Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

政治家は名詞のサ変動詞化がきらい?

2005-08-29 09:35:46 | 新音律
選挙間近なので政治家がテレビでしゃべったりどなったりしている.政治家のしゃべりの特徴のひとつは,名詞をサ行変格動詞として使わないことである.

名詞と「する」をつなげて動詞としてつかうことができる.たとえば,「散歩する」「賛成する」など.政治家はこれを「散歩をする」「賛成をする」などという.演説にはある種のテンポがあって,「を」がないと間がぬけるのかもしれない.
くわえて,「を」を入れた方が重々しい.
逆に「ゲットする」「アップする」などのように,日本語の名詞ではなく外来語をサ変化するとミーハーな感じである.もっとも日本語でも,行為をあらわす名詞はよいが,状態をあらわす名詞をサ変化するとおかしい.「就寝する」はよいが「睡眠する」はへんだ.ても「支持する」は状態でも ok だな.わからなくなってきた.

政治家が名詞のサ変動詞化がきらいなのは,与党・野党,女性・男性に限らないようである.
これはビゴー描くところの,明治時代の壮士の演説.当時も「反対せよ」ではなく「反対をせよ」と言っていたのだろうか.
コメント (2)
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