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欲しいと思っていた,みすず書房版 (1998) をネットで 4000 円で購入.ちなみに出版時の定価は 8000 円だった.
見開きに串田孫一の署名と印.若い時は彼の長い寝言のような文章を読むのは時間の無駄のように思った.それが今では時間を持て余している.署名をありがたく拝んで,文章を拝読しよう.
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1961-62 年に週刊朝日に連載されたときの原寸復刻.全 61 葉.これがぼくの辻まこと初体験だったのだ.
ここではデザインという意識が希薄だった時代に,2色ずりを意識した挿画 (下の「三角の袋」には濃いオリーブ色が使われている),その挿画をごろんと配置したり文章のあいだにちりばめたり.
名前の書き方が つじマコトだったり,辻一だったり,連載中にくるくる変わるのがおかしい.
始めは見開き2ページを全部使っていたのが,途中から左に縦長の広告が入るようになる.この復刻版では白く残してあるが,どうせなら広告ごと復刻してくれればよかったのに,辻は広告の図柄とのバランスなんか考えただろうか.
最終回で串田が辻を「先輩」と立ているが,じじつ辻が2歳年上.テーマは季節の移ろいに従っている.ついでに本には何月何日と日付も入れてくれればよかったのに...
見開きに串田孫一の署名と印.若い時は彼の長い寝言のような文章を読むのは時間の無駄のように思った.それが今では時間を持て余している.署名をありがたく拝んで,文章を拝読しよう.
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1961-62 年に週刊朝日に連載されたときの原寸復刻.全 61 葉.これがぼくの辻まこと初体験だったのだ.
ここではデザインという意識が希薄だった時代に,2色ずりを意識した挿画 (下の「三角の袋」には濃いオリーブ色が使われている),その挿画をごろんと配置したり文章のあいだにちりばめたり.
名前の書き方が つじマコトだったり,辻一だったり,連載中にくるくる変わるのがおかしい.
始めは見開き2ページを全部使っていたのが,途中から左に縦長の広告が入るようになる.この復刻版では白く残してあるが,どうせなら広告ごと復刻してくれればよかったのに,辻は広告の図柄とのバランスなんか考えただろうか.
最終回で串田が辻を「先輩」と立ているが,じじつ辻が2歳年上.テーマは季節の移ろいに従っている.ついでに本には何月何日と日付も入れてくれればよかったのに...
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