会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

節分・恵方巻

2013-02-03 21:09:17 | Weblog
2013年2月3日(日) 節分 曇り 1.3度~-1.8度 

 暦の上ではもう節分。明日は立春。穏やかな日和。さらさらと小雪が舞ったが降り止んだ。
 穏やかな一日を過ごしている。これが家庭の幸せだろうか。

 孫が小さい時は楽しかった。鬼のお面を被り孫を脅かすと、幼少のころは泣いていた。小学校に入学してからはまったく反応を示さない。
昨年までは中学生になっても呼べば我が家に来て豆まきをしてくれたが、今年は塾に行ったりしているので豆まきには来ない。
 今年から孫をあてにしないで豆まきをするしかない。神棚に上げて祈った升入りの煎り豆を各部屋を廻って窓を開け「鬼は外、福は内 恵比寿大黒 召し上がれ」と声高らかに叫びまいた。

 しかし、昨今は近隣どこからも「鬼は外、福は内・・・」の声が聞こえない。生まれ育ったのが商家なので何の違和感もなく節分行事やえびす講などをしていた。妻も昔からの行事をあまり経験していないが、今では一番大事に伝統を守っていこうとしている。
 豆がらに焼いた片口いわし頭をさして、玄関や窓に置き鬼の侵入を防ぐ。豆がらは大型スーパーで無料でもらってきたが、午後6時過ぎなのにたくさん残っていた。豆がらでなくひいらぎを使うこともある。

 家庭での節分の豆まきはすたれ神社の行事みたいになってしまったのだろうか。
反対に関西で行われていた「恵方巻」を食べる風習が流行している。※恵方巻は1998年(平成10年)セブンイレブンが全国販売のために付けた商品名である。
今年は「南南東」を向いて太巻きの寿司を無言で1本食べる。このことが幸せになることなのだろうか。
子どもの頃はこのような風習は会津にはなかった。
バレンタイのチョコレートを女性が男性にプレゼントするということを流行させた業界のしかけに似ている。
 歳をとってからは「恵方巻」を1本丸ごと食べることなどできない。
嫁が作ってくれた「恵方巻」を夫婦で半分にして食べて十分である。