私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

ホシムクドリが増加中とか。ネタ切れでヒバリ。

観察図鑑 アオサギ

2006年06月05日 | 観察図鑑
■2006/5/21(日)11:30-12:20【天気】晴れ
【場所】釜房湖
【種名】サギ科アオサギ Ardea cinerea
【備考】釜房湖でアオサギを撮影した。湖面を吹く風が相当強く,橋の上に立っている分にはあまりわからないが,カワウも風に飛ばされながらずいぶん飛んでいた。ランディングや飛翔形,それにペリカンのようなきりもみも観察した。一番驚いたのは,写真にもあるように,いったん上昇気流に乗ってあがるとそこから反転して,翼をたたみ滑空する飛び方だ。田圃で見ているのんびりしたアオサギには見られない飛び方だ。帰宅してからアオサギをまねた紙飛行機を作ってランディングさせてみたところ,あまり左右にぶれず,すーっと地面に落ちていった。
【写真】
  
■婚姻色の出ているアオサギ。嘴から目先,足まで赤い。飛翔している個体は,あまり婚姻色は出ていない。
  
■釜房湖の風に吹かれ,普段はあまり見られない様々な飛び方をしていた。中でも,翼をたたんで上空からかなりのスピードで滑空していたが,こんな芸当もできるのだと感心した。フラップを上げながら,ランディングする後ろ姿は飛行機そっくりというよりは,人が鳥を見てまねたものだろう。
  
■飛翔形の抜群のバランス,ランディング時の背の飾り羽根がとても美しい。
  
■この婚姻色の出ているアオサギは,別にふざけているわけではなく,釜房湖を吹く強風に必死にバランスを取って,枝にしがみついている図である。普段あまり見られない顔だったので,何枚か撮影して,あとで笑ってしまった。


Copyright(C)2005 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.