アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

こじろうの家事マインド養成講座

2010年07月22日 | 中学生活
結果として、よしぞう出張中の洗濯はすべてまたろうが引き受けた。

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よしぞうは国際電話で何度かこじろうに、洗濯をやらないならこじろう分のおみやげは買わないと通告したが、こじろうがそれで動く気配はなかった。

私としては、こじろうが不満たらたらこなすより、またろうがスムーズに洗濯してくれるほうが、このせっぱつまった単独飛行中はむしろありがたく、あまりそのことを追及しなかった。

しかしこじろうが、本来の分担である「夜ごはんの洗い物」のほうまでぐだぐだになって…というか、生活全般がぐだぐだだったのだが、公文とか基礎英語が滞ることはまあいいとして(よかないけど)、洗い物が片付かないのはほんとに困った。明日のお弁当用に煮物を作ろうとしたりごはんを炊こうとしても邪魔でしょうがないし、第一、私が寝る時間になってもまだ片付いてないということは、やるんだかどうだか不安になるしで往生した。

実際のところ、私が寝たあと、夜更かしこじろうが深夜(?)片付けていたこともあったが、一度などは私が起きたらそのときようやくこじろうが洗い物をしていた(o_o;; 私が起きたというのはすなわち、大急ぎでお弁当を作らなきゃいけない時間になったからに他ならないのであって、そんなことではたいへんやばいのである。

「夜ごはんすんだらすぐ洗うんだよ!!」と怒ると、
「結局やったんだからいいじゃん~」とこじろう。
「よかない。家事はナマモノなの。やるべきときにやらないと腐るの。お母さんが、結局作ったんだからいいじゃん~とかいって、次の日の朝に夜ごはん出したらどうなるのさ」
「…朝ごはんと夜ごはんをいっしょに食べるからいいもん~」
いいわけねーだるぉーが(-_-# 話わかってんのか??

そんなわけで、こじろうに「おみやげゲット権」がないのは理の当然として、帰国したよしぞうは早速、こじろうの説教にかかったのだった。

よしぞう「お父さんのいない間の家事を助け合って乗り切ろうという気のないやつの世話をしてやる必要はない。お母さんは弁当作ってやらなくていい、またろうは朝ごはん作ってやらなくていい、お父さんはおまえの分の洗濯はやらんから自分でやれ」
こじろう「…わかった」

ちょっ、ちょっと待ってくださいよ。理屈としてはわかりますけど、よしぞうが帰国したっていっても、平日の帰りは遅くてマジであてにならん状態。現実問題、私が弁当作るのと別にこじろうが弁当作るとか…そんなふうに回せるわけないじゃん。勝手にできもしない話持ち上げられてもフォローできません。

それでも、数日は、よしぞうがこじろう以外の分の洗濯をして、こじろうは自分のだけ別に洗うということが続いた。よしぞうも自分の弁当箱は自分で洗っていた。私はふつうに弁当を作っていた。

そしてある晩、洗濯を回すときによしぞうが「洗濯はどうするんだ」と話をふったが、こじろうは「このまんまでいい」てなことを言う。で、私は「あのさ、水も電気ももったいないでしょ。こんな反エコで手間の効率も悪いことを長々続けるもんじゃないよね。ちゃんと話し合って解決してください」と言ったのだが。

もちろん、よしぞうとしては、「家事を家族でシェアする」精神についてこじろうに理解してもらい、「こないだはごめんなさい」で終わらせるというのが想定ストーリーで、空気にはでかでかと赤い字でそう書いてあるのだが、なかなかどうして、空気を読まないやつには通用しないらしい。

そこでまず、父出張中になぜ洗濯をしなかったか(したくなかったか)についてこじろう自身に語ってもらった。すると、「なぜぼく!? というのがあって…」とこじろう。はなひめにできなそうなのはいいとして、母が別件で忙しそうなのはいいとして、またろうではなくなぜぼくが?? というわけである。母が「こじろうなら一回100円でやってくれるんじゃない??」といったのがかちんと来たというのもある(そうだ)。

そもそもなぜ「こじろう」だったかというと、
母「またろうは随時幅広い用事を頼めるから、固定仕事はこじろうにやってもらって、またろうカードを取っておきたかった」
父「またろうはすでに十分に家事マインドを持っているから、こじろうにやってみてもらいたかった」
…というわけである。

こじろうは今になって明示的にそれを聞いてもどうやらピンとこないみたいで、どこが納得いかないんだろうと思ってよく聞いてみると…

こじろうよりまたろうの方がはるかに、家事の面で貢献しているということを認識していなかった(o_o)

えぇ~っ。これは私にとっては驚天動地というか、こじろうはさすがにそんなことはわかった上で、ただなんとなく家事が面倒でやりたくない(小テストの勉強をしたくないのと同じように)という感じかなと思っていたのだ。

またろうの家事とこじろうの家事は現状、質が根本的に違う。こじろうは固定作業の洗い物であっても、何度も催促し、ベッドから引き剥がすようにしないといけないうえ、ぶちぶち文句を言われたり、値切られたり(フライパンとか洗ってなかったりする)、すごく遅くなったり、要するに結果としてはこじろうがやったにしても、こちらも精神的にすごく疲れるのである。

またろうの場合、母がバイオリンレッスンに出かけるときけば、「留守中何をやっておこうか??」とまたろうから聞いてくれて、「じゃ、ごはん炊いて、生協のを冷蔵と冷凍にしまうのまでお願い」というとそれをやってくれた上で「ほかに思いついたら電話して」と快く送り出してくれる。またろうのこの気遣いはお小遣いアップを狙って行われているものではなく、単に家族が「やらなきゃいけない作業」を無事に回して快適に生活できるように協力しようというモティペーションに基づくものなのだ。

別に家事スキルの問題ではない。まぁある意味、家事スキルより難しい問題なのかもね。「大人になったお父さんだって、この家事マインドをマスターしてない人は百万人くらいはいるかもしれないけどね」と私がいうとよしぞう「そんな数で済むわけないじゃん」
(注:よしぞうは「心に棚を作って」こじろうに説教したそうである-笑)

ちっとも話が完結してないけど長くなったのでまたこんど。

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今日の弁当

厚焼き玉子、プチトマト、枝豆、こんにゃくひじき煮、鶏カツ、ブロッコリー、かぼちゃコロッケ
コメント (14)
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