たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

月組『カンパニー』『BADDY』東京宝塚劇場千穐楽ライヴビューイング- 思い出し日記(1)

2019年03月19日 22時08分04秒 | 宝塚
2018年5月6日(日):きびしい一週間が始まります

月組、東京宝塚劇場千穐楽ライブビューイング、宝塚らしくない二本立てで新しい挑戦、色々と大変だったと思いますが、こうして冒険できるだけの底力があるのはすごいことだと思いました。上田先生初のショー作品、なんかよくわかんなかったですが面白かったです。フィナーレでもっていたのは扇子、それが煙草へと変身する仕掛けになっているの、珠城りょうさんがこうだよって銀橋でみせてくれていて、なんていい人なんだろうって。芝居の朴訥なサラリーマンが似合いすぎていたし、こんな男の子が会社で隣の席に座っていたら、気持ち楽だろうなって思いながらみていました。愛希れいかさんは芝居もショーも可愛さ爆発。スタイルよくって足にきれいに筋肉がついているし、素敵でした。ショーは上田先生の、彼女への讃歌なんだろうなって感じました。副組長の綾月せりさん卒業で2001年宙組のベルばらで初舞台を踏んだ87期生が全員卒業となったそうな。お花わたしは龍真咲さんでした。時の流れを深く感じました。退団者6名、人生の前半期を宝塚でいのちがけで過ごし、それぞれに納得のタイミングでの退団だったかな。こうして受け継がれ、回っていくんだなあと。この公演のことはまた何か月もかけて思い出していきたいと思います。いい加減休む準備せねば。

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TCAPRESS2019年3月号の表紙、一年前の月組公演『BODDY』、現在上演中の星組『霧深きエルベのほとり』、どちらも上田久美子先生演出の舞台。『BODDY』は100年以上の歴史をもつ宝塚において初の女性演出家によるショー作品として話題になりました。ここでジェンダーを持ち込むと話が終わらなくなるのでやめておきますが、ショー作品は初なのかと驚きました。植田景子先生が宝塚初の女性演出助手となったのが1993年。現在は小柳菜穂子先生も活躍されています。私的には、ウエクミ先生、好き嫌いは人によってあるかもしれませんが観客を唸らせる、ある意味宝塚らしくない、同時にすごく宝塚らしい、完全オリジナル作品を生み出せる貴重な、次の世代を担っていく方だと思っています。正直男性の若手演出家が失速気味になることもあるなか、『金色の砂漠』『星逢一夜』『神々の土地』とライブビューイングですが観劇して、ウエクミ先生はものすごい熱量をもって安定的にいい脚本を書ける方だという安心感と大いなる期待をもっています。いずれの作品も上演中の『霧深きエルベのほとり』も役者の魂を揺さぶるような演技を引き出す演出。これでもかこれでもかといわんばかりに、それぞれ役者がもつ個性あふれるエネルギーを最大限に引き出し、宝塚に新しい風を吹かせてくれる方だという期待をもっています。そんなウエクミ先生演出の『BODDY』。

2018年5月6日東京宝塚劇場千穐楽ライヴビューイングを観劇しました。

一度みただけではなんだかよくわかりませんでしたが、最初から最後までストーリーのあるショーでした。どんなストーリーだったか振り返ると、

「ここは地球首都TAKARAZUKA-CITY。世界統一され、戦争も犯罪も全ての悪が鎮圧されたピースフルプラネット“地球”に、月から放浪の大悪党バッディが乗り込んでくる。バッディは超クールでホットなヘビースモーカー。しかし地球は全大陸禁煙。
束縛を嫌うバッディは手下たちを率い、つまらない世の中を面白くするためにあらゆる悪事を働くことにする。
彼の最終目標はタカラヅカ・ビッグシアターバンクに眠る惑星予算を盗みだすこと。
しかし、万能の女捜査官グッディの追撃が、バッディを追いつめる-」
(公演プログラムより)


バッディ(珠城りょうさん)とグッディ(愛希れいかさん)の対決。フィナーレのデュエットダンスは真っ赤に染まった大階段で二人が対決、最後は爆発が起こって二人で朽ち果てるというものでした。『金色の砂漠』で真っ白な衣装をつけたギィとタルハーミネがぴったりと体を寄せあい大階段をのぼって昇天していった場面が思い出されます。エルベではオープニングのビア祭りで大階段。こうして振り返ると実にウエクミ先生らしい演出。その前のグッディの怒りのロケットも忘れられません。ライヴビューイングのカメラが愛希れいかさんの怒りの表情を見事に映し出してくれていました。退団されましたが、ちゃぴさんの、どこにも無駄のない等身バランスの素晴らしさときれいに筋肉がついた美脚が素敵でした。蘭ちゃんの美脚まぶしいですがちゃぴさんもまぶしいほどでした。

