも、さぞかし鬼に変じていたことでしょう。
 南京事件6年前の満州事変でさえ、国際連盟で違法戦争と決議されています。反対1国という圧倒的多数ですから、上海・南京の戦争もそうなること確実だったもの。国際連盟を飛び出したから免れただけのことです。

 ちょっと前には、こんなこともありました。
 2014年1月、伊藤博文暗殺の現地・ハルピンに中国が記念館を開館して韓国が謝意を表した問題で、菅官房長官が「テロリストに対してなんたることか!」と抗議の意見を表明しました。
 当時の「法律」から見たら当然テロリストでしょうし、今の法でも為政者殺しは当然そうなるでしょう。ただ、安倍政権側に全く欠落した観点を一つ書いてみます。

 日本は、独立国であった朝鮮を明治維新以来40年かかって占領しました。この40年の日本は、朝鮮に対して不法な侵略行為、暴力行為を何度も重ねています。1875年の江華島事件に始まって、帝国初の大軍隊平時駐留は早くも1882年に朝鮮に対して行われたのですし、日清戦争も朝鮮併合問題に絡んで起こっています。そして、この暗殺事件は1910年の正式併合の1年前09年に初代朝鮮総統に対して行われました。こういう歴史的諸事実を前にして、これに対するに「当時は植民地は許されていた!」とか「どんな法でもやはり法なのであって、当時は有効!」とだけ語るのでなければ、「テロリスト」との論理は成り立たないだろうと、これが僕の論拠です。
 すると、次に起こるはずのこの理解はどうでしょうか。ならば、「向こうは『愛国者』で、こちらは『テロリスト』と言い続けるしかないのである」。こういう理解にも賛成しかねます。
 今が民主主義の世界になっているのですから、やはり植民地は悪いことだったのです。「その時代時代の法定主義」観点という形式論理思考だけというのならいざ知らず、現代世界の道義から理解する観点がどうでもよいことだとはならないはずですから。「テロリスト」という言い方は、こういう現代的道義(的観点)を全く欠落させていると言いたいのです。当時の法で当時のことを解釈してだけ相手国に対するとは、言ってみるならば今なお相手を植民地のように扱うことにならざるをえないはずだと、どうして気づかないのでしょうか。
 
 今回のユネスコへの抗議と、ハルピン安重根記念館への抗議とこの二つは、1国民としてとても恥ずかしいことだと感じました。自らの大暴力を知らぬフリして、居丈高に開き直っているとさえ感じたものです。
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南京大虐殺 ある証言   文科系

2015年10月12日 02時11分09秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
 08年に常連投稿者・へそ曲がりさんが以下のエントリーをされている。その後「胃がん闘病記」をここに書かれつつ、亡くなられた貴重なお方だった。そのエントリー自身と、そこに登場する標記の方の体験談自身の一部とを以下にご紹介したい。以下に分かるように、東京高等裁判所の言わばお墨付きがある話と言えるのである。

『 夏 淑琴さん 東京高裁でも勝訴  へそ曲がり 2008年05月31日 | 歴史・戦争責任・戦争体験など

 夏 淑琴さん東京高裁でも勝訴(週刊金曜日 5/30)

 南京大虐殺の被害者・夏 淑琴さん(79歳)が書籍『「南京虐殺」の徹底検証』の中でニセ被害者扱いされたのは不当として、著者の東中野修道氏(亜細亜大学教授)と出版社の展転社を提訴していた事件で、東京高裁(柳田幸三裁判長)は21日、原告・被告双方の控訴を棄却した。
 夏さんは1,500万円の損害賠償などを求めており、東京地裁は昨年11月2日、名誉棄損と名誉感情侵害を認め、翻訳版も含めて計400万円(弁護士費用含む)の支払いを被告らに命じていた。
 1937年12月、南京城内の夏さん宅に旧日本軍が押し入り、家族9人のうち7人が殺害され、当時8歳だった夏さんも重傷を負った。母と2人の姉は輪かんされたうえの殺害だった。夏さんは80年代以降、この被害・目撃体験を証言するようになった。
 高裁審理で、被告らは新たな主張をし始めた。①夏さんの家族の遺体をマギー牧師が撮影したとされる16ミリフィルムがあるが、日本軍入城前に撮影されたもので捏造だ、②マギー牧師によるフィルム解説文もあるが、同氏による創作文だ、③夏さん一家は中国軍に殺害された。
 しかし高裁判決は、被告・東中野氏による一審陳述書で「フィルム解説文は、マギー牧師の創作話(中略)などとは全く述べていなかった」とし、被告らの主張を切り捨てた。
 原告側の渡辺春己弁護士は「東中野氏は書籍の中で、マギーフィルムとその解説文を前提にして、それを都合よく解釈(誤訳)することで、夏さんをニセ被害者扱いにした。一審でもその流れに沿って主張していた。控訴審での主張は、苦し紛れのねつ造としか思えない」と批判した。
 夏さんは、「とても嬉しいです」「東中野氏本人に会い、私のことをなぜ偽の承認と言ったのか、それを聞きたい」などとコメントを発表した。
 南京大虐殺否定派のウソにまみれた醜悪が、ますます露わになってきたようだ。』

 さて、この夏淑琴さんの体験談を昨日読んだ。早乙女勝元著「南京からの手紙」(草の根出版会)から、以下抜粋する。当時の南京日本軍の荒んだ状況などもよく分かるだろう。3か月続いた上海攻防戦に敗れて首都南京目指して揚子江沿いを潰走する中国軍を我先にと追撃した日本軍。その直後に起こった事件が南京大虐殺であった。

『日本軍が南京を侵略した十二月十三日のことをお話ししなければなりません。私たちは当時、新路口というところに住んでいて、私は七歳でした。一家は、九人家族で、父は労働者でした。(中略)日本軍は、南京市内に入ると、至るところで、かたっぱしから虐殺を始めました。ええ、中国人と見れば殺さずにはおかないといわんばかりにです。その日本軍があっというまに私たちの家にも押しよせてきました。
 十三日の昼近くだった、とおぼえています。(中略)日本軍をはじめに見たのは、隣のおじさんでした。おじさんは驚いて、日本語がわからずあたふたしているうちに撃たれて倒れ、それから、私の父も! 父は、その場で、日本軍の一発で殺されてしまったのです。そばにいた母は、赤んぼうを抱いていましたが、妹と一緒に殺されてしまいました。私は、父が血を噴いてあおむけにのけぞって倒れたとたんに、家のなかへかけこんだのです。(中略)
 家にかけこんだ私は、たいへんだ、たいへんだと、祖父母に中庭での出来事を伝えました。おじいさんとおばあさんはあわてて、私たち四人姉妹を、家の奥の一間に隠れるようにいいました。それは、祖父母の部屋で、右の奥まったところにベッドがあり、左の壁に食卓用の机がありました。私たち四人は、かたまってベッドにもぐり、頭からふとんをすっぽりと。けれど、四人ももぐりこんだふとんが、日本兵に見つからぬはずはありません。まもなく日本軍の革靴の音とざわめきとが、どやどやと聞こえはじめたとたんに、パーンと銃声一発。入口のところにいたおじいさんが、問答無用とばかりに殺されたのです。そして、おばあさんは・・・・。』
 後は要約します。ご自分は銃剣で四箇所刺されたが生きのび、気がついた時には、十五歳と十二歳の姉が殺されていたそうです。上の姉は机の上、下の姉はベッドの上に、あおむけで下半身がむき出しだったとのことでした。
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南京大虐殺30万人の根拠  文科系

2015年10月11日 17時20分11秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
 中国提出の南京大虐殺資料がユネスコ世界記憶遺産に登録されて、日本政府が抗議しています。このことについて少々。

 早乙女勝元氏が1989年に出版した「南京からの手紙」(草の根出版会)というルポルタージュが手元にありました。現地見学や聞き取りを、当時の多くの写真なども入れてルポにしたものです。そこに30万人説の根拠が載っていますので、改めて紹介してみます。これが中国政府の公式見解に近いものだろうと見てのことです。こういう数字を色々戦い合わせることによってきちんとした資料ができあがっていくのだと思います。

 以下の推定死者数の語り手は、南京大学歴史系副教授(当時)の高興祖さん。
『当時1937年の南京市の人口は、国民政府調べで、約百万(正確には百一万九千人)。南京陥落後、政府とともに西へ避難した者約二十万人、いちはやく他の都市へ避難した者二十万人余。そして日本軍の虐殺後、南京に残留していた者二十万人余。これに市外から逃げてきた難民と南京を撤退しおくれた中国軍兵士あわせて十万人近くを加えると、合計七十万人。「それ故、前述百万人から、これらの人々を加減した残りの人々が、皆日本軍の虐殺されたことになり、三十万人が日本軍に虐殺されたのは疑うべくもないのである」』
 
