路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【HUNTER】:永田町が注目する「NHKから国民を守る党」と維新・足立議員のバトル

2019-05-30 23:55:50 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【HUNTER】:永田町が注目する「NHKから国民を守る党」と維新・足立議員のバトル

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER】:永田町が注目する「NHKから国民を守る党」と維新・足立議員のバトル 

 今、永田町で話題になっているのが政治団体「NHKから国民を守る党」(以下「N国」)の存在。4月に行われた統一地方選挙の後半戦で首都圏や関西を中心に47人を擁立し、26人も当選させたのだから当然だろう。NHK本社のある渋谷区でも区議会議員が誕生しており、現職13人から3倍増となる躍進ぶりだ。同党は、夏の参院選で国政進出を目指すという。
 そのN国と、こちらも何かと話題の日本維新の会・足立康史衆院議員との間にバトルが勃発し、関係者の注目を集めている。(右の画像は「NHKから国民を守る党」のHPより)

nhk.png

 ■躍進したN国

 N国の主張は、「NHKに金を払わない、受信料を払わない人を応援する」というわかりやすいもの。NHKの集金活動に悩む人に対して、「NHK撃退シール」なるものを配るといった活動も展開している。ワンイシューがうけたのか、反NHKの主張が共感を集めたのか、4月の統一地方選挙後半戦では同党の候補者が大量に当選。これまで黙殺してきた大手メディアも、報道せざるを得ない事態となった。

 首都圏を見ると、N国の候補者が当選して「日本維新の会」の候補者が落選している地域もあるほど。維新の会を離党して、N国に移動した議員もいたのだという。維新が強固な地盤を誇る大阪は別として、首都圏ではN国が確実に勢力を拡大している状況だ。

 ■バトル勃発
 こうした現状に危機感を持ったは、日本維新の会の足立康史衆院議員。5月14日の衆議院総務委員会で、「“NHKから国民を守る党”という、よくわかんないグループがですね、いま東京などの地方議会で議席を獲得しています」「国民に促して、『受信料を払うな』という運動をしている政治集団ですね。私はこれ、大変問題がある。違法行為を促すね、視聴者に違法行為を促すような活動をしているこのNHKから国民を守る党。これ総務省、どうとらえていますか?」と問題提起。さらに踏み込んで、「この集団は何もよくわかっていない国民に違法行為を促しています。これもうユーチューブに出てますから。私はNHKから国民を守る党から国民を守るためにね、しっかりとこの国会で広く国民のみなさまに支持されるような放送と通信の大融合時代を作っていくために、しっかりと働いていくことをお誓いをしたいと思います」と宣戦布告した。

 N国の支持者は一定数いるようで、足立氏のSNSには、「それだけNHKには不満を持ってる人が多いんだから、法律を何とかしろ」などと反論の投稿が次々に――。しかし、「炎上は意図的」と豪語するほどケンカ上手の足立氏は意に介さず、ツイッターでN国批判を続けている(下は、足立氏のツイッター投稿)。

NHK 足立.png

 足立氏とのバトルで益々注目を集めるN国だが、参院選の比例区に候補者を立てるには、比例と選挙区を合わせ10名以上の候補者を立てなければならない。そのために選挙区に7名、比例で立花氏を含め3名を立候補させるというのだが、選挙にはとにかくカネがかかる。

 比例区の供託金は1人600万円、選挙区は1人300万円かかる。最低でも3,900万円が必要になるが、N国は統一地方選挙で公認候補として立候補し当選した人に一定額を寄附させ、参院選の資金に充てるつもりのようだ。他人の選挙費用を貢がせる手法もどうかと思っていたら、案の定、その寄附の徴収を巡って内輪もめが起き、拒否した数名が除名されている。

 N国躍進の報道番組を見ていたある野党関係者は、ため息交じりにこうつぶやいた。
「安倍政権の批判では当選できないのに、NHKの悪口を言っただけで当選する地方議員がいるってことだよね。どうなってるのかな、この国は……」

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・社会 【社会ニュース】  2019年05月29日  07:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 
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【政界地獄耳】:自民と府民のこれから

2019-05-30 23:55:00 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【政界地獄耳】:自民と府民のこれから

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳】:自民と府民のこれから 

 ★大阪政界に地殻変動だ。先月の大阪の府知事と大阪市長のダブル選挙、衆議院大阪12区の補欠選挙などで敗北したことを受け、新たに就任した自民党大阪府連会長の衆院議員・渡嘉敷奈緒美は争点だった維新の会が推進する、いわゆる「大阪都構想」に対して「住民投票に賛成する。選挙結果が民意を示しており、政治家は民意が示されたら柔軟に対応することが必要だ」とした。

 ★この府連の会議でも一騒動あった。府連会長・左藤章が辞任するための新会長選任が渡嘉敷選出ありきだったようで密室の談合の批判が出た。府連関係者が言う。「渡嘉敷ありきがどうのというより、維新に敗北したという事実と、もうこれ以上官邸に逆らえないという複雑な空気が会議にあった。国会議員たちは官邸や首相・安倍晋三と何とか手打ちをしてうまくやっていきたいというムード。だが統一地方選挙でも苦戦を強いられ、維新にやられた自民党地方議員の気持ちはそう簡単には収まらないという雰囲気だった」。

 ★確かに大阪府連と官邸の関係は維新と官邸が蜜月で、府連の存在意義が問われることが続いた。そのため、首相が維新でなく自民党府連と共にあるという位置づけが希薄だったのも事実。大阪府連市町村議員連盟総務会長で貝塚市会議員・田中がくは会議での発言を自身のフェイスブックで「統一地方選の後半戦を戦っている我々に12区の補選で、安倍総理が来るからと動員のファクスがあった。ふざけてるのかと思いましたし、安倍総理が吉本に出るとこの会議に出席されている中に喜んでいた国会議員が居てましたが、選挙を戦っている仲間や党員の皆さんはかなり怒ってました。そんな時間があるなら、八尾市の市長選挙や同志の応援をするべきでは無かったのか、統一地方選挙、後半戦の結果は、多くの同志のバッチが無くなりました」と記している。民意に従ったのか忖度(そんたく)したのか。自民党の急務は府民の信頼回復だ。(K)※敬称略 

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2019年05月14日  08:53:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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