あと断片的に思い出されるのは、美しく妖艶な美弥るりかさんのスィートハート。月城かなとさんのメガネをかけたポッキー巡査。この公演で退団された早乙女わかばさんのとてつもない美しさも印象的でした(こんなきれいな方がトップ娘役にならなかったの?って思ってしまいました。退団後インスタとブログもやっていらっしゃり今さらなのですが)。最後に大階段をおりてくるとき、大羽根背負ったバッディがサングラスをかけているのが話題になりましたが、度肝を抜いた舞台。タカラジェンヌがオイスターのかぶりものをする作品はあとにも先にもないかもしれません。サングラスをかけて煙草を吸うバッディが悪態をつきながらもどこか悪になりきれていないような感じが珠城りょうさんらしくていいなと思いました。

 
2018年4月14日(土)の東京宝塚劇場。








(舞台写真はツイッターからの拾い画です。)















カウンセリングスクールのつぶやきメモより(15)

2019年03月19日 19時16分57秒 | 祈り
「2004年11月26日

1.この授業を受けて、感じたこと、考えたことを自由に書いて下さい。

今まで授業を受けてきた中では、全く認識していなかった、大切なことをおしえていただきました。」

「2004年12月3日

1.この授業を受けて、感じたこと、考えたことを自由に書いて下さい。

職業としてのカウンセラーのあり方には、多くの問題があることをおしえていただきました。現実には様々な場面があると思います。ケースバイケースで適切な判断が冷静にできることはとても大切です。
参考文献で勉強したいと思います。」


 大会社で二人分労働しながら、自分にはほかにやるべきことがあるのでないかという想いがふつふつとしていた日々。前職のウルトラスーパーハードな業務で現実の凄まじさにへたり想いは打ち砕かれましたが、せっかく出会った入口。自分で自分の芽を摘み取ってしまいたくないという気持ちから、二通目の応募先が連絡のあったとおり、要件を見直して昨日から再度募集をかけている業務に書類を送ろうと思います。時間が緩いので一時間に一本のバスを逃したら全てが終わるという朝のプレッシャーが少し軽くなります。当初の募集では今度の土曜日に面接が設定されていましたがこのタイミングで募集をかけるということはこれはという人がいなかったので面接の前に全部断ったっていうことなんでしょうかね。よくわかりませんが当初よりも範囲を広げて応募しやすくなっています。私のような人がいるとわかったからか、フォームの職歴の行数もずいぶんと増やしています。小論文の課題は同じなので使いまわし、申込書をもう一度書けば書類はできあがります。面接にいくかどうかはその後で考えることにします。もしご縁があれば、昨日こちらから確認しなければ二週間過ぎても何の連絡もなかった一通目の応募先の人たちと一緒に仕事をすることになるわけなのでそれはどうなんだろうと思います。気がかりはそれと車。運転免許を持っているかいないかときかれれば持っている、ただしペーパードライバー、それを書いてどうなのか。仕事内容の概要は電話があったときに聞きました。外に出る必要があるときなにがなんでも車でないとダメなのか。そこまで車の数をもっているのか。みんな外に出る時は車だけなのか。本数少ないけどバスもあるはずですがダメなのかな。車の方が早いことはわかりますけどね。そこでアウトならほどなくまた家を出ないと私次の居場所を見つけることができません。家賃を払っていた時ほどの逼迫感はありませんが持ち出せるものには限りがあるので、チケット代や保険料、おこづかいは稼がなければならないし、私は仕事ができるはずなので時間をあけすぎるのはよくないという気持ち。社会復帰できなくなるの、恐ろしいです。もう少し家が駅に近くても、どのみち車社会ではどうにもならないとわかってきた田舎暮らし。

 今すぐの話ではないけれどすごく遠くでもない親が立てた家を処分するしかないという現実。時間がある今取りつかれたように断捨離していますが遺品の量半端なくって最後はどうしてもいうものだけ取って業者に処分を頼むことになるかなあ。心が傷むのですこしずつ自分の手で処分しようとしていますが人生の時間の無駄使いですかね。実家を処分したという女性が家を一件処分するのは大変なことだと話していたのを思い出します。その方は結婚していますが実に一人いたお姉さんが認知症になって施設に入り親の立てた家を処分されました。モノを捨てるというのはほんとに大変なエネルギーが要ります。この世からいなくなる前に処分しておいてくれたらよかったですが三人ともどっさり遺していきました。あとに残った者の役目。洋裁学校に通っていた妹が遺した大量のハギレ。都心にいたときは家から持ち出してコミュニティハウスに少し寄付したりしていたのですがド田舎ではそんなところもなくゴミに出すしかないなあと思っています。生かしてくれるところがないものかと思いますが無理でしょう。作った洋服もまだまだあって、心が傷みますが少しずつ処分。

 先週の月曜日にライヴビューイングで出かけて以来、一週間電車に乗ることのない生活。広い家ありがたいなれど、ずっといるのはよくないので、ド田舎でもう行き尽くしてはいるしパソコンやる人なんか他にいなくてもまた自転車でカフェに来ています。少し本を読む時間も必要・・・。

 一年前の月組『BODDY』、思い出し日記を書こうとしています。