「~原作 伊吹 有喜『カンパニー』(新潮社刊)~
脚本・演出/石田 昌也
2017年5月に新潮社から発行された伊吹有喜の小説『カンパニー』を舞台化。愛妻を亡くし生きる意欲を失った製薬会社の青年サラリーマン青柳誠二が、社の協賛公演を行うバレエ団への出向を命じられ、世界的プリンシパル高野悠が踊る冠公演「新解釈版・白鳥の湖」を成功に導くため、一癖も二癖もあるダンサーや業界人に翻弄されながらも、バレエ団のバレリーナ高崎美波との淡い恋や新しい仲間たちとの友情を支えに、様々な困難を乗り越え奮闘する姿を描くハートウォーミングな成長譚。努力・情熱・仲間たち(レッスン・パッション・カンパニー)をテーマとし、個性豊かな登場人物たちがそれぞれに懸命に生きる姿を、新感覚のバック・ステージ・ミュージカルとしてお届け致します。」
(歌劇団公式HPより)
『カンパニー』、一時間30分の芝居は正直なかなかにきついものがありました。「カンパニー、カンパニー~♪」と歌う場面は、一路真輝さんのトップお披露目公演『天国と地獄』を思い出しました。珠城りょうさんのサラリーマン姿、すごくかっこいいと思いました。病気で妻を亡くしたという設定でした。毎朝リュックを背負って満員電車で通勤。亡くなった妻を思いながら仕事にでる姿がすごく優しくて、冒頭痴漢にあった女性を助ける場面があったと思うのですが包容力のある感じでた。でも一番似合っているなあと思ったのは、夏祭りの浴衣姿でしょうか。素の体格のいいところがうまく生きて男役感マシマシ。現在上演中の宮本武蔵も着物姿がすごく似合っているんだろうなと思います。
コンビニでアルバイトしながらプリマドンナを目指すバレリーナ、高崎美波の愛希れいかさんはとにかく可愛いかったです。ポスター画像にもなっているバレリーナ姿、腰の位置が高くってお似合いでダンスも素敵。原作は知らないのですが早乙女わかばさん演じるプリマドンナの有明紗良が怪我で舞台に出られなくなり、愛希さん演じる高崎美波が代役で踊ることになるという展開は途中でみえてしまったかな。
早乙女わかばさん、瞳ぱっちりでなんて綺麗華な方なんだろうと思いました。そこにいるだけで華のある方。この公演で退団されて今はインスタなどやっていらっしゃるのを時々拝見。黒髪を短くしていっそう綺麗。大階段を下りて退団の挨拶が終わったあとのカーテンコールで同期の珠城りょうさんをよろしくお願いしますと言う姿が印象的でした。
印象的だったことを断片的にもう少し。
高野悠を演じる美弥るりかさん、すごく細かった。細くて男役の色気を漂わせる雰囲気が美しかったです。実は腰を痛めて踊れなくなっている世界的プリンシパルという設定だったと思います。体を診させてほしいと追いかけてくる海乃美月さん演じる作業療法士?の瀬川由衣、食い下がる瀬川由衣といやがる高野悠というふたりのやり取りの間がなんともいえず絶妙でした。『アンナ・カレーニナ』コンビ。海乃さんもすごく綺麗な方。『エリザベート』のヴィッテンシュタイン嬢もよかったし、芝居心のある方だと思います。
この公演で退団された宇月楓さんがお鬚姿だったのも印象的でした。退団後インスタを時やっていらっしゃるのを時々拝見。今はすっかり乙女で宝塚って不思議なところだなあと思います。やはりこの公演で退団された副組長、綾月せりさんの製薬会社の社長にひときわ大きな拍手が送られていました。どなたが演じていたのかわかっていないのですが製薬会社の社員同士がお昼ご飯を食べるサラリーマン姿に、なんでもない場面ですが芝居の月組の芝居心を感じました。その後の『エリザベート』でも感じたのですが芝居の月組と言われる伝統って脈々と流れ続けているのだと感じる舞台でした。
完全に自己満足の今さらながらの思い出し日記。ウエクミ先生初のショー作品『BODDY』がインパクトありすぎる二本立てでした。
明日は星組エルベの東京宝塚劇場千穐楽ライヴビューイング。ウエクミ先生の演出の手腕と星組との奇跡的な出会いと親和性により観客を唸らせる舞台となりました。東京公演は千穐楽も二回公演。タカラジェンヌの体力と精神力はほんとにすごいです。トップコンビの芝居がすごいことになっているようなので千穐楽はどんなことになるのか今からドキドキ。無事に終わっていきますように・・・。
