
「教音」とは地元大学の大学院教育学研究科音楽文化教育学講座のこと,らしい.
管弦楽・吹奏楽・合唱の3ステージ.
管弦楽
- O.ニコライ作曲 「ウィンザーの陽気な女房達より 序曲」
- 同上より 「アリア 急いでこちらへ」
- R.ワーグナー作曲 「舞台神聖祝典劇 パルジファル 序曲」
-G.ヴェルディ作曲 「ナブッコ 序曲」
吹奏楽
- P.ウィリアムズ作曲 S.ネスティコ編曲 「コンサートバンドとジャズアンサンブルの為のラプソディー」
- ヤン・ヴァン=デル=ロースト作曲 「モンタニアールの詩」
合唱
-高野喜久雄作詞 高田三郎作曲 「水のいのち」
吹奏楽の 2 曲は現代的.写真の 100 人編成の吹奏楽は (毎年やっているのかもしれないが,ボク的には) 初体験.すぐ前の管弦楽に比べると音圧がデシベル単位で変わったように思えた.前にも書いたことだが,むかしむかしの学生時代,#&bとN響との共演というのを見に行ったことがある.20人くらいのジャズバンドが100人くらいのオーケストラを圧倒するのを目の当たりにして,ジャズに帰依してしまったのだった.
この日のお目当ては「コンサートバンドとジャズアンサンブルの為のラプソディー」.16 トンは実は S. ネスティコの方だけ,カウント・ベイシー・オーケストラのための作曲家/編曲者として名前を聞いている.
ドラムセットがなかったのが不満.
配布されたパンフでは微妙な表現だったが,途中のソロパートには全楽器に譜面があったのだろうか?
演奏会を通じて曲によってメンバーが入れ替わり,管弦楽ではコンマスも交代.ジャズ研の知った顔を追跡したら,管弦楽ではチェロを弾いていたが,吹奏楽 1 曲目ではピアノソロでスポットライトを浴び (これは比喩的表現),次の曲ではまんなかあたりで何か管楽器を吹いていた.合唱にも出たらしい.
また「コンサート...ラプソディ」では,同じビブラフォンにソロパートと合奏とで,交代で別な奏者.
たくさんの学生にいろいろやらせるのが「教育」というものなんだろう.
正直言って,ワーグナーではちょっと眠くなり,「モンタニアールの詩」は長いなぁと感じたが,おおむね満足した.帰りはバスが混んでなかなか乗れなかった.