私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

元旦の化女沼シジュウカラガン飛び出しは、飛び出す頃に目が覚め、なし。明日はないので、3日頃にでも行くかな。

2010年7月4日(日)金華山沖

2010年07月05日 | 金華山沖・仙台湾
■2010/7/4(日)5:40-8:20【天気】霧雨,雨,曇り,波やや高し
【場所】金華山沖
【種名】クロアシアホウドリ1,オオミズナギドリ+++,アカアシミズナギドリ3,ハイイロミズナギドリ+,ハシボソミズナギドリ+,オオセグロカモメ,ウミネコ(3科7種)
その他: マンボウ,カジキマグロ,サメSP【メモ】早朝の出航で霧が出ていて視界が悪かった。しかし,カモメ類とミズナギドリ類の大群に遭遇した。後で写真を見たら,アカアシミズナギドリも写っていた。波浪計からしばらく行って,そこから南下し,ぐるっと回ってまた戻るコース。5月に行った時にアホウドリ類が出たポイント2カ所を回ったが,全くおらず,帰りにやっと船を追ってきたクロアシアホウドリとアカアシミズナギドリを見たくらいだった。クロアシアホウドリが1羽いるということは,もっと視界がよければ,船を見つけて他のアホウドリ類もやってきたはずだ。魚はいろいろ見たが,サメは遠慮したい。
今回はアカアシミズナギドリの飛翔形をよく観察することができた。ハイイロとハシボソは角度によってはけっこう似ているが,アカアシは別物だ。まず嘴だが,ハイイロとハシボソは嘴が黒っぽい灰色だ。ただしハシボソは光線の角度によってはかなり淡色に見える場合もある。アカアシは飛翔時足のピンクっぽい肉色はあまりよく見えないが,嘴が淡色のピンク色で先端の黒色部と分かれているのが飛翔時でもよく目立つ。翼の裏面はハシボソ,ハイイロは部分的に銀白色だが,アカアシは単色に見える。飛んでいる全体の形もうまく表現はできないが,よく見ると3種ともシルエットが異なる。浮いている時は,アカアシは全身黒褐色で嘴ばかりが目立つ感じだ。
【写真】
  
■8時45分の画像。オオミズナギドリ,ウミネコ,アカアシミズナギドリ,ハイイロミズナギドリなどが写っている。/船を追いかけてきたクロアシアホウドリ。停船すると,着水して寄ってくる。
  
■海面から飛び立つクロアシアホウドリ
  
■クロアシアホウドリの顔のアップ/アカアシミズナギドリ

■アカアシミズナギドリの飛翔形


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