 なお、この本には、重傷を負いながら生き残った女性2人、男性2人などの体験証言が載っていました。当時の南京市街や日本軍の一般的行動の有様がよく分かります。


 なお、日中学者が集まった検討会での日本側の結論はこうです。死者は、20万人から4万人まで。この数字自身が非常に無責任極まりないように僕には思えますが、皆さんいかがでしょうか。特に強調したいのはこれです。日本の方は政府、軍部両方の証言とか、資料等は残していないも同然と、このことは非常にはっきりしています。当時の中国は戸籍が非常にイー加減だったことを良いことにしてのように。上海・南京戦の前に日本軍が兵に対してわざわざこんな教育をしていたほどです。
『なお、33年に陸軍歩兵学校が頒布した「対支那軍戦闘法の研究」には、こういう一文があるという事実も付記しておきたい。わざわざ、兵にこう教えていたのである。
「支那人は戸籍法完全ならざるのみならず、特に兵員は浮浪者」が多いので、「仮にこれを殺害又は他の地方に放つも世間的に問題となること無し」と書かれていた(藤原彰『餓死した英霊たち)。(同上書)』(当ブログ15年9月30日拙稿より抜粋)


 またなお、この問題での当ブログ論争はずっと続いてきており、例えばこんなものも紹介したいです。『夏淑琴さん 東京高裁でも勝訴  へそ曲がり 2008年05月31日』。この夏淑琴さんは、上記早乙女さんルポにおける体験取材聞き取り人4人の内の一人にも入っています。
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記憶遺産?    らくせき  愛知・藤川正人を落とそう

2015年10月11日 10時20分16秒 | Weblog
国連教育科学文化機関(ユネスコ)は9日午後(日本時間10日未明)、重要な歴史文書などを認定する世界記憶遺産に、中国が申請した旧日本軍による「南京大虐殺」に関する資料を登録したと発表した。中国による従軍慰安婦に関する資料の登録申請は却下した。一方、日本が申請した第二次大戦後のシベリア抑留者の引き揚げ記録「舞鶴への生還」と京都市の東寺に伝わる国宝「東寺百合文書(とうじひゃくごうもんじょ)」は登録が決まった。

日本政府は抗議。中国が反論。・・・

まさに外交戦が始まった感がします。でも日本政府は形勢がよくないようです。
どうも中国の方が一枚上手ですね。



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朝鮮日報より  らくせき 愛知・藤川正人を落とそう

2015年10月10日 09時31分23秒 | Weblog

日本が過去への回帰を図っている中、日本の対外侵略を阻止する「日本国憲法第9条」にノーベル平和賞を受賞させようとする動きが起こっている。憲法第9条の中核になっているのは「日本の戦力保有禁止」と「国家交戦権を認めないこと」だ。


 翰林聖心大学(江原道春川市)のユン・ジェソン教授(61)は昨年7月に安倍政権の閣議決定を見て、この運動を決心した。自衛隊創設60周年を迎えるにあたり、安倍政権は「集団的自衛権行使は憲法上、許容される」との見解を示したのだ。ユン教授はその後、日本の憲法第9条にノーベル平和賞を受賞させようという「3000人署名運動」を開始し、約4500人が賛同した。韓完相(ハン・ワンサン)元副首相と権哲賢(クォン・チョルヒョン)元駐日韓国大使が出席する中、春川市内で「北東アジア平和共存フォーラム」を行い、1カ月後にはドイツでも同じ内容のフォーラムを開催しました。ドイツのフォーラムでは日本側参加者が「侵略戦争に対する謝罪」をし、韓国側は「平和憲法にノーベル賞を」と訴えるパフォーマンスをした。


 ユン教授はこうした市民運動を始めた理由について、「日本の右傾化は中国をけん制しようとする米国の必要性も関係しているため、韓国政府が真正面から反対するだけでは困難な点がある。海洋勢力と大陸勢力が確執状況に陥った時、韓半島(朝鮮半島)に大きな不幸があった。不安定な情勢では平和はもちろん、南北統一も不可能だからだ」と説明した。


 また、ユン教授は「日本の憲法に関しては韓国と日本に複数の団体があるが、政治的解決には限界がある」とも言った。日本には「九条の会」「憲法9条にノーベル平和賞を」などの団体が、韓国には李富栄(イ・ブヨン)元国会議員らが参加する「50人委員会」などの団体がある。


 今年5月に春川市内の山泉虹教会には「平和の泉」という小さな署名のためのスペースが作られ、各界各層の約4500人が署名した。ユン教授は「来年には米ニューヨークでも署名運動を展開し、ノルウェー・ノーベル委員会に推薦書を送る予定だ」と語った。

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ハリルジャパン(30)シリア戦  文科系

2015年10月09日 00時46分43秒 | スポーツ
 8日のワールドカップ予選シリア戦は、3対0で勝って、グループ首位に立った。このゲームは、僕には何か分かりにくいものだったが、まーこんなところか。

