【政界地獄耳・01.25】:「楽しい日本」石破節も現実的工程表は無理か
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・01.25】:「楽しい日本」石破節も現実的工程表は無理か
★第217回国会が開会し、首相・石破茂が施政方針演説で冒頭「今年は戦後80年、そして昭和の元号で100年に当たる節目の年です。これまでの日本の歩みを振り返り、これからの新しい日本を考える年」とし「我が国の生産年齢人口は、これからの20年で1500万人弱、2割以上が減少すると見込まれる。かつて人口増加期に作り上げられた経済社会システムを検証し、中長期的に信頼される持続可能なシステムへと転換していくことが求められる」と説き、社会や産業の構造的変化が急務と訴えた。
★続けて堺屋太一の著書を引き、「我が国は明治維新の中央集権国家体制において『強い日本』を目指し、戦後の復興や高度経済成長の下で『豊かな日本』を目指した。そしてこれからは『楽しい日本』を目指すべき。私もこの考えに共感する。かつて国家が主導した『強い日本』、企業が主導した『豊かな日本』、加えてこれからは1人1人が主導する『楽しい日本』を目指す。『楽しい日本』とはすべての人が安心と安全を感じ、自分の夢に挑戦し『今日より明日はよくなる』と実感できる。多様な価値観を持つ1人1人が、互いに尊重し合い自己実現を図っていける。そうした活力ある国家です」と読書好きな石破らしい言い方でこれからの日本を語ってみせた。
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◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2025年01月25日 07:36:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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