【立憲民主党】:小沢一郎氏が指摘「自民党があめ玉くれたに過ぎない」手取り増やすには「税の全面改正しないと」
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【立憲民主党】:小沢一郎氏が指摘「自民党があめ玉くれたに過ぎない」手取り増やすには「税の全面改正しないと」
立憲民主党の小沢一郎衆院議員(82)は1日、東京都内の私邸で開いた新年会であいさつし、「今の税制の議論を否定しているものではないが、本当に手取りを増やすということであれば、もっともっとやることがある」と、主張した。
国民民主党が「手取りを増やす」として、「年収103万円の壁」引き上げを求めて与党と交渉を続けていることを念頭に置いたとみられる。
小沢氏は、昨年の衆院選で与党が過半数割れとなりながら、政権交代が実現できなかったことに関して「非常に残念でならない」と振り返り「現状を変えることを嫌う日本人がここまで意を決して野党に投票してくれたのに、野党の政権をつくり得なかった責任は、非常に大きい」と、自省の念を口にした。
その上で「今の状況を見ますと、戦後長く続いた自社(55年)体制での野党の姿を思い出す」とした上で「自民党に何か、ちょっとした、と言うと失礼になるけれど、自分たちの要求をして、それが受け入れられたら『勝ち取った、勝ち取った』と言って、喜んでいる。自民党があめ玉をくれたに過ぎない」と、指摘した。「私は、今の税制の議論を否定しているものではありません」と断った上で「本当に手取りを増やすということなら、もっともっと、やることはある。税そのものであっても、税の全面的な改正をしないと、本当に手取りが増えるということにはならないということは、だんだんみなさんもお分かりになってきたと思う」とも口にした。
1月24日に召集予定の通常国会での論戦を念頭に「国民の生活が第一という政治を実現するにはどうしたらいいか。どういう政権の枠組みがいいのか」とした上で「その都度、1つ1つ、枝葉末節のおみやげをもらって喜んでいればそれでいいというのでは、到底、議会制民主主義の機能を果たしたとはいえない」と述べた。「野党の諸君はしっかり、自ら、国民にどういう使命を託されたのか責任を負ったのかを、自覚してほしいと思っております」と促した。
また、今年の干支(えと)が「乙巳(きのと・み)」であることに触れ「(乙巳は)60年に1回の、大変革の年だそうです。日本の国の中で3度、『革命』が起きたが、その第1が(645年の)乙巳に起きた大化の改新。そういう意味において(今年に)私は、まだ大いなる希望を持っている。我々に課せられた国民の期待する姿を実現するように、頑張りたい」とも訴えた。
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・立憲民主党の小沢一郎衆院議員・東京都内の私邸で開いた新年会】 2025年01月01日 18:32:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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