たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

旅の思い出-ビクトリア

2024年02月18日 20時25分10秒 | 小さな旅の思い出

旅の思い出写真_ビクトリア&バンクーバー

2004年4月29日(木)~5月4日(火)

JTBの個人プランを利用して、カナダの西、ビクトリアとバンクーバーへの4泊6日の旅。

2004年4月30日(金)はビクトリアにて終日自由行動、この地図をみながら州議事堂など歩きました。美しい街でした。時差でぼうっとなりながらも幸せな一日でした。思い出すのはインナーハーバーの階段に腰掛けて海をみながらなにもせず過ごした時間。

この頃から一部上場企業に四半期決算が導入され就労していた大会社もどんどんおかしくなり始めました。意味があるのかないのかさっぱりわからんシステムの操作をやらされてカナダまで飛んでも目がちかちか、人件費削減のあおりで1.5人分労働が2人分労働へと。それが消費税を節約するためだったと2024年になって知りました。でもこの10年の社会保険料の天引きがみるみる増えたことを考えるとこの頃はまだマシでした。使ったことない、使える対象年齢でない介護保険料も長く払い続けてきました。カナダもグローバリズムにのみこまれていることがコロナ騒動をとおしてわかりましたが、この頃は世界がこんなにもブラックボックスだとは知らなかったので幸せでした。いくつもの意味でこうして旅ができたことは奇跡だったし、日本も世界も今よりマシでした。昔は良かったと言いたくありませんが、こうして振り返ると、2004年の春はまだよかったと言えるぎりぎりのところです。このあとみるみる苦しくなっていきました。

人の目を気にすることもなく自分の心の中にひたりながらビクトリアの空気を満喫したひととき、幸せでした。あの世にいくときは一円も持っていけないし、どんなに物を持っていても体ひとつ、持っていけるのはかたちに残らない心の引き出しの中にある宝物だけ。

 

 

 

 

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