 0対0で終わった前半が特に分かりにくかったのだが、終わった後から考えてみればシリアがボール際に大変よく走って組織的守備が固かったということだろう。日本も無理をせず、守備を固めて後半勝負ということだったのかも知れない。

 最初の得点は、後半の8分に、岡崎が取ったPKを本田が決めた。この時の岡崎は、味方陣地からの長谷部の長いパスに見事に、悠々と抜け出して相手ゴールに迫り、後ろから追いかけてきた相手DFの反則を誘ったものである。
 25分には、香川が相手ゴールに向かって左からポール際へとドリブルで抜けだし、そのショートパスにゴール正面の混戦で岡崎が軽く合わせた。
 3点目はやはり左側へ走り込んだ本田が出したパスに宇佐美が合わせた。
 いずれにしても、後半の相手が相当に疲れていて走って振り切ることが出来ていたから、前半からのパス回しが効いてきたということなのだろう。こういう勝負が日本のやり方と言えるが、前半1点取られていたらヤバイ勝負になるという日本のいつもの欠点が無かったとは言えない。これぐらいの相手に前半で得点しなければ今後が不安だという、そんな感じもした。

 でも、まーグループ首位。ほっとしたものだ。

 僕の贔屓の岡崎は、2得点に絡んだ。日本の得点術はこれでよいのである。岡崎は、走り出しが早いから抜け出せるし、敵ゴール前混戦でボールをもらえば位置取りがよいから何とかしてくれると、そこらあたりが彼の真骨頂。前にもここで述べたように「日本の得点術=岡崎」で良いのだ。定型得点、公式があるチームは強いのであって、分かっていても止められないということ。岡崎はおまけに、何回でもダッシュできる、走り直せるという類い希な能力を持っているし。
「日本歴代ナンバー1点取り屋」と言われるのは伊達ではないのである。
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<ものみやぐら>    2015.10.7 代表委員 大西 五郎

2015年10月08日 18時57分08秒 | Weblog
やっぱり今度の改造でも“お友達内閣”   新閣僚9人中7人が右翼議員連盟所属


 安倍首相は7日に内閣改造を行い、新しい顔ぶれの内閣を発足させました。新内閣では9人が留任し、初入閣は9人、再任が1人でした。
 これまでの安倍内閣は“お友達内閣”と云われ、安倍首相と親しい右翼的な政治スタンスの人物が大臣に選ばれてきましたが、今度の改造でも新らしく閣僚になった人たちは創生「日本」、日本会議議員懇談会、神道政治連盟国会議員懇談会など右翼的団体の会員が9人中7人が選ばれました。

 その顔ぶれと所属団体・議員連盟を見てみます。創生「日本」は「創生」、日本会議国会議員懇談会は「日本」、神道政治連盟国会議員懇談会は「神道」、日本の前途と歴史教育を考える会は「教育」と表示します。

 まず改造の目玉と云われる丸川珠代氏(日本も核武装を検討し始めるべきだと主張している)から

丸川 珠代(環 境 相) 「創生」事務局次長、「神道」会員
加藤 勝信(一億総活躍相) 「創生」事務局長、「日本」会員、「神道」会員
岩城 光英(法 務 相) 「神道」会員
馳   浩(文部科学相) 「日本教職員組合問題究明議員連盟」会員
森山  浩(農林水産相) 「創生」会員、「神道」会員
高木  毅(復 興 相) 「創生」副幹事長、「神道」会員
河野 太郎(国家公安相) 「神道」会員
島尻安伊子(沖縄北方相)  
石井 啓一(国土交通相) ※公明党
 再任の1人
林  幹雄(経済産業相) 「日本」会員、「神道」会員

 留任組では
麻生 太郎(副 総 理) 「日本」名誉顧問、「神道」名誉顧問
高市 早苗(総 務 相) 「日本」副会長、「教育」幹事長代理、「神道」会員
岸田 文雄(外 務 相) 「日本」会員、「神道」会員、「教育」会員
塩崎 恭久(厚生労働相) 「日本」副会長、「神道」会員
中谷  元(国 防 相) 「日本」副会長、「神道」会員
菅  義偉(官房長官)  「創生」副会長、「日本」副会長、「神道」会員
甘利  明(経済再生相) 「日本」会員、「神道」会員
石破  茂(地方創生相) 「日本」副会長、「神道」会員
遠藤 利明(五輪担当相) 「神道」会員
新内閣の19人の閣僚のうち、17人が右翼的政治団体・議員連盟に所属しているのです。
  

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