アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

出すべき音は楽器が教えてくれる - バイオリンレッスン(31)

2010年07月02日 | バイオリン
新しいマイバイオリンを持って、勇躍レッスンへ向かう私。

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準備をしながらひとくさり、買い物のときのエピソードやらケースの自慢(軽さ)など。前回のレッスンではひととおり、ハッピーアンサンブルの目処は立ったので、教本に戻ることにする。

二回くらいのレッスンで弾いたことがあるけどそのたびぐだぐだで撃沈していた練習曲の19番。「いい加減、これ終わりにしたいですよね」と先生。ほんとですよ~ これ、つまんないくせにいじわるな音の並びで(練習曲なんだからわざとだけど)弾きにくくって、私嫌いなんです。嫌いな曲ほど仕上がらない(-_-;;

弾いてみると、「おぉぉー」。多少よれながらも、前回とは比べ物にならないほど改善されました。よく響く音に助けられて、崩壊せずにたどり着きましたよ。「せっかくよく響く楽器なので、うまく響いていないところは弓が寸詰まりになっちゃったところです。もっと弓をゆったり大幅に使ってあげて」

そうなんです。うまく音が出せているところと、私の弾き方がまずいところの差がでかいので、なんかちゃんと弾かなきゃ~という感じになります。でも全体にとても弾きやすくなったので、うまくなったような気分。

続いて、ハイドンのセレナーデ。これは、開放弦のミから小指で押さえるミに移弦するところでつまづいて(=音程がずれている、苦しい音になる)、ぐだぐだになってくるうちにひどい音を連発し、やる気が萎えてさらに撃沈というのがパターンだったんだけど。

もちろん私がずれたところを押さえれば、ずれた音程になるんですが、修正が素早くできるようになりました。楽器の出す音に耳を傾けていると、その音程が適切なのかどうかすごくわかりやすくなったんですよね。いちばんわかりやすいのは、E線でラを弾いたとき、A線でレを弾いたときのような、隣の弦と一オクターブ差になるところ。ここはしっかり音程が合っているかどうかで鳴りが明らかに違います。

前の楽器でもそれは多少感じてはいたんですが、ここまでくっきりはっきりしてはいませんでした。それに、「隣の弦と一オクターブ差」以外の共鳴もいろいろあるらしく、今はっきりと何がどうとは意識していないんですが、いろんな音のときに、その音がきっちり正しい音程かどうか楽器が教えてくれるんです

「いやーこれは話が早いですねぇ」と先生。

前回弾いたときより格段と「音楽」に近づき、残された課題もきれいに浮き彫りになりました。移弦のところや、音がすっと消えるところの練習を集中的にやってマルをもらいます。

次に懸案のモルダウ、細かい音符で移弦ラッシュになるところ、まだ多少問題は残っているにしてもずいぶんすっきりしてきました。音が苦しくなくなったし弓運びもやりやすくなったんで、あとは移弦のポイント練習をじっくりやれば大丈夫でしょう。

残りの時間は、お楽しみの、パッヘルベルのカノンです。これは、合奏のときによく弾くので弾けるようにしておきたいとお願いしておいたものです。

まず冒頭のゆっくりのところを私が弾くと、
ファ#-ミ-レ-ド#-シ-ラ-シ-ド#…
先生は「そうそう、もちろん十分それでいいんですけどね…もっと欲をいえば」…おっ、なんでしょう。

「二音目にいきなり開放弦が来ると響きがすごく違ってしまうので、冒頭からあれってことになるでしょう。だから」
先生が提示したのは、冒頭の二音をD線の3rdポジションを使って弾く方法です。これだと、フレーズがひとつの弦にまとまって、音色に統一感が出てきます。

トリルのところは弾きやすくするため2ndポジション…高い音が出てくるところは、そのだいぶ前から、3rdに移ってもうそれで弾いちゃう…

私にとっての3rdポジションは、1stポジションで出ない高い音を弾くために「やむなく」「しぶしぶ」お引越しをするものだったのですが、先生は曲の流れと響きを考えた指使いをどんどん書き込んでいきます。

なんか、楽器変わっただけでえらく贅沢になってませんか(^^;;

練習してうまくなるのはたいへんだけど、楽器変えたら突然上達した気分に浸れます。「よい楽器を使うと、楽器が助けてくれるんですよ」と、私をカルメンに引き込んだMさんがいってたわ、そういえば。


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今日の弁当

鮭、ゆで卵、小松菜ごま炒め、アスパラ塩漬け、コロッケ、プチトマト、切り干し大根煮
コメント (4)
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