私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2009年12月19日(土)庭のキジバト・スズメ観察図鑑

2009年12月21日 | 庭に来る鳥
■2009/12/19(土)7:14-8:00【天気】雪
【場所】自宅
【種名】キジバト成鳥♂,ヒヨドリ,スズメ,(3科3種)
【メモ】11月になると近くのホーマックから野鳥の撒き餌を買ってきて,給餌している。出勤前の7時頃に餌を蒔き,朝食後,読売新聞を読みながら,窓越しに餌台にくるキジバト,スズメ,ヒヨドリを見ている。スズメやキジバトは餌もないのに縁側の上にやってくることもある。他にメジロ,ツグミ,カラ類,ウグイスなども来るが,メインはキジバト夫婦,40羽ほどのスズメと数羽のヒヨドリだ。キジバト夫婦は2,3年前からこの周辺に住み着いていて,バス通りの街路樹に毎年営巣している。キジバトは雌雄同色と図鑑等には書いてあるが,デデッポポーと鳴く個体と,クークー鳴きながら求愛するのが♂だとすると,我が家のキジバト夫婦は明らかに顔が違うので個体識別ができる。写真の個体は♂で,2羽でいつも来るが♂の方がよく食べている。時々,2羽以外のキジバトが3,4羽来ることがあるが,これらに対しては猛然と♂が追い払う。スズメは個体数が多すぎるので,どれがどれだがわからないが,スズメも近くでよく見るときれいな鳥だ。
この日は,雪でどこにも出かける気がなかったので,朝7時から庭の鳥を撮影することにした。餌を蒔き,いつもは閉めている大きなガラス戸を全部開けて,コタツに入り,望遠レンズの先端を三脚代わりにティッシュボックスに載せる。ちょうどその高さにキジバト♂が止まっていたので,ISO100の1/10~1/30位で撮影した。数打てば何枚かはピントが合うというわけで,撮影したのが下の写真だ。餌台のは暗いので全部ぶれている。また,ヒヨドリがやってきてモチノキの実を食べているすぐそばにキジバトがいるが,これは争いにならないようだ。たいてい,キジバト夫婦が餌を蒔くのを庭の木の上で待っているのが常で,キジバトが最初に食べて,それからスズメがやってきて食べている。途中からは入り乱れて食べているが,その最中に,別のキジバトが来ると,追い払うという行動がほとんどである。何にしても,こたつで温みながら,雪でたいへんな庭で採餌するスズメやキジバトを見ると気の毒にもなるが,彼らの旺盛な食欲を見ると,がんばって生きているのがよくわかるのであった。
12/21の朝は,カーテンを開けるとキジバト♀がキウイの枝に止まっていて,そこへ♂がすぐ近くにやってきて,言い寄っていた。♀はちょっと嫌がって飛んでいったが,♂が後を追い,餌をやったら2羽で狭い餌台に入って仲良く食べていたようだった。
【写真】
  
■この写真は金曜日のもの。ふと気配がして上を見るとキジバトが枝に止まっていた。人がすぐそこにいるのにリラックスして伸びなどしていた。
  
  
■キジバトとスズメ
  
■餌のトウモロコシを食べるスズメ/ヒヨドリ


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