■2012/8/5(日)10:11-10:53【天気】曇り
【場所】石巻雲雀野
【種名】カワウ,トビ,メダイチドリ成鳥夏羽1,ソリハシシギ成鳥夏羽5,オオセグロカモメ,ワシカモメ幼羽1,ウミネコ(5科7種)
【メモ】震災前も埋め立てが進んで以前のような環境ではなくなっていたが,震災後はもう埋め立てレベルの話ではなく,埋め立て地全体に分別された瓦礫がうずたかく積まれ,アンモニアのような臭いが強烈にする場所もある。瓦礫処理の事業所やプラントが稼働始めたりと,瓦礫の処理に向けた取り組みが進められている。かつては干潟上空を飛んでいたブルーインパルスも今は飛んでいない。そんな中,シギチを見にいくというのも気が引けるのだが,何かいないとも限らないので行ってみることにした。石巻湾に面した埋め立て地の長い堤防に行くのには,西回りと東回りコースがあるが東の方は瓦礫置き場で無理なので,西側から行った。すると,すぐにオオメダイチドリとソリハシシギの群れがいるのがわかった。以前ならこの岸壁から海水が流入するなどということはなかったのだが,1m近く沈下してしまっているので,満潮の時は岸壁を越えて海水が埋め立て地に入り込む。すると,岸壁と埋め立て地の間の砕石に青藻が付いて,ミニタイドプールのようになり,小動物が棲みつき,それをシギたちが食べているのだった。しかし,以前のように何百羽というシギチの中継地には到底なり得ない。この埋立地の干潟がなければ,自分としては県内ではまず生涯見られないだろうと思われる鳥(ヒメハマシギとコモンシギ)や,他のフィールドではそうそう出ないシギ(ヨーロッパトウネン)も毎年のように見ることができたのは本当に幸運だったとしかいいようがない。
【写真】

■ワシカモメ幼羽/メダイチドリとソリハシシギ

■オオセグロカモメとウミネコの群れ。この風景は変わらない。/ソリハシシギ成鳥夏羽。5羽いたが2羽がよく争っていた。
Copyright(C)2012 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.
【場所】石巻雲雀野
【種名】カワウ,トビ,メダイチドリ成鳥夏羽1,ソリハシシギ成鳥夏羽5,オオセグロカモメ,ワシカモメ幼羽1,ウミネコ(5科7種)
【メモ】震災前も埋め立てが進んで以前のような環境ではなくなっていたが,震災後はもう埋め立てレベルの話ではなく,埋め立て地全体に分別された瓦礫がうずたかく積まれ,アンモニアのような臭いが強烈にする場所もある。瓦礫処理の事業所やプラントが稼働始めたりと,瓦礫の処理に向けた取り組みが進められている。かつては干潟上空を飛んでいたブルーインパルスも今は飛んでいない。そんな中,シギチを見にいくというのも気が引けるのだが,何かいないとも限らないので行ってみることにした。石巻湾に面した埋め立て地の長い堤防に行くのには,西回りと東回りコースがあるが東の方は瓦礫置き場で無理なので,西側から行った。すると,すぐにオオメダイチドリとソリハシシギの群れがいるのがわかった。以前ならこの岸壁から海水が流入するなどということはなかったのだが,1m近く沈下してしまっているので,満潮の時は岸壁を越えて海水が埋め立て地に入り込む。すると,岸壁と埋め立て地の間の砕石に青藻が付いて,ミニタイドプールのようになり,小動物が棲みつき,それをシギたちが食べているのだった。しかし,以前のように何百羽というシギチの中継地には到底なり得ない。この埋立地の干潟がなければ,自分としては県内ではまず生涯見られないだろうと思われる鳥(ヒメハマシギとコモンシギ)や,他のフィールドではそうそう出ないシギ(ヨーロッパトウネン)も毎年のように見ることができたのは本当に幸運だったとしかいいようがない。
【写真】



■ワシカモメ幼羽/メダイチドリとソリハシシギ



■オオセグロカモメとウミネコの群れ。この風景は変わらない。/ソリハシシギ成鳥夏羽。5羽いたが2羽がよく争っていた。
Copyright(C)2012 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.