私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

昨シーズンの鳥の海は3月まで終了、4月からチュウシャクシギの大群とオオソリハシシギの群れ、春の渡りの記事。

2011年4月16日(土)鳥の海

2011年04月16日 | 鳥の海
■2011/4/16(土)10:15-11:20【天気】晴れ
【場所】鳥の海
【種名】カワウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,スズガモ,トビ,ノスリ,ハヤブサ,キジ♀,オオバン,シロチドリ10+ハマシギ300+,チュウシャクシギ2,ユリカモメ,オオセグロカモメカモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ツグミ,ウグイス,ホオジロ,カワラヒワム,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(23科36種)
【メモ】鳥の海は今回で震災後2回目だ。鳥の海西部と北部の住宅地は冠水していて,未だに水が引かない。その水を水路からポンプで揚げて,鳥の海水門近くから干潟内へ流していた。周辺のあちこちに重機が入り,がれきの処理や,揚水場に続く道路を直す工事をしていた。荒浜中の東部は特に冠水がひどく,水が広範囲で引いていない状況だった。船はあちこちに乗り上げており,前回,道路をふさいでいた船は移動していたようだが,復興は緒についたばかりでまだまだ時間がかかるようだった。シギチはチュウシャクシギ2羽と海岸部に300羽を越すハマシギが飛んでいた。シロチドリも10数羽確認した。これから本来なら連休にかけて,多くのシギチが訪れるのだが,どうなるのだろうか。
【写真】
  
■チュウダイサギ(夏鳥)とダイサギ(冬鳥)/チュウシャクシギ/カワウの群れ。対岸には打ち上げられた船が残る
  
■チュウシャクシギとカルガモ/5月の連休にシギチやアジサシ類が群れる防波堤は津波でなくなってしまった/海岸にはまだ渡ることはできない。
  
■他の公園は根こそぎ樹木が倒されていたが,ここの桜の木は大丈夫だったようだ。脇のトイレは完全に破壊されていたが/カンムリカイツブリ夏羽。アメリカザリガニのようなものを潜って獲り,何度か落としそうになりながら最後は呑み込んでいた。


Copyright(C)2011 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

2011年4月16日(土)蒲生海岸

2011年04月16日 | 蒲生海岸
■2011/4/16(土)8:02-8:41【天気】霧
【場所】蒲生海岸
【種名】カワウ,チュウダイサギ,コサギ,マガモ,カルガモ,ヒドリガモ,スズガモ,ホオジロガモ,トビ,ユリカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,キジバト,ツバメ,イワツバメ,ヒバリ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,ツグミ,ムクドリ,スズメ,ハシボソガラス(143科24種)
【メモ】前回は,南蒲生から観察したが,今回は直接いつもの松林から養魚場の道を歩いて,日和山跡に出,一部残っていた堤防から,導流堤を渡り,海岸に出ることができた。この日はシギチは観察できなかったが,いずれ,シギチが見られるようになるだろう。干潟自体は以前,新聞で再生不能といわれていたが,そうではなかった。もちろん底生生物等が元に戻るのには多少時間がかかるかもしれないが。干潟の北側は細い水路で海とつながっており,昭和30年代の状況と似ているらしい。北側の草地ではアシワラガニが早くも巣穴を作っていた。鳥はカモメとサギ,カモ類が中心で,カモメの夏羽が見られた。蒲生地区は壊滅的打撃を受けており,蒲生の入口には写真アルバムががれきと共に埋もれていた。この日も行方不明の方々の捜索が大沼方面で続けられていた。
【写真】
  
■蒲生入口の松林。神社があった周辺/早朝だったこともあり,海霧が遠くまで立ちこめていた。チュウダイサギとコサギ/日和山はなくなっていた。駐車場付近からの眺め。
  
■駐車場付近から周囲の風景。まず,日和山があったところから,新しく造った養魚場方面への堤防が破壊されていた。干潟裏の松林はすっかりなくなっている。南側の堤防も破壊され,そこから海水が浸入してきている。
  
■ヒドリガモ/カワウ,カモメ,ユリカモメ/導流堤付近
  
■七北田川対岸,以前はなかった南蒲生に砂浜ができており,オオセグロカモメ他,カモメ類がたくさんいた/ヒバリ/砂浜はかなり狭くなっていて,北側で干潟と海とが細い水路でつながっていた。
  
■海岸から干潟対岸を見る/カモメ夏羽/ウミネコとカモメ


Copyright(C)2011 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

2011年3月26日(土)自宅

2011年04月16日 | 庭に来る鳥
■2011/3/26(土)6:50-6:58【天気】晴れ
【場所】自宅
【種名キジバト】(1科1種)
【メモ】雪の朝,空気がきれいだった。庭の餌台に餌を蒔こうとして,モミジの木を見るとキジバトのペアが仲むつまじく止まっていた。♀個体が♂個体の右足の指一本一本を嘴で挟む行動をしていた。求愛行動という感じだった。
【写真】
  
  
■求愛行動をする♀(おそらく)


Copyright(C)2011 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.