私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

前年度の鳥の海シギチアップを急がないと、まずい。

2009年12月6日(日)蒲生海岸

2009年12月08日 | 蒲生海岸
■2009/12/6(日)12:36-13:17【天気】曇り時々晴れ
【場所】蒲生海岸
【種名】カンムリカイツブリ,カワウ,ダイサギ,コサギ,アマサギ,マガモ,カルガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,スズガモ,ホオジロガモ,ミサゴ,トビ,ハヤブサ,ユリカモメ,カモメ,オオバン,カワセミ,キジバト,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ジョウビタキ,ツグミ,カワラヒワ,シメ,スズメ,ハシブトガラス,ハシボソガラス(18科29種)
【メモ】干潟が出そうな時間に行ったが,やはり七北田川が雨で増水しており,また海は大波で河口に波が打ち寄せる状態だったため,河口も干潟内も,まったく干潟が出ない状態だった。ミヤコドリとズグロカモメねらいで行ったのだが,何もいなかった。しかたがないので,ちょうどミサゴを撮っている方々がいたので,自分もミサゴが魚を捕るところを撮ることにした。
 蒲生は護岸堤防がきれいにできて,歩道から鳥の観察ができるようになった。堤防の上にデジカメと双眼鏡を置いて,堤防に寄りかかるとなかなかいい感じだ。後ろから冷たい風が吹いてはくるが,松林に遮られていくらかはいい。ミサゴは3羽いて目の前の葦原前の浅いところでしきりにダイビングしていた。ちょうど潮が導流堤を越えて入ってくる時間で,ボラの小さいのからやや大きいのまでいるらしく,しきりにダイビングを繰り返していた。潮が満ちてくると魚も移動したのか,ミサゴは目の前からいなくなった。
 ここでは鳥の海のように上空から急降下という感じではなく,降下はするがスピードはあまりない。足を出して魚をつかむ前までの翼の形が全然違う。どちらかというと,上空でホバリングをして魚を見つけると,すーっと下りてくる。水面近くでスピードを落としてばしゃっと水に入る感じだ。一度などはほとんど降下せず,水面に近づくと,さっと魚を捕まえて行ってしまった。もちろん小物だったが。今日は1回のダイビングで1匹,2匹,3匹と一度につかんだり,中くらいのを1匹真横に掴んでいた。今日は見られなかったが,大きいものだと同じ向きに交互に掴んでいくが,今日見たうちで一番大きいものは中くらいのものだったので,真横に両足で掴んでいた。獲物は砂浜に持って行き,そこで食べているのが見えた。
 ブログはミサゴが続くがそういう季節なのだろう。
【写真】
  
■獲物はやや小さかったので,片足で軽く爪に引っかけて運んでいった。
  
■浜に獲物を運ぶミサゴ成鳥♀/降下する姿勢
  
■はでに水しぶきをあげる/3匹ゲットしていた
  
■小さいが3匹掴んで浜へ/今度は2匹ゲット。いったい最高何匹捕まえられるのか。
  
■ホバリングしながら,しっかりこちらを見ているミサゴ
  
■この個体はミサゴ成鳥♂
  
■全体の様子を遠景で撮影してみた。
  
  
  
■中くらいの大きさのボラを掴んで飛ぶミサゴ成鳥♂/潮が満潮に向かい,この場所から七北田川や干潟の方に餌場を移動する成鳥♂(別個体)
  
■足は水に強そうな感じの皮膚で覆われている。/(おまけ)大沼のチョウゲンボウの成鳥♀。フェンスに止まっていたが車が進むと1,2m先に飛び移りということを繰り返していた。



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