私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2017年7月4日(火)蒲生干潟

2017年07月04日 | 蒲生海岸
■2017/7/4(火)12:46-13:26【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】500Ⅱ手持ち(いつも)
【場所】蒲生干潟
【種名】カワウ1,ササゴイ1,ダイサギ1,コチドリ4,ミヤコドリ若鳥11,イソシギ2,ウミネコ1,ハヤブサ若鳥1,オオヨシキリ,コヨシキリ(8科10種)
【メモ】午前は大学の講義で,午後の予定はなかったので,蒲生にカラシラサギでも探しにいくことにした。小雨が降っていて何もいないだろうと,双眼鏡だけを持ち,駐車場から傘をさして歩いて行くと,オオヨシキリやコヨシキリが盛んに鳴いている。干潟が見えるところにきて,まず干潟の北側を見ると一見カモのような鳥が寝ていた。その近くを見ると嘴で採餌している中型の鳥がいる。慌てて双眼鏡で見るとミヤコドリだった。しかも,1羽や2羽ではなく,11羽もいる。これは今まで蒲生で見た最大羽数だ。また急いでてくてく来た道を戻り,今度は傘はささず,500mmのレンズを下にして,カメラはどうせ防滴のはずだからと,そのまま肩から提げて干潟に行き,まず遠くから撮影した。一通り撮ってから雨に濡れたカメラを拭き,こういう記録すべき鳥が出た場合は連絡を入れる人は決まっているので,まずお二人に連絡した。それから,河口の方に行ってカラシラサギを探したが,ササゴイとイソシギしかいなかった。そのうち,鳥友のS氏が来たので二人で見ていると,ハヤブサの若鳥が襲来。若鳥といても上面はかなり成鳥に近い羽衣だが,下面は若鳥の茶褐色の羽毛だった。干潟の水際で採餌していたミヤコドリが一斉に飛び立ち,流し撮りをした。七北田川河口に出ると群れは急旋回し,ハヤブサは旋回が遅れてコース右に膨らんだ1羽に狙いを付けたが,結局獲れず,どこかへいってしまった。11羽の群れは何とか生き延び,その辺を飛び回っていたが,最後に干潟に降りて,採餌を始めた。
【写真】
  
■最初はこんな感じだった/ペアで行動していたミヤコドリ第1回夏羽
  
■小雨が降っていたがお構いなしで撮影した。
  
■蒲生や鳥の海でこれまで観察した時期は9月から1月で,幼鳥と成鳥だが,この時期の個体は第1回夏羽の特徴を示している。つまり繁殖地まで行かない個体群ということだろう(予想)。/ハヤブサが襲来,一斉に飛び立って逃げる。
  
■堤防の上から対岸を移動退避中の群れを連写。11羽いる。
  
■追うハヤブサ
  
  
■何とか無事一羽も欠けることなくランディング,その後何事もなかったように採餌していた。/ダイサギ