ひろしま美術館.好天の平日午後だったが,がら空き.部屋にひとりという状態もあった.でも秋分の日に予定されているトークショーは3週間前に定員に達したそうだ.
漫画,絵本,イラストの三部構成.漫画はガロでときどき,イラストは村上春樹本などで やはりときどきのぞいていたのだが,絵本はほとんど初体験.
絵本原画の展示には文字がないものがほとんどだ.絵だけ見ていくと,ガロ時代の実験漫画みたいに脈絡がない.しかし会場には出版された絵本も置いてあって,貸切り状態なので,比較しながら鑑賞することができた.
佐々木マキさんは男性か女性かも知らなかったが,会場の再生ビデオで,四角い顔をしたおじさんと認識した.ビデオを部屋に一人でみるのも,免許を落第したみたいで,寂しいものだった.
a-a-i-a-i と,母音 a, i だけから成るペンネームを考えたのだそうだ.
20 歳の時の <えのないえほんのためのえ> の復刻が欲しかった.しかし財布と相談の上,この復刻でも展覧会カタログでもなく,トップ右の
小原 央明 編集「佐々木マキ: アナーキーなナンセンス詩人 」らんぷの本,河出書房新社 (2013/10)
を購入.見本帳としてもこの本の方が展覧会より内容豊富だが,その見返りで字も絵も小さいのが難だ.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます