路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【安倍首相】:昭恵夫人に「ステイホーム」国会で“約束”

2020-05-01 08:11:30 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【安倍首相】:昭恵夫人に「ステイホーム」国会で“約束”

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【安倍首相】:昭恵夫人に「ステイホーム」国会で“約束”

 安倍晋三首相は28日の衆院予算委員会で、29日から本格スタートする大型連休期間中、昭恵夫人外出自粛全力尽くす考えを示した。夫人は新型コロナウイルス感染拡大が始まっていた先月、自由気ままな外出報道されたが、この連休は、緊急事態宣言発令下の「ステイホーム週間」だ。野党議員から、夫人外出自重してもらうよう異例要請を受けた首相は、を含めて「人との接触8割減」への協力を、あらためて呼びかけた。

衆院予算委でマスクを着け直す安倍首相(共同)             衆院予算委でマスクを着け直す安倍首相(共同)

安倍昭恵首相夫人(2017年3月8日撮影)

 ◇   ◇   ◇

 「総理はこの話をされるのがいちばん嫌だと思うが、総理が(外出した夫人を通じて新型ウイルスに)感染するようなことになれば、いちばん困る」。今年、国会で何度も昭恵夫人の「外出問題」について釈明を続けてきた首相。ついに夫人に対する「公開外出自粛要請」を受けるに至った。

 昭恵夫人をめぐっては、新型コロナウイルス特措法施行翌日の先月15日、大分県の神社を参拝していたことが週刊誌報道で発覚。首相は、事前把握していたとした上で「『3密(密閉、密集、密接)』にならないよう気をつけてと伝えた」と説明。しかし別の週刊誌も、夫人がアイドルらと写った「花見写真」を報じ、首相は「レストランで会合した際の記念撮影」と、苦しい釈明に追われた。

 国のトップが国民に外出自粛をお願いする一方、ファーストレディー外出を重ねる皮肉。首相は、国民民主党の渡辺周議員に「夫人に関する答弁は、大変苦しい。『3密』ではないから問題ないではなく、夫人がそういう行動を取れば総理説得力に、はてなマークがつく」と指摘された。「連休中は不要不急の外出を避けてほしいと総理が国民に訴える中、最も理解者であるご夫人があちこち行かれると説得力を持たなくなる。国民呼びかける以上は(夫人外出させないと)約束いただきたい」とまで、突っ込まれた

 これを受けて答弁に立った首相は「当然、私も私の妻も含めて、人との接触を8割減らすことに全力尽くさなければならない」と、連休中のステイホーム夫人に促すような決意表明。「国民皆様にも特にお願いしたい」と、加えた。

 首相が設定した緊急事態宣言は5月6日までだが、感染拡大する都市部などでは延長が避けられないとみられる。緊張感も長期化の様相の中、夫人行動首相アキレスけんとなり続けそうだ。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・新型コロナウイルスの感染拡大に伴う不安】  2020年04月28日  19:48:00  これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。

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【安倍首相】:GW外出自粛「妻も含めて全力尽くす」

2020-05-01 08:11:20 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【安倍首相】:GW外出自粛「妻も含めて全力尽くす」

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【安倍首相】:GW外出自粛「妻も含めて全力尽くす」

 安倍晋三首相は28日の衆院予算委員会で、大型連休中の昭恵夫人の「外出自粛」に、全力尽くす考えを示した。

 昭恵夫人をめぐっては今年3月、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた緊急事態宣言が発令される前ではあるものの、都内での「花見写真」撮影や、大分県の神社参拝をしていたなど、自由気ままな外出が報じられている。

衆院予算委で答弁する安倍首相(共同)           衆院予算委で答弁する安倍首相(共同)

安倍晋三首相(19年7月22日撮影)安倍晋三首相(19年7月22日撮影)

 首相は、国民民主党の渡辺周議員から「総理は、昭恵夫人の行動について国会で大変苦しい答弁をされている。行ったところが『3密』ではないから問題ないということではなく(夫人が)そういう行動を取ることで、総理言葉説得力に、はてなマークがつく」と指摘を受けた。「この連休中に不要不急の外出を避けてほしいと国民に訴える中、最も理解者であるご夫人があちこち行かれるような事態になると、総理必死訴え説得力を持たなくなる。国民に呼びかけている以上は、お約束いただきたい」と、連休中昭恵夫人外出させないように、としての努力を求められた。

 これに対し、首相は「当然、私の妻も含めて、人との接触を8割減らすということで(外出自粛に)全力を尽くさなければならない」と、決意表明。「国民の皆様にもゴールデンウイークは、特にお願いさせていただきたい」と、答えた。

 渡辺氏は「総理は、この話をされるのがいちばんイヤだと思うが、総理が(夫人を通じてウイルスに)感染されるようなことになると、いちばん困る」と説明。「(昭恵夫人には外出を)自重していただくよう、この場でお願いしたい」と、重ねて要請した。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・新型コロナウイルスの感染拡大に伴う不安】  2020年04月28日  13:46:00  これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。

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【安倍首相】:昭恵夫人をコントロール不能なわけ ◆コロナ下の花見と

2020-05-01 08:11:10 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【安倍首相】:昭恵夫人をコントロール不能なわけ ◆コロナ下の花見と布マスク配布で大炎上

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【安倍首相】:昭恵夫人をコントロール不能なわけ ◆コロナ下の花見と布マスク配布で大炎上

 新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言も秒読みとされる中、安倍晋三首相の場当たり的な対応と昭恵夫人の無自覚な振る舞いが炎上している。

 奔放な言動で知られる昭恵氏は、東京で行動自粛が叫ばれる中、3月下旬に都内のレストランで「花見宴会」に参加したことが発覚。安倍首相も4月1日に「布マスク1億枚配布」を突然表明し、「エイプリルフールだと思った」などと集中砲火を浴びている。

日本の最高権力者も奔放な夫人に振り回されている。写真は2019年11月にタイへ出発する安倍首相夫妻(写真:つのだよしお/アフロ)

 ◆ファーストレディとして適切な行動なのか

 後半戦に入った国会は、コロナ対策最優先で「挙国一致ムード」(自民党国対)も漂い始めており、与党内では首相夫妻に対する批判・炎上は一過性に終わるとの見方が多い。ただ、国民の不信が拡大すると、今後の安倍首相の政権運営への足かせとなることは避けられそうもない。

 昭恵氏のお花見騒ぎは、親しい有名芸能人ら10人以上の仲間との集合写真が3月26日にインターネット上で公開されたのが発端。2020年度予算の締めくくり質疑となった3月27日の参院予算委員会では、立憲民主党の杉尾秀哉氏が「昭恵夫人がグループで花見をしている写真が出回っている」と質した。

 これに対し、安倍首相は「都内のプライベートなスペース、レストランで会合を持った際に記念撮影を行ったものだ」と昭恵氏の会食参加は認めたうえで、「都が自粛を求めている公園での花見というような宴会という事実はない」と不快そうな表情で反論した。

 収まらない杉尾氏はさらに「レストランなら問題ないのか。ファーストレディの行動として適切なのか」と追及したが、安倍首相は「レストランに行ってはいけないのか。(シチュエーションなどを踏まえ)正確に発言してほしい」などと口をとがらせて言い返し、委員会室も騒然となった。ただ、追及劇自体は時間切れの尻切れトンボで終わった。

 3月28日の記者会見で、安倍首相は緊急事態宣言を出す「ぎりぎりの事態」と危機感を示しつつ、国民の行動自粛を訴えた。しかし、それを無視したかのような昭恵夫人の行動に、「夫の足を引っ張る夫人は、首相のアキレス腱だ」(自民党の閣僚経験者)などと非難する声が相次いだ。

 国会での口論シーンはテレビ中継されていなかったものの、ネット上に動画が公開されると一気に炎上。ツイッターでは「首相夫人がレストランで13人の『桜』宴会は駄目」「史上最悪な“ワーストレディ”では」との書き込みが相次いだ。

 ◆5000万世帯にマスク配布を表明

 4月1日に安倍首相も出席した参院決算委員会や、2日、3日の衆参本会議質疑はコロナを優先させて野党側の追及もなく、「騒ぎは一過性で終わり」(自民国対)との声も出た。

 しかも、安倍首相を追及した杉尾氏がフェイスブック上で、選挙区の長野県千曲市の「あんずの里」について「今がちょうど見頃です」「これまで見た中では最高でした」などと投稿していたことを夕刊紙が報じ、騒ぎの鎮静化につながった。

 そんな中、4月1日に開かれた政府のコロナウイルス対策本部で、「全国5000万余りの全世帯を対象に、1つの住所につき2枚ずつ、布マスクを配布する」との考えを表明した。約200億円とされる経費は2020年度の補正予算案に盛り込む方針だが、これも直ちに大炎上した。

 ネット上では、アベノミクスを揶揄した「アベノマスク」なるハッシュタグがトレンド1位となり、「使う税金をもっと重要な対策に回せ!」「国民をバカにするのもいい加減にしろ!」などという書き込みがあふれた。

 安倍首相は1日以降、自ら布マスクを着用しており、「布マスクは洗えば再利用できる」として自身の決断に自信をにじませた。

 布マスク配布案は首相側近の発案とされ、「国民の皆様の不安解消に少しでも資するため」(安倍首相)という狙いだったが、世界保健機関(WHO)は「(布マスクは)いかなる状況でもお勧めできない」との見解を示している。

 野党は「思いつきも甚だしい」(国民民主党幹部)などと噛みつき、自民党内からも「ポピュリズムの権化のような政策で、医療の整備に充てるほうがよっぽど有益だ」(石破派幹部)との指摘が相次いでいる。 

 ◆自殺した財務省職員夫人が訴訟を提起

 2月以来、マスク不足対策の司令塔を務める菅義偉官房長官は「店頭にマスクがないという声が多い」と強調。4月中旬の週以降に発送するとして「このシステムは北海道で実施済みで、その経験を生かして速やかに配布できる」とスピード感を訴えたが、口調や表情は精彩を欠いていた。

 昭恵氏絡みでは、森友学園をめぐる公文書改ざん問題で自殺した財務省近畿財務局職員の手記公表も改めて政権の火種となっている。同職員夫人が「改ざんに至る真相の解明と損害賠償」を求める訴訟を起こし、野党側も「第三者による再調査」を繰り返し強く要求している。

 財務省の調査報告書では、当時の佐川宣寿理財局長(国税庁長官を経て退職)が改ざんを主導したとされているが、改ざんに至った動機などは解明されていない。野党側は「首相の『私や妻が関わっていたら、総理も議員も辞める』との答弁が改ざんのきっかけなのは明らか」として安倍首相の責任を追及している。

 しかし、安倍首相は「答弁が改ざんのターニングポイントとは手記に書いていない」と繰り返し、昭恵夫人の関与についても否定する姿勢を堅持している。

 そもそも、安倍首相と昭恵夫人については「歴代首相と夫人の関係とはまったく異なる夫婦」(首相経験者)との評がついて回る。その原因は昭恵氏のファーストレディとして型破りな立ち居振る舞いだ。

 第1次安倍政権発足時からネットなどで「アッキー」の愛称で呼ばれ、「神出鬼没ぶりも際立っていた」(官邸筋)。

 居酒屋を経営し、深夜まで友人と飲み歩く昭恵氏の自由奔放な行動に、政界では眉をひそめる向きが多かったが、「反原発」「反TPP」などを公然と口にする家庭内野党ぶりが、好感度にもつながっていた。安倍首相も公式の席で「家庭の幸福は妻への降伏」と駄洒落を飛ばし、昭恵氏の言動を黙認してきた。

 ◆保守系野党加わり「大連立政権」の噂も

 今回の花見騒ぎでも、「首相はその延長線上で妻を擁護するしかなかった」(自民幹部)とみられている。ただ、度重なる昭恵スキャンダルに苛立つ与党内からは「今回ばかりは『申し訳ない。妻には無思慮な行動を叱っておいた』と答弁すればそれで済んだのに」(自民長老)との声も出る。

 そうした中で野党側は、安倍首相の恩師でもある小泉純一郎元首相が最近の週刊誌のインタビューで、「(森友学園問題で)首相は責任を取って辞めざるを得ない」と発言したことを取り上げた。これに対して安倍首相は「新型コロナウイルスの対策を全力でやっている。(職を)放り投げることは毛頭考えていない」と辞任を否定した。

 たしかに、「戦争に並ぶ国難の中で、スキャンダルなどで政権が揺れることは国民も望まない」(首相経験者)との指摘は多い。政界の一部では自公政権に維新、国民など保守系野党が加わっての「大連立政権」なども噂されている。このため、首相サイドは「しっかりコロナに対応していれば、ネットでの炎上などは一過性に終わる」(政府筋)との強気の声が少なくない。

 ただ、多くの世論調査では内閣不支持の理由が「首相の人柄が信用できない」がトップであることも事実だ。安倍首相は東京五輪招致の際、福島原発について「アンダーコントロール」と世界に胸を張った。しかし、身内中の身内でもある昭恵氏については「現状をみる限りコントロール不能」(自民長老)と言われても仕方がない。

 小泉元首相の警告も含め、今回の炎上騒ぎは「時間とともにじわじわとボディブローとして効いてくる」(閣僚経験者)ことも否定できない。

 元稿:東洋経済新報社 Online 主要ニュース 政治・経済 【国内政治 担当者:泉 宏 政治ジャナーリスト】 2020年04月04日 05:35:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【安倍首相会見】:「#安倍首相がんばれ」がトレンド入りも賛否噴出…

2020-05-01 08:10:50 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【安倍首相会見】:「#安倍首相がんばれ」がトレンド入りも賛否噴出…童謡『かたつむり』の替え歌「策出せ 金出せ 辞表出せ」の書き込みも

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【安倍首相会見】:「#安倍首相がんばれ」がトレンド入りも賛否噴出…童謡『かたつむり』の替え歌「策出せ 金出せ 辞表出せ」の書き込みも

 安倍首相が17日夕、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の全国拡大を受けて記者会見を開き、テレビ各局も生中継した。ツイッターでは「#安倍首相がんばれ」のハッシュタグがいきなりトレンド入りし、波紋を広げている。

安倍晋三首相(19年7月22日撮影)安倍晋三首相(19年7月22日撮影)

星野源との「動画コラボ」で読書をする安倍首相(公式ツイッターから)星野源との「動画コラボ」で読書をする安倍首相(公式ツイッターから)

 安倍首相による新型コロナウイルスへの方策に対しては賛否が分かれている。このハッシュタグを貼り付けながら「あなたが総理を頑張ることは、もう誰も望んでいません」「申請者に10万じゃねえだろ、全住民に毎月10万出せ、やる気ねえならすぐ辞めろボンクラ」などと批判ツイートが目立った。

 童謡「かたつむり」の替え歌で「でんでんむしむし あべそうり おまえのあたまは どこにある 策出せ 金出せ 辞表出せ」と指導力を疑問視する書き込みや「ツイートが活発化する金曜の晩に合わせて組織的プロパガンダですか」と疑惑の目を向ける投稿まであった。

 その一方で「こういうハッシュタグが出るのは良いこと。今まで一番国民の為に働いてきた事、それをマスコミや野党が阻止してきた事、国民もだいぶ気づいてきたかな」「全国休校はとてもいい判断だし、安倍首相も頑張っているなと思いましたー! 安倍さん以外に日本の首相が務まる方はいないので もっともっと頑張って欲しいなと思います~!」など熱烈な応援を繰り広げるつぶやきもあった。

元稿:中日スポーツ新聞社 主要ニュース 社会 【話題・政局・首相会見・新型コロナウイルスの感染拡大に伴う施策】 2020年04月17日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【新型コロナ】:「安倍×星野源コラボ」国民の怒りを買った理由

2020-05-01 08:10:40 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【新型コロナ】:「安倍×星野源コラボ」国民の怒りを買った理由 ◆犬と戯れる首相の動画はなぜ炎上したのか

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:「安倍×星野源コラボ」国民の怒りを買った理由 ◆犬と戯れる首相の動画はなぜ炎上したのか

 今月5日、新型コロナウイルスの広がりにより外出自粛が呼びかけられている中、ミュージシャンの星野源さんがインスタグラムに「うちで踊ろう」という動画を上げ、「家の中での暮らしを面白がろう」というキャンペーンを始めました。

 動画ではギターの弾き語りをする星野さんが「この動画に楽器の伴奏やコーラスやダンスを重ねてくれないかな?」と呼びかけ、それに反応する形でほかのミュージシャンなどがこの動画に合わせて歌ったり踊りを披露する動画を上げ、それらの「コラボ」が話題になりました。

安倍首相と星野源さんのコラボ動画はなぜ国民の怒りを買ったのか?(写真:安倍晋三首相公式インスタグラムより)

 そんな中、安倍首相もこの動画に反応し、自らが自宅のソファーで愛犬とくつろぐ写真を投稿しましたが、これがネットで炎上してしまい、ロイター通信が「日本の首相が家でくつろぐ動画が無神経だと批判を浴びる」と報じるなど海外メディアでも話題になっています。一国の首相として国民に外出自粛を呼びかけるために上げた動画が何故これほど炎上してしまったのでしょうか。

 ◆その「頓珍漢ぶり」はまるでルイ16世?

 SNSでは自宅で優雅にくつろぐ安倍首相が「ルイ16世」にたとえられ、一時期ツイッターでは「ルイ16世」というキーワードがトレンド入りしていたほどです。動画を見てみると、犬と戯れる安倍首相の姿が映っており、遊び心を持った動画で国民に外出自粛を呼びかけたいとの意図が読み取れます。

 しかしそれと同時に動画を見て何かスッキリしないモヤモヤ感が残ります。犬が悪いわけではありませんし、コロナウイルスが蔓延している中、家で過ごすことも言ってみれば「正しい」わけです。それなのに、どうしてこんなにモヤモヤしてしまうのでしょうか。

 動画の中で安倍首相はコーヒーカップらしきものを手にしており、またテレビのリモコンだと思われるものも手にしています。しつこいようですが、コロナウイルスが蔓延している中、自宅でコーヒーを飲むこと、テレビをつけること自体は何も悪いことではありません。

 ◆「国民の一番の心配事」を見誤っている

 しかし動画には「友達と会えない。飲み会もできない。ただ、皆さんのこうした行動によって、多くの命が確実に救われています」との言葉が添えられており、これではあたかも国民の一番の心配事が「友達と会えないこと」や「飲み会ができないこと」だと言わんばかりです。

動画に添えられたメッセージ(写真:安倍晋三首相公式インスタグラムより)

 言うまでもなく多くの人は、コロナウイルスの蔓延で今後仕事がなくなるかもしれない、収入が途絶えるかもしれない(すでに仕事がなくなり収入が途絶えた人もいます)といった心配事を抱えています。つまり「生活そのもの」が脅(おびや)かされているわけです。

 政府が呼びかけているテレワークに関しても、個人には限界があり、在宅ワークを許可している会社ばかりではありません。また職種によっては在宅ワークそのものが不可能であり、コロナウイルスの感染に怯えながら出社を強いられている人も少なくありません。

 在宅ワークをしている人であっても、慣れない環境の中で会社や家族との関係がうまくいかない、など仕事や家族の心配がメインであり、「友達や飲み会」の優先順位はそれほど高くないのではないでしょうか。

 「在宅」の動画を上げるのなら、首相が自宅でのテレワーク中に配線が上手くいかずドジってしまった、など、あくまでも「首相もちゃんとテレワークでお仕事をしていますよ」というような動画であれば、同じ遊び心を含んだものであっても楽しく見られたのではないかと思います。

 ここからは想像ですが、安倍首相は在宅勤務をあまりしていないのではないでしょうか。だから「家にいること」イコール「くつろぐこと」という発想になってしまい、家で家事や育児に四苦八苦している人がいたり、家でテレワーク中に苦戦している人がいるということに想像が及ばないのでしょう。

 こういったどこか浮世離れしているところが「ルイ16世」と叩かれる理由なのでしょう。ほかの国を見てみると、ドイツのメルケル首相にしても、イタリアのコンテ首相やフランスのマクロン大統領にしても、コロナウイルスという猛威を前に「流行りの芸能人に便乗して、首相としての株を上げよう」という発想を持つ人はいません。

 そう考えると、動画の内容だけではなく「動画から伝わってくるもの」が炎上の主因だといえそうです。「国民が苦しんでいる中、こんな動画を上げるのはまずいですよ」と助言をする側近はいなかったのだろうか、と心配になってしまいます。もしかしたらルイ16世というよりも、裸の王様なのかもしれません。

 ◆どうすれば炎上を防げた?

 芸術家(ミュージシャン)である星野源さんの動画をシェアをする一方で、安倍首相は新型コロナウイルスの蔓延によって収入が激減した芸術家の補償をしていません。外出を自粛すれば当然家の中で過ごす時間が増えるわけですが、その時間を豊かにしてくれるのは紛れもなく芸術家の人々です。

 「本を読むこと」「音楽を聴くこと」「ユーチューブの動画を楽しむこと」「テレビを見ること」は当たり前のことのようで、その裏には言うまでもなく、それらの芸術の分野で「生活」している人がいます。

 筆者の母国のドイツではグリュッタース文化大臣が「われわれは、現在の状況にあって、文化はよき時代においてのみ享受される贅沢品などではない、と認識しています。われわれは、自己責任ではない困窮や困難に対応し、これを救済しなくてはなりません。これは、経済的な救済であるだけなく、中止・キャンセルによって激しく揺さぶられている文化の世界を救うことでもあるのです。文化・クリエーティブ・メディア業界の人を見殺しにすることはいたしません」と語り、実際にフリーランサーを含むアーティスト等に約500億ユーロ(約5.9兆円)の支援がなされています。

 日本でも多くのメディアで報じられたように、ベルリンではオンラインでの申請から2日後に約60万円に該当する金額を受け取った日本人芸術家もいます。

 このように芸術家に対して手厚い救済をしたうえで、家でリラックスする動画を上げていたなら、「ああ首相も人間なんだな。しっかり働いた後は家でリラックスすることもあるんだな」と微笑ましい気持ちで動画を見られたのではないでしょうか。

 元稿:東洋経済新報社 Online 主要ニュース 政治・経済 【国内政治 担当者:サンドラ・ヘフェリン : コラムニスト】 2020年04月20日 15:45:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【新型コロナ】:「星野源」動画ではっきりした安倍首相の力不足 ◆外出自粛呼びかけも

2020-05-01 08:10:30 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【新型コロナ】:「星野源」動画ではっきりした安倍首相の力不足 ◆外出自粛呼びかけも「空気読めない」と猛反発

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:「星野源」動画ではっきりした安倍首相の力不足 ◆外出自粛呼びかけも「空気読めない」と猛反発

 安倍晋三首相が4月12日にツイッターに投稿した動画が、ネット上で大炎上した。自宅とみられる私室で犬とくつろぐ姿などを、シンガーソングライターの星野源氏が演奏する楽曲「うちで踊ろう」とともに公開した動画に対し、「なんだこれ?」「まるでKY(空気が読めない)だ」などの批判が殺到している。

 その一方で、「ゆっくり休んでください」「安心しました」など評価する声もあり、動画への賛否は交錯している。外出自粛による国民の不安と苛立ちが今回のネット騒動の背景にあるとみられるが、欧米各国で拡大しているコロナショックによる国民の分断と対立が、日本でも加速しつつあることを際立たせる結果となった。

安倍首相と星野源さんのコラボ動画はなぜ国民の怒りを買ったのか?(写真:安倍晋三首相公式インスタグラムより)

 ◆動画で外出自粛を呼びかけたが…

 安倍首相の公式ツイッターへの投稿は12日午前9時過ぎ。ソファに座って愛犬を膝に抱いたり、コーヒーカップを片手に持って飲んだり、椅子に座ってテレビのリモコンを操作したりする、くつろいだ様子の動画が流された。動画は、星野氏の流す音楽と約1分間、コラボレーションしたものになっている。

 この動画は「友達と会えない。飲み会もできない。ただ、皆さんのこうした行動によって、多くの命が確実に救われています。そして、今この瞬間も、過酷を極める現場で奮闘して下さっている、医療従事者の皆さんの負担の軽減につながります」という安倍首相のメッセージ付きだ。

 併せて、次の投稿で「私たちは、SNSや電話を通じて、人と人とのつながりを感じることができます。いつかまた、きっと、みんなが集まって笑顔で語り合える時がやってくる。その明日を生み出すために、今日はうちで……。どうか皆様のご協力をお願いします」と、国民に向けて改めて外出自粛を訴えている。

 「うちで踊ろう」は、星野氏が4月3日に公式インスタグラムで公開したギターによる楽曲。「生きて踊ろう 僕らそれぞれの場所で」などの歌詞が反響を呼び、星野氏と親しい芸能人など、多くの有名人がそれぞれ伴奏やコーラス、ダンスなどでコラボし、アクセス数も激増して大きな話題となっていた。

 安倍首相の動画投稿は、こうした人気に便乗する形で国民に外出自粛を呼びかける狙いがあった。しかし、動画がアップされた途端、「星野源を政治利用するな」「友達と会えないことや、飲み会ができないのがつらいんじゃない。症状が続いているのにPCR検査もしてもらえないのがつらいのです」などの突っ込みが殺到。

 数時間後には「何様のつもり」「政治利用」などの言葉がツイッターのトレンド上位にランクイン。再生数は12日夜で100万回を超え、13日になっても増え続けている。

 ◆蓮舫氏は「なぜ誰も止めなかったのか」

 首相日程などから、動画は11日までに撮影されたとみられる。実際の動画作成や投稿はこれまでと同様、首相官邸の広報担当者によるものとみられるが、安倍首相の意向を踏まえたものであることは明らかだ。「なかなか徹底されない外出自粛を、首相自身が促す多角的手法の一環」(関係者)とされる。

 この首相の投稿について星野氏は12日深夜、自らのインスタグラムでコメントし、「安倍晋三さんが上げられた“うちで踊ろう”の動画ですが、これまで様々な動画をアップして下さっている沢山の皆さんと同じ様に、僕自身にも所属事務所にも事前連絡や確認は、事後も含めて一切ありません」と説明した。これは、政治利用との批判を意識し、官邸との連携を明確に否定したものだ。

 これについて、立憲民主党の蓮舫副代表は「ご本人のお考えだとすれば、何故誰も止めなかったのか。側近と言われる方々の発案だとすれば、『これはおかしい』となぜ総理は言わなかったのか」となど厳しく批判。自民党内でも「すぐ批判されると考えなかったとすればKYすぎる」(自民若手)との声が出た。

 そもそも、新型コロナウイルスによる感染拡大が戦争に匹敵する国難であることははっきりしている。感染拡大を阻止するため、一層の外出自粛を求めた安倍首相の呼びかけは「当然のこと」(官邸筋)ではある。ただ、「TPO(時と場所、状況への配慮)に欠けたことで、ネット民からディスられる(攻撃される)結果となった」(同)のが実態だろう。

 コロナ禍以前から、安倍首相の政権運営に対する支持派と不支持派の対立が際立ってきた。「メディアも含めた安倍政治をめぐる国民的分断の深さ」(閣僚経験者)が今回の騒動を巻き起こしたようにも見える。アンチ安倍グループにとっては「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」となり、これに安倍シンパが徹底攻撃するという構図だ。

 しかも、アンチ派の安倍首相攻撃を拡大させたモリカケ疑惑や桜を見る会問題での政権の「逃げ恥作戦」は、星野氏も出演して話題になったテレビ番組「逃げるは恥だが役に立つ」をもじった揶揄だ。それだけに今回の騒ぎは「妙な因縁」(自民若手)も絡む。

 ◆「訴える力」が足りない安倍首相

 ただ、自らの言葉で切々と国民の覚悟と協力を訴えたドイツのメルケル首相や、自ら感染しながら、必死の表情で国民への発信を続けるイギリスのジョンソン首相と比べ、「安倍首相の訴える力と悲壮感は明らかに不足している」(自民長老)との声が多いのも事実だ。

 安倍首相は、緊急事態宣言に先立って自らの政治決断で決定した「全世帯への布マスク配布」がネット上で「アベノマスク」として大炎上したばかり。にもかかわらず、今回も「アベノコラボ」と揶揄される事態を招いたのは、「官邸の危機管理のお粗末さ」(政治評論家)との批判の声も相次ぐ。

 13日朝の民放テレビは、この「アベノコラボ」騒ぎを面白おかしく伝えた。その一方、新聞は朝刊休刊日にあたり、一部大手紙がネット配信で触れるにとどまっている。このため、首相サイドには「騒ぎは一過性。評価する声もあり、首相の真意は遠からず国民に浸透する」との楽観論もある。菅義偉官房長官は13日午前の記者会見で「過去最高の35万以上も『いいね』をいただいて、多くの人にメッセージが伝わった」とコメントした。

 小池百合子東京都知事を筆頭に、全国の知事は「自らの地元での感染数拡大によるオーバーシュート阻止」に必死の形相で取り組んでいる。その危機感を「ワンボイス」で国民に訴えるのが安倍首相の役割だが、今回は「それとは程遠い低レベルの騒動」(閣僚経験者)にみえる。

 このため、永田町や霞が関では「政治と官僚と首長と国民がまさに『ワンチーム』となることが必要なのに、(安倍首相は)何をしているのか」(首相経験者)との声も広がっている。

  元稿:東洋経済新報社 Online 主要ニュース 政治・経済 【国内政治 担当者:泉 宏 政治ジャナーリスト】 2020年04月15日 05:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2020年04月29日 今日は?】:中大、日大などが5大学野球連盟結成

2020-05-01 00:02:10 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【2020年04月29日 今日は?】:中大、日大などが5大学野球連盟結成

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2020年04月29日 今日は?】:中大、日大などが5大学野球連盟結成

 ◆4月29日=今日はどんな日

  安倍晋三首相が米議会上下両院合同会議で日本の首相として初の演説(2015)

 ◆出来事

  ▼中大、日大、専大、国学院大、東農大が5大学野球連盟結成(1931)▼関越自動車道で高速ツアーバスが防音壁に衝突して大破、7人死亡(2012)

関越道の事故で大破した高速バス(29日、群馬県藤岡市)
 

関越道の事故で大破した高速バス(29日、群馬県藤岡市)

 ◆誕生日

  ▼小西克哉(54年=ジャーナリスト)▼田中裕子(55年=女優)▼大森美紀子(61年=女優)▼北村有起哉(74年=俳優)▼一色紗英(77年=女優)▼舟山久美子(91年=モデル)▼武藤彩未(96年=歌手)▼アンジェラ芽衣(97年=タレント)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2020年04月29日  00:00:00  これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。

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