会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

名刺づくり

2013-01-16 18:10:37 | パソコン
2013年1月16日(水)晴れ 1.7度~-2.3度

 NPO法人 豊齢研ITサロン会津では、年間計画で見栄えのする文書、画像の加工、住所録、暑中見舞いや年賀状作成など学習している。
今月はA-one社の無料ソフト「ラベル屋さんHOME」を使って名刺づくりをしている。毎年していることなのだが、1年経過すると忘れていることが多い。名刺など使う時がないから作成しなくてもよいという考えもあるが果たしてそうでしょうか?。


名刺をきっかけに話題が広がる
顔と名前を覚えてもらう
自分の人となりをわかってもらう
後日、会ったり、メールをした時に覚えていてもらう
ホームページやブログにアクセスしてもらう
仲良くなるきっかけになる
相手に自分との共通点を見つけてもらう

名刺の効用をこんな風に考えてみてはどうでしょう。それでも日常では名刺を使う機会がないという人はこのソフトの色々な機能を使うことで手指を動かし、脳を働かせることができる。また、インターネットから名刺のテンプレートなどのダウンロードもできる。パソコンは高齢者の老化を遅らせることができる一手段と考えたい。
NPO法人 豊齢研ITサロン会津の会員は60代から80代までで82名。みんなボケないで心身ともに元気である。

爆弾低気圧

2013-01-15 12:29:27 | Weblog
2013年1月15日(火) 曇り 0.7度~-2.0度 

 急速に発達した爆弾低気圧の影響で、関東甲信と東北の太平洋側は14日、広範囲で雪となった。東京都心など首都圏でも積雪があり、交通機関が混乱した。県内も大雪の影響で鉄道やバス、高速道路などの交通網が広範囲に乱れた。一般道でも交通事故や渋滞が相次いだ。

 休日だったので息子夫婦と一緒に雪片付けをした。今日はからっと晴れたので灯油配達車が路地に入ってこれるように約50メートルを妻と一緒に除雪した。生協の配達日は水曜日なのだがホームタンクがほとんど空になっているのでとお願いしたら今日配達してくれた。
 暖房だけに灯油を使っているのだが、向かいの息子の家と我が家の二軒で消費するので無くなるのも早い。寒い季節我慢しないで暖かい部屋で過ごしたい。
 脚腰や肩など全身がパンパンと張って筋肉痛。内臓脂肪を消費したかな? 夕方にビールを飲めばたちまちリバウンド。
分かっているが風呂上がりのビールは美味い。




酒づくり その4 仲仕込み

2013-01-14 11:13:55 | 料理と酒
2013年1月14日(月) 成人の日 雪 0.2度~-0.8度

 今日は朝からしんしんと細かい雪が降っている。積もりそうだ。祝日ではあるが成人式は昨日済ませた市町村も多かった。
 成人式で大騒ぎする若者も少なくなっている。もし騒動があってもマスコミが取り上げないのかもしれない。

 一昨日、昨日と穏やかなお天気だったので酒づくりのために喜多方市へ通うのは楽だった。
この二日間が酒づくりの山場で仕事量も多く疲れた。一昨日の午前中は仲仕込み(仲添え)で、一週間前に初仕込み(初添え)した酛(もと)に蒸米と麹米を加えた。釜から取り出した蒸米を広げて固まりをほごして温度を下げていく。何度も繰り返して20度くらいまで下げる。素手でするので初めは手の皮がやけどしたみたいになる。
午後は翌日使う蒸米用の米247kgを手洗いする仕事だった。


 日本酒の仕込みは三回に分けて仕込まれます。三段仕込みといわれています。酛(もと)に対して、麹・蒸米・仕込み水を同量づつ3回に分けて仕込むわけではありません。酛に対して倍々に増してゆくやり方です。

 酛に大量の麹・蒸米・仕込み水を一度に加えると、酵母の密度と酸濃度が一気に薄められて雑菌の繁殖に都合がよい環境になります。せっかく酛で大事に増やした酵母より、それ以外の細菌が繁殖します。

 そこで、まず、出来上がった酛を枝桶といわれる酛タンクより大き目のタンクに入れ、そこに酛の約2倍量の麹・蒸米・仕込み水を入れます。これを「添仕込み」といいます。こうすれば、酛の酵母や酸の薄められ方は小さくてすみます。その翌日は「踊り」といって、一日仕込みを休み、その間に酵母の増殖をはかり、酵母増殖の勢いをつけます。その翌日、「踊り」を大きなタンクに移してから「仲仕込み」、翌々日の「留仕込み」をします。そうすることによって、酸が薄まっても、雑菌はほとんど入り込まないのです。

