Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

自民党議員の気色悪い集団自衛 / 集団的自衛権

2014-07-01 08:01:24 | エトセト等
いささか旧聞.
都議会の数人の自民党議員によるセクハラ野次問題では,まず自民党の議員たちに箝口令がしかれた.テレビではおばちゃん議員が「私はトイレ休憩だったので知りません」としらばくれていた.
その後あまりの評判の悪さに,議員たちが集まって談合の結果,鈴木章浩氏が名乗り出て謝罪することを落としドコロと決めた.これで幕引きらしい.
鈴木氏は尖閣に泳ぎ渡った経歴が自慢.「自分ではありません.野次はよくありません.野次った奴は辞任ですね」という趣旨の発言もあったので嘘つきとされ,
  愛国者 一皮むけば 卑怯者
という川柳もあらわれた.

「産めないのか」など,もっと悪質な野次をとばした残りの議員たちは無事逃げおおせた.
世間的常識的評価では「卑怯者」かもしれないが,命拾いした議員たちと,これを取り巻く東京都自民党ムラの議員たちにとっては,その犠牲的精神により,鈴木氏は「おとこのなかのおとこ」になったんだろう.もっと実質的な見返りが約束されているのかもしれないが,知る由もない.
自民党の一種の「集団的自衛本能」が発揮された結果である.

政党の中でも,自民党の集団的自衛本能は凄い.民主党員に政党意識が欠如していたのと対照的である.その結果,自民党の議員たちは一枚岩であり,いざとなると議員個人の個性も知性も麻痺するらしい.

自民党国会議員たちの,憲法の集団的自衛権に対する態度も同じである.内部では公明党並みの動きがあって然るべきと思うが,この問題にはお一人を除き全員が安部化して結束している.50% 強の反対世論に対する自衛本能のなせる技?
国民から見ればまったく困ったことだ.

都道府県レベルでは長野・岐阜両県議会がいずれも6月に慎重審議を求める意見書を可決.6/30 夜のNHKニュースによれば市町村議会では192が反対ないし慎重な対応を求める意見書を可決したという.田舎では良識健在である.

東京都議会は駄目だけど.
平和を標榜している広島県議会も駄目だけど.
コメント (2)
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