話がだいぶ遡るが、バイオリンを試奏しに行った日、午後はエステに予約を入れていた。
←だんだんと優雅な生活をめざすブログです
整体、クイックマッサージ、フットマッサージ系ならいろいろ行ったことのある私だが、いわゆる本格的な(会員になると何十万みたいな)エステサロンに足を踏み入れるのは人生初。せっかく貴重な平日休みだから、ふだんできないことをやらないとね。体験で3000円というコースだけど…
一番のお悩みは足のむくみ。座りっぱなしの仕事だからというのもあるし運動不足その他の要因は大きいんだろうけど、波はあってもほぼいつも気になる足のむくみ、ソックスでも履こうもんなら脱いだときにはゴム跡くっきり、たまに(整体とかでうまく当たって)むくみがすっきり取れれば速効0.5kg減。
なので、むくみにとても効きそうにみえる宣伝文句が気に入った。どんなもんだか試してみよう。
入っていくと、まずはカウンセリング。要するに目標体重とか目標のサイズダウンとか聞かれるのだが、いや考えてなかったな…単にむくみとりに来る人はいないもんなのかな。最初からやや場違いな感じもしたが、「むくみにもとても効きます。また、むくみにくい体質を作るにもいいんですよ」という説明なのでとにかくやってみることにする。
まず詳細なサイズチェック…体重、体脂肪、各場所のサイズをメジャーで測っていく。どうやら体験のメインはサイズダウンについて即効性を感じさせることのようなのでしかたないと思うが、なんとも不愉快なシーンではある(笑)
私の場合、上半身より下半身の体脂肪率が高く(←知ってる)、足のむくみやセルライトを落としていけばミニスカも自信もってはけるようになるとかどうとか(^^;;
で、ここでの施術は、今までやったことのあるフットマッサージのような意味でのマッサージに近い部分もないことはないのだが、人の手よりマシンのほうに重点があるところが特徴。なんでもマッサージ頼みにしてしまうと人手がベタにかかるわけだから、マシンを活用していくことでコストダウンが図れるわけだし、他との差別化ができれば一石二鳥だもんね。
特にここでの「売り」は「筋肉を引き締め骨盤をケア」するというマシンらしい。要するに、電気をかけて筋肉をピクピクさせるやつで、私はあの感触が好きになれないので低めにかけてもらったが、「がんばって」高レベルでかけると、
「20分の施術でハーフマラソンに相当する運動量」
だというのがおねえさんのトークである。ハーフマラソンで何カロリー消費するとして、それを20分で割るとなんと!! 1分当たり…
ちょっと待て。電