会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

アベノミックス

2013-02-04 18:04:33 | 時事
2013年2月4日(月)立春みぞれ 0.3度~-3.7度 

 今日は立春。立春は、冬至と春分の間の2月4日頃に当たります。また、この日から雨水(2月19日頃)までの期間を立春と呼ぶこともあります。立春は冬と春の分かれる節目の日である「節分」の翌日で「寒さがあけて春に入る日」いわば春の初日です。
 会津では春はまだまだですが、日の出が早くなり日の入りが遅くなり昼の時間が少しずつ長くなったことを感じる。春は静かにやってきているのだろう。

 昨年の暮れの総選挙の結果、総得票数は増えないが小選挙区の選挙制度のため独り勝ちとなった自民党が躍進し、安倍晋三氏が再登場し総理大臣となった。安倍内閣誕生である。3本の矢、経済優先、2%インフレ、デフレ脱却などのアベノミックス(アベ+エコノミックス 造語)で株価が上がり、日本経済の活性化が期待される。春の訪れのように静かにやってくるだろうか。

安倍首相は通常国会の所信表明演説で、「持続的な経済成長を通じて富を生み出す」と胸を張ってみせた。1月29日に2013年度政府予算案が閣議決定された。この予算案で44兆円の新規国債発行をする。その上12年度補正予算分の国債発行が4月以降にずれ込むと13年度分との合計額は47兆円を超える。国債は借金である。


 昨年財務省は、国債と借入金、政府短期証券を合わせた国の借金が2011年度末959兆9,503億となり、過去最大を更新したと発表した。借金を国民一人当たりに概算すると約761万円となる。
 財務省は、12年度末の借金について、新規国債の発行などが影響し、1,085兆5,072億円と一千兆円の大台を突破すると見込んでいる。国民一人あたりの借金はどのくらいになるのだろう。想像もつかない。
 一般家庭では収入の半分が借金などでは、その利払いだけで生活費に回すお金はごくわずかになって普通の生活はできない。
 予算は政治の鏡といわれている。予算案から見えてくる安倍政権の姿は、大企業は至れり尽くせりで手厚優遇し、そのツケを増税や年金支給額削減などで国民に回す。こんな予算では格差と貧困を深刻化させるばかりである。
 一時のアベノミックス効果で日本経済が再生するとは思えない。
 このまま国債発行にたよっていたら、日本もギリシャやスペインのようになってしまう。今後の国会審議を注視していかなければならない。
参議院選挙目当てだけの政策には厳しく対応しましょう。