Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

文学界11月号特集 JAZZ x 文学 etc

2020-10-27 09:09:30 | ジャズ
JAZZ もブンガクも嫌いではないので買ってみたが,期待外れ.

表紙に大活字で書いてあるうち,村上はどこかで読んだようなこと.
筒井は,なんだこれ.創作というよりエッセイだ.
表紙ではふたまわり小さい活字の山中ほうは確かに創作小説らしいが,何が言いたいのかよくわからない.
対談は他に3本だが,中では岸 x 山中が面白かった.ぼく的にはジャズを「演る」ことを話題にして欲しいのだ.
表紙では紹介されていない「ジャズ喫茶店主が選ぶこの一枚と一冊」.中野ロンパーチッチさんが異色.

でも,この雑誌・この号では総力特集以外のページが面白そう.

以下はとりとめのない話.
この号「ジャズと私」の中で山田詠美がニカ夫人がジャズ・ミュージシャンたちに「願いごとを3つあげるとしたら?」と質問して本にまとめたことに触れていた.このときのマイルスの答えはたったひとつ「白人になることだ!」.

自分の小学校低学年時代は被占領時代であって,学校で先生に大きくなったら何になりたいか? と聞かれ,「アメリカ人になりたい!」と言った子がいたことを覚えている.アメリカ人 = 白くて大きくて,芝生の中のきれいな家に住んでいる (アメリカンハイツのこと),好きなだけチョコレートが 食べられる人,というイメージだった.
今では笑い話? いえいえ,核兵器禁止条約への対応は,植民地根性が70年経ってもしっかり根付いていることを示しています.


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