Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

特集「ジャズ・ヴィブラフォン」 on ジャズ批評227 → この雑誌の今昔

2022-04-29 09:52:02 | ジャズ
狭い範囲でだが,ネットで話題になっているこの No.227 2022/5 月号を Amazon で買った.目次は CATFISH RECORDS に紹介されている.

実は前世紀末を最後にジャズ批評を買ったことがなかった.というわけで,No105 2000/4 月号を探し出して比べてみた.特集はマイナー楽器という点ではヴァイブといい勝負のジャズ・オルガンである.



薄くなったなぁ.
昔は季刊だったのが,隔月刊になり,縦組みだったのが横組みになっている.

今回のビブラフォン特集は 100 ページ強.ジャズ・オルガンは250 ページを占めていた.登場する奏者は 120 人対 400 人.紹介はヴァイブが一律1ページに2人に対し,オルガンではひとりだったり2人だったり,有名どころはひとりで2ページ.
同じ1ページ2人の場合も,オルガンでは活字の量が多い !  字を読まなくなったのか !!

表紙の和田誠さんも亡くなってしまった.

2冊を比べると,日本文化の変質・凋落が実感できるようだ.今,この雑誌がオルガンを特集しても 100 ページだが,20 年前だったらヴィブラフォン特集も 250 ページの重厚なものになっていただろう.

しかし,この厳しい現実のもとでの,特集「ジャズ・ヴィブラフォン」の実現を関係者に感謝したい.ここには今世紀に活躍を始めた新人プレイヤーたちも登場している.久しぶりに伊佐津さんの文章に触れることができたし... 
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