2013年7月22日(火)大暑 曇 28.7℃~22.5℃
用事があって久しぶりに会津生協飯寺店に立ち寄った。日用雑貨や惣菜などを買い求めた。酒コーナーを見て回っていたら新聞紙にくるまれて「番外編」の札がつけられ「非売品の酒」というラベルが貼ってある酒があった。ちょっと変わった名前だなと思って手に取り、ついていた札の裏をみると『非売品の酒』とは・・・・・。と次のような由来が書いてあった。
≪酒蔵には、通常店頭には並ぶことのない門外不出の酒があり、『非売品の酒』はこれに由来したお酒です。このお酒は、蓬莱が蔵を訪問される来客VIPのために特別に仕込み、リザーブしている秘蔵の原酒です。従来のもろみをさらに長期に低温熟成させ、アルコール分を極限まで高めました。日本酒本来のコクとキレを最高に引き出した逸品です。保存には新聞紙を1枚巻き、光を遮断して本来鑑評会に出品するのと同じ管理方法でお届けしています。どうぞ、そのまま冷や、またはオンザロックで、秘蔵の味をご賞味ください 蔵主敬白≫
これだけ自信を持って販売している酒とはと興味を持ち1本買い求めた。琥珀色の古酒。香りはフルーティ。口に含むとまろやかな味。酒好きでいろいろな蔵元の酒を味わっているが、「非売品の酒」は私好みの酒でした。アルコール度数18度~19度(普通は15度~16度)、精米歩合55%・ひだほまれ(酒造好適米)100%。まだ、数本店頭に並んでいます。市内に住んでいる酒好きの方は味わってみてください。
インターネットで【飛騨の酒蔵 蓬莱】で検索するとホームページをのぞくことができます。
蓬莱の酒蔵がある飛騨市古川町は、岐阜県の最北端に位置し、標高3千mを越える北アルプス連峰や飛騨山脈などの山々に囲まれた古川盆地に位置します。
『飛騨古川の町並には、みごとなほど、気品と古格がある。観光化されていないだけに、取りつくろわぬ容儀や表情、あるいは人格をさえ感じさせる』と語ったのは作家司馬遼太郎氏(「街道をゆく」)。出格子の古い商家が並ぶ壱之町は落ち着いたたたずまいを見せ、白壁黒腰壁の土蔵が続く瀬戸川沿いには今なおしっとりした情緒が漂います。
外観 藍色の暖簾をくぐって蓬莱の酒蔵へ。そこには長年にわたって美酒を醸し続けてきた老舗ならではの、静謐な時間と濃密な空気が満ちています。