 この三段仕込みは、菌学的にみても、全く理にかなった方法です。微生物という概念が無かった江戸時代にはすでに三段仕込みで酒を造っていたそうです。昔の人は経験と勘だけをたよりにすごいことをしていたのです。

町内の才の神

2013-01-12 18:16:58 | 料理と酒
2013年1月12日(土)晴れ・曇り 0.4度~-10.2度 

晴れていても5日に小寒になり20日が大寒となる。さすがに寒さが厳しいし、路面の凍結もなかなか融けない。歩くのも運転するのも注意しなくてはならない。この寒い時期に才の神が各地で行われる。会津では無病息災を願う伝統の火祭り。昨年神棚にお飾りしたしめ飾りやお供え物をお焚き上げして歳神様を天にお送りし、今年一年の五穀豊穣、無病息災を願うものです。この歳の神の火にあたると、病気にならないと言われてます。

 地域によって異なるが、町家では14日、農家では15日に行うところが多い。
「十四日夕刻、注連縄・門松・竹・古い御札及び神前に用いし藁・納豆つつなどを貰い集め、郊外に持ち行き芝など加えて積み上げ、これを焼き捨てるを『さいの神』という。幸の神の由なり。この火にて焼きし餅を食し、煙草を吸えば冒されずとなり、但し此の火は他の火を混ぜず、又燃えつつある木を持ち来たりて門々に差し置けば、盗除けともいえり。在方には15日に行うところ多し』(若松市史より)

 
 私たち子供のころはリヤカーを引いて家々を回り、注連縄・門松・竹・古い御札及び神前に用いし藁・納豆つつなどを貰い集めたものである。現在は、子どもの数も少なくなり町内会で芯木を立て、藁や豆柄を準備して積み上げる。そこに町民がそれぞれ注連縄・門松・竹・古い御札などを持ち寄る。私の町内では後始末のことがあるので毎年土曜日に才の神をするようになった。
 町内の人々が三々五々集まり、新年の挨拶を交わす。午後6時半に点火。餅やスルメを竹や木の枝にさしたり、吊るしたりしてあぶる。焼いたものを家に持ち帰って食べる。そうするとその年は家内安全、無病息災で過ごすことができる。








大河ドラマ「八重の桜」 

2013-01-11 18:52:02 | 地域情報
2013年1月11日(金)晴れ 0.2度

六日に放送が始まったNHK大河ドラマ「八重の桜」の初回視聴率がゆかりの深い福島地区で30.7%で関東地区では21.1%だった。昨年の「平清盛」の関東の初回視聴率17.3%より上回って上々の滑り出しとなった。

 晴れていたので大河ドラマ館や駐車場、鶴ヶ城へと案内板にそって歩いてみた。県立博物館の駐車場やサブトラック跡の駐車場は12日からは1回200円徴収される。案内板には八重たんのイラスト。うっすらと雪を被った赤瓦の天守閣も美しい。震災で崩れた石垣を覆っていた青シートも取り除かれ修復されていた。観光客を迎える準備が整っっていた。

 ドラマは会津藩士の娘で同志社大創設者・新島襄の妻・八重を主人公にしている。制作を統括するNHKの内藤慎介エグゼクティプ・プロデューサーは順調なスタートを喜び、「ドラマを通して伝えたいのは、夢を持って前に進めば必ず光が見えてくる、ということ。散りはしても苦しみを乗り越え再び花を咲かせるー。この美学こそが震災に傷つき、悩むわれわれの背中を押してくれのではないかと」コメントした。 

 この大河ドラマが風評被害に悩む会津の観光の復活になってくれるだろう。地元でも八重の桜のラッピングしたバスを走らせたり、各地でキャンペーンを繰り広げている。また、NHKでは綾瀬はるかがスペンサー銃を構えた山本八重のポスターを作成したり、ウイクリーステラ特別編集版で「八重の桜 紀行」・「八重の育んだ地会津」を取り上げている。

 12日には大河ドラマ館のオープニング。會津風雅堂ではオープニングイベントで内藤プロデューサーと主演女優綾瀬はるかのトークショーがある。これを機会に風評被害を払拭し、会津に大勢の観光客が来てくれること、農産物が売れることを願う。






十日市に行って

2013-01-09 18:08:24 | 地域情報
2013年1月10日(木)くもり 0.2度

 会津の新春の風物詩「十日市」は会津最大の初市である。

 その歴史は400年とも600年ともいわれている。
 会津領主葦名直盛(七代)が至徳元年(1384)に黒川に築城(鶴ヶ城の前身)した。直盛公は会津発展のため、農工商の守護紙神である住吉大社を勧請し、神のご加護を願った。重臣簗田盛胤に命じ京に上京させた。簗田盛胤は足利将軍義満公より、会津四郡並びに隣国までの商人の司となることを許された。
 盛胤は市場を開くことがあれば、自ら鳥帽子、直垂を着して、商人などを従い、住吉神社(材木町にある)に詣で、市神祭を行い商法の式を定めという。今日の正月十日市の始祖である。もとは簗田市と云って、大町四つ角に於いて俵引きなどを行った。
 商人の司 簗田家の屋敷跡は大町四つ角から野口英世青春通りへ南に50m歩くと左側に小さな碑が建っています。探してみてください。

