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たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

花組『Delight Holiday』_千穐楽ライブビューイング(3)

2019年01月13日 22時18分33秒 | 宝塚
2018年12月10日、花組『Delight Holiday』_千穐楽ライブビューイング(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/6af2fc944465104ba6457a920edaec76

 2018年タカラヅカスペシャルの時、今年の振り返りで、舞浜アンフィシアターどうでしたかときかれた明日海りおさん、「通常の公演ではお客様は正面なのがここでは横からも斜め後ろからもみられているのでお尻をひきしめていないといけない緊張感がありました」みたいなことを話されていました。

 退団を発表した仙名彩世さんの、なにかから解き放たれたようなはじけっぷりが印象的だった公演。娘役さん4人のコーナー、ユキ、クミ、アカリ、ミレイ。舞台の上にはこたつ。半纏をきた仙名さんが3人分の半纏をもってきて、東北弁で「寒いから着なさいよ、めんこいねー」と配り3人に着せて4人でこたつへ。台本あったのかな。Holidayはどこに行きたい何がしたいという会話があったのと思うのですが、お酒の話から「仙名」と書かれた一升瓶をもった仙名さんが美声を聞かせたのはアドリブなのか、台本どおりなのか。「ただ歌いたかっただけなの?」と白姫あかりさんにつっこまれてました。こういう時歌うまなのはかっこいいもんですね。MCで明日海さんは何気なく言ったことをちゃんとおぼえてくださっていて、東京スカイツリーに行った時だったかな、シジミのピアスを見ていたのをおぼえてくださっていてシジミとレンコンのピアスをプレゼントしてくれたという話も面白かったです。細かいものがすきなんだそうですが話しっぷりのはじけ具合が印象的でした。『メサイア』のポスター撮影の日は柚香光さんの誕生日、早く終わらせて三人で食事に行きましょうとなった時、以前こんなものが食べたいと柚香さんが話したのをおぼえていてお店を予約してくださっていたというエピソードも披露。トップさん、舞台の外では相手役さんや組子たちに贈り物をしたりする心配りもできてこその、組を率いるトップスター、ほんとに大変なんだあと思いました。

 茉那さや菜さんの、まあるいお顔のとびっきりの笑顔は退団を決めていたからなのかと思うと、鳳月杏さんは組替えがすでに決まっていたのかと思うと、なんともさみしいような。ほんとに一回一回の公演が一期一会なのだとしみじみ思います。

 会場はラスト、ペンライトで盛り上がりました。映画館では一緒に盛り上がることができないの、ちょっと残念。



 書き始めると次々と出てくるのですが明日にそなえて今日はこれにて。自転車で駅を往復しようとしています。無事に間に合うようにいけますように、無事に帰ってくることができますように・・・。

幸せの記憶

2019年01月13日 21時34分35秒 | 日記
 日曜日、暖かな陽射しの中でまた少し妹の遺品整理。眠り続けていたアルバムの中の写真たち。こういうものがお別れするにはいちばんハードルが高い。あの写真どこにいったのかなあと思っていた、最初で最後の兄弟三人で行った旅行の写真。妹のアルバムの中に眠り続けていました。わたしが18歳で銀行に就職した年の夏休み、わたしが言いだしっぺでお金も出して清里へ一泊二日で行きました。各駅停車の旅に乗り、のちに取り壊されたおんぼろの清里ユースホステルに泊まりました。銀行の先輩の女性行員の中にユースホステルに泊まって旅をすることをおしえてくれた方がいました。休日に遊びにいくのに声をかけてくれて、清里は素敵なところだときかされて憧れの場所になりました。夏休みに行こうと思ったものの一人では無理だと思い、妹と弟をさそったんだったかな。妹は高校2年生、弟は中学3年生だったいうことになります。のちにプリンス・エドワード島への一人旅をするまでなる、わたしの旅好きの原点は先輩が教えてくれたユースホステル一人旅にあったのかと思うとこれも出会いでしたね。

 清里の旅、楽しかったです。小海線の中ではあこがれの場所に近づいていくのが嬉しくってたまらなかった記憶があります。三人で日本で一番高い鉄道の駅にも行きました。写真の中の妹はほんとにまだ子供でいい笑顔をしています。弟もまだ子供。楽しかった時間はたしかにあって、幸せの記憶はわたしの中に刻み込まれています。写真はスキャンしながら少しずつお別れしていきます。昔のアルバムだし年月がたっているので写真がはりついてしまっていて剥がすの大変ですが、自分がこの世にいる間かんたんにはお別れできません。卒業アルバムなどハードルの高いものはまだまだあります。お別れしなければならないものが多すぎます。気力と体力があるうちに少しずつやっていきます。生きてきた時間、生きてきて記憶、生きてきた記録。

 年月が過ぎてわたしと弟だけが生き残っている。なんだか不思議な気持ちです。とにかくわたしの役割は生き延びていくことなんだなあと思います。無事に一日一日を生き延びていく。車がほんとに危ないし、明日は宝塚大劇場日帰りバスツアー。自転車という足ができたのでお墓参りに行きやすくなりました。今日も夕方コンビニでプリントアウトと買い物をすませたあと行きました。そして明日の朝無事に駅にたどり着いて、無事に往復できて、楽しめますようにとお祈りしてきました。見守れながら生き延びていく。それでいい、それでいいんです。1時間に1本のバスをたよりに家から通勤するの、やっぱり厳しいのかなあ、でもまた家賃を払い続ける生活に戻るのも厳しいとか考えていたら気持ちへこんできました。明後日の朝まで考えるのはやめましょう。今は明日無事に楽しめるようにと、それだけ。この世にいる間しか楽しめないからそれでいいことにします。

 一日一日無事に生き延びていけますように・・・。