Sixteen Tones

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乃井探偵社は今日も倫理観ゼロ

2025-02-15 15:30:17 | 読書
安萬純一「乃井探偵社は今日も倫理観ゼロ」論創社 (論創ノベルス 2024/6)
ひさびさにエンタメ小説を図書館で借用.
この出版社の翻訳ミステリはよく読むが,オリジナルは初めて.このシリーズは 2022 発足とのこと.
カバーは冒頭に現れる競技パルクールのイメージ写真.

Amazon の紹介*****鮎川哲也賞受賞作家の最新作! 「警察より先に犯人を探して」 ――娘を殺された母から乃井探偵社に依頼が入る。 高額な成功報酬と引き換えに女探偵3人は危険な調査を引き受ける。 探偵の真下初音には無謀な依頼を成し遂げたい理由があった。 報酬代わりに所長の乃井冬子から自分の出自を聞くのだ。 事情を察する滝上ゆかり。3人の周囲に出没する公安刑事。 すべての謎が絡み合うとき、初音に命の危機が訪れる――。 スリルとサスペンスに満ちた連続殺人、その衝撃のラスト!*****

「倫理観ゼロ」を標榜し,確かに捜査のためなら警官を脅したり法律に違反したりはするが,想定の範囲.アンチヒーロー (ならぬアンチヒロイン) というほどではない.
女3人の探偵社のいちばん歳下 初音が事実上のヒロイン.運動神経抜群で格闘技の天才.彼女の出生の秘密と生い立ちが,メインの無差別殺人 ? の犯人探しにからむ.犯人の動機がもっともらしい.
一気読みしてしまった.

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