 孫が大きくなると十日市もあまり関心がなくなってしまった。それでも縁起物である起き上がり小法師を買いに妻が病院の帰り神明通りに出かけた。神棚に飾り一年の家内安全を願った。
 お天気も荒れなかったので小生も十日市に出かけた。例年と違って西若松駅から電車で会津若松駅へ行き、大町通りを歩いて神明通りに向かった。昔は賑やかな商店街であったが、人通りもあまりなく賑わいが感じられなかった。午後5時前だというのにテントをたたんで店じまいしているところもあった。大町四つ角や野口英世青春通りや神明通り、市役所前の通りを巡ってみたが例年より活気がないように感じた。

やたらに食べ物屋が多い。新潟三条の包丁などの店をみつけるとほっとした。昔は、包丁やまな板、瀬戸物などを店主と値段の交渉をして新しいものを買い求めたことが懐かしい。マンネリ化している十日市を実行委員会で検討し秩父の夜祭のような賑やかさにして欲しい。
市役所のライトアップは魅力的である。大町の古い蔵などもライトアップすればこの通りも明るくなり賑やかになるのではないだろうか。



昼は魚屋 夜は呑み屋

2013-01-07 18:50:04 | 地域情報
2013年1月8日(火)雪・くもり 1.6度

 喜多方市にはちょっと気になる居酒屋がある。
昨年福島民報「あぶくま抄」(11/28)に下記のような記事が載っていた。

『喜多方市中心部の路地裏にひっそりたたずむ居酒屋で、小さな常連客がカウンターの前に座る。六歳の男の子だ。「魚屋さんに行きたい・・・・」。ねだって親と一緒にやって来る。焼き魚やイカの塩辛など、箸をを使って上手に食べる。▼昼は卸を中心とした魚店で、夜は店内に椅子など並べて居酒屋にくら替えする。客は陳列ケースにある好みの魚を選び、刺身はもちろん、焼いたり煮たりと好みの注文をだす。ねじり鉢巻き姿の店主が手際よく調理し、並べる。十人ほどで満席となる店内に家庭的な雰囲気が漂う▼一人で切り盛りする五十歳の店主は、海産物などを運ぶ長距離トラックの運転手だった。「小さな魚屋をやりたい」。転職してスーパーマーケットの鮮魚担当を二十年ほど務め、経験を活かして五年前に念願の魚屋を開いた。しかし、日中だけでは経営は厳しく、二年前から夜に居酒屋を始めた。なじみの客もできた・・・(略)」


 おもしろい店ができたものだと興味が湧いた。今回酒づくりで喜多方市を訪れた。どこにあるのかなと市内を探してみた。意外と早くみつかった。宿泊しているグリーンホテルの向かいの路地にあった。ここは昔マーケットといって飲食店、青果店、魚屋、肉屋、瀬戸物屋、雑貨屋、花屋など小さな店がびっしりと軒を並べていたところであった。それが一軒、二軒と店を閉め、さびれた路地となってしまった。
 その路地が「ラーメンと蔵の街」とか「昭和レトロの町」と喜多方市の地域おこしでまたよみがえって賑やかになっている。
 

 酒づくり仲間との二次会の後、ホテルへ帰る途中なのでのれんをくぐってみた。奥のテーブルには4~5人が談笑し、カウンターには先客がいてゆっくりと酒を楽しんで飲んでいた。私も酒と焼き魚を頼んで腰を下ろしてしばしの間、隣席の方や店主と会話を楽しんだ。家庭的で気軽に寄れるとっても雰囲気のよい居酒屋であった。また、訪ねたくなる店である。みなさんも喜多方に行った時は是非寄ってみてください。
 隣席した方には店内に落とした大事なものを宿泊しているホテルに届けてもらった。ほんとうにありがたい。来週喜多方に行きお会いしてお礼をいいたいと思っている。とりあえずブログでお礼申し上げます。






酒づくり その3

2013-01-07 11:30:11 | 料理と酒
2013年1月7日(月)晴れ 2.0度

 インターナショナルスイミングの「腰痛コース」へ出かける日だったが脚と肩が筋肉痛となり休んでしまった。、麹米づくりで麹室に入り約1時間半立ったままで作業したのが原因。無理できないと反省した。