脚本・演出/石田 昌也
2017年5月に新潮社から発行された伊吹有喜の小説『カンパニー』を舞台化。愛妻を亡くし生きる意欲を失った製薬会社の青年サラリーマン青柳誠二が、社の協賛公演を行うバレエ団への出向を命じられ、世界的プリンシパル高野悠が踊る冠公演「新解釈版・白鳥の湖」を成功に導くため、一癖も二癖もあるダンサーや業界人に翻弄されながらも、バレエ団のバレリーナ高崎美波との淡い恋や新しい仲間たちとの友情を支えに、様々な困難を乗り越え奮闘する姿を描くハートウォーミングな成長譚。努力・情熱・仲間たち(レッスン・パッション・カンパニー)をテーマとし、個性豊かな登場人物たちがそれぞれに懸命に生きる姿を、新感覚のバック・ステージ・ミュージカルとしてお届け致します。」
(歌劇団公式HPより)
『カンパニー』、一時間30分の芝居は正直なかなかにきついものがありました。「カンパニー、カンパニー~♪」と歌う場面は、一路真輝さんのトップお披露目公演『天国と地獄』を思い出しました。珠城りょうさんのサラリーマン姿、すごくかっこいいと思いました。病気で妻を亡くしたという設定でした。毎朝リュックを背負って満員電車で通勤。亡くなった妻を思いながら仕事にでる姿がすごく優しくて、冒頭痴漢にあった女性を助ける場面があったと思うのですが包容力のある感じでた。でも一番似合っているなあと思ったのは、夏祭りの浴衣姿でしょうか。素の体格のいいところがうまく生きて男役感マシマシ。現在上演中の宮本武蔵も着物姿がすごく似合っているんだろうなと思います。
コンビニでアルバイトしながらプリマドンナを目指すバレリーナ、高崎美波の愛希れいかさんはとにかく可愛いかったです。ポスター画像にもなっているバレリーナ姿、腰の位置が高くってお似合いでダンスも素敵。原作は知らないのですが早乙女わかばさん演じるプリマドンナの有明紗良が怪我で舞台に出られなくなり、愛希さん演じる高崎美波が代役で踊ることになるという展開は途中でみえてしまったかな。
早乙女わかばさん、瞳ぱっちりでなんて綺麗華な方なんだろうと思いました。そこにいるだけで華のある方。この公演で退団されて今はインスタなどやっていらっしゃるのを時々拝見。黒髪を短くしていっそう綺麗。大階段を下りて退団の挨拶が終わったあとのカーテンコールで同期の珠城りょうさんをよろしくお願いしますと言う姿が印象的でした。
印象的だったことを断片的にもう少し。
高野悠を演じる美弥るりかさん、すごく細かった。細くて男役の色気を漂わせる雰囲気が美しかったです。実は腰を痛めて踊れなくなっている世界的プリンシパルという設定だったと思います。体を診させてほしいと追いかけてくる海乃美月さん演じる作業療法士?の瀬川由衣、食い下がる瀬川由衣といやがる高野悠というふたりのやり取りの間がなんともいえず絶妙でした。『アンナ・カレーニナ』コンビ。海乃さんもすごく綺麗な方。『エリザベート』のヴィッテンシュタイン嬢もよかったし、芝居心のある方だと思います。
この公演で退団された宇月楓さんがお鬚姿だったのも印象的でした。退団後インスタを時やっていらっしゃるのを時々拝見。今はすっかり乙女で宝塚って不思議なところだなあと思います。やはりこの公演で退団された副組長、綾月せりさんの製薬会社の社長にひときわ大きな拍手が送られていました。どなたが演じていたのかわかっていないのですが製薬会社の社員同士がお昼ご飯を食べるサラリーマン姿に、なんでもない場面ですが芝居の月組の芝居心を感じました。その後の『エリザベート』でも感じたのですが芝居の月組と言われる伝統って脈々と流れ続けているのだと感じる舞台でした。
完全に自己満足の今さらながらの思い出し日記。ウエクミ先生初のショー作品『BODDY』がインパクトありすぎる二本立てでした。
明日は星組エルベの東京宝塚劇場千穐楽ライヴビューイング。ウエクミ先生の演出の手腕と星組との奇跡的な出会いと親和性により観客を唸らせる舞台となりました。東京公演は千穐楽も二回公演。タカラジェンヌの体力と精神力はほんとにすごいです。トップコンビの芝居がすごいことになっているようなので千穐楽はどんなことになるのか今からドキドキ。無事に終わっていきますように・・・。