日曜日は前日洗米した米を1階の釜で蒸してからエレベーターで2階の麹室へ運んだ。暑い部屋なので肌着1枚になり作業をした。この部屋で蒸米の温度を26.7度くらいまでゆっくりと下げていく。


 
 



 蒸米を平らにほごして広げる。集めてまた広げる。何度も繰り返しながら温度を測って麹菌がうまく増えていく適温にしなければならない。万遍なく麹菌をふりかけまとめる。ゆっくりと発酵して菌が広がっていくのを待つ。二日後には40度くらいまで温度が上がりよい麹米ができる。じっくりと酒母を育てる。12日に仲仕込み、13日に留仕込みをして酒が出来上がるのを待つ。

麹米は、麹造りに使う原料米のことです。
麹は、蒸米に麹菌(黄こうじカビ)を育成させたものですが、蒸米のデンプンをブドー糖に変えるアミラーゼという糖化酵素や、米に含まれているタンパク質をアミノ酸に変えるプロテアーゼというタンパク質分解酵素などを大量に生成します。

ほとんどすべてのアルコール飲料の元になる酵母菌は、糖分をアルコールに変えるエネルギーになります。一つの例を挙げればワインですが、ワインはブドーを搾った果汁に有する果糖を酵母菌でアルコール醗酵を行います。

日本酒の原料であるお米の場合はデンプンが主成分で、お米そのものには糖分を有しませんので、このデンプンをアルコール醗酵のもととなるブドー糖に変える為に麹造りを行います。日本酒造りに使用する総白米重量の約20%を麹として使用しますが、昔から日本酒業界では『一・麹、二・酒母、三・造り(醪)』の諺にあるように、麹の出来具合でお酒の味が大きく左右されます。

 


 

酒づくり その2

2013-01-06 17:11:50 | 料理と酒
2013年1月6日(日)晴れ 2.0度

 昨日喜多方市公民館主催の「第17回知的のんべえの酒づくり講座」が始まった。地元喜多方、会津管内、県内、県外から毎年参加しているリピーターや初めて参加する人など今年は101名。プラザで開講式をすませ、5つの蔵元に移動した。
 ほまれ酒造は受講生が一番多く31名。
 
 蔵見学と麹米を洗米した。蔵人のお手本をみてから、初参加の人が体験。洗う時間、浸水の時間を正確に測りながらの作業。この後箱に広げて置き翌日蒸す。


 一日目の作業を終え、再びプラザに受講生全員が集まり、「利き酒の手法と料理の相性」の講義を受ける。各蔵元から提供された、純米大吟醸、にごり酒、原酒、生酒、しぼりたて本醸造、スパーリング(炭酸入り)等いろいろな酒を説明を聞きながら味わった。
 今年の料理は
 ○にしん山椒漬 ○ソフトにしん甘露煮 ○馬刺し ○松前漬け ○本棒たら ○チーズ ○煮しめ ○漬物盛り合わせ(沢庵・白菜漬け)○こづゆ
 約1時間であったが、講座生同士の交流があって有意義だった。

 この利き酒と料理の会が終わると、それぞれの蔵元で顔合わせと称して二次会。ほまれの受講生は喜多方市御清水にある某レストランで杜氏を囲みながら酒を飲み交わしながら楽しい時間を過ごした。





酒造り始まる

2013-01-05 09:46:49 | 料理と酒
2013年1月5日(土)雪 -1.0度

 賑やかだった我が家も娘家族は今朝高速バスで帰京した。向かいに住んでいる中学生の孫達は塾へ。愛犬ラッシュも来ない。
また夫婦二人きりの静かな生活に戻った。

 昨日、今日と寒入りしたかのようで気温は上がらず路面はつるつるとしている。
この寒さが酒造りにはよい。今年も喜多方市公民館では、喜多方市の地場産業であり、日本の醸造文化である日本酒づくりについて学び、あわせてものをつくり出す喜びを体験するため、第17回知的のんべえのための酒づくり講座」が開催した。
酒づくり講座は講義と実技があり、講義は日本酒に関する知識や醸造のメカニズム、酒文化などを学ぶ。実技は、酒蔵の中で酒づくりの工程を体験し、参加者がしぼりとって純米吟醸酒に、銘々のオリジナルラベルを貼る。自分だけの酒として持ち帰る。
蔵元は、喜多の華酒造場、ほまれ酒造、夢心酒造、笹正宗酒造、大和川酒造店の5つ。全部の蔵元を回ったが最近はほまれ酒造。

1月5日は開講式・蔵見学・麹枚米洗米・利き酒など 1月6日引き込み、1月12日仲仕込み・留掛米洗米、1月13日留仕込み、2月9日上槽、2月16日瓶詰・ラベル貼、2月23日閉講式・打ち上げ

今年も懐かしい人と会い、おいしい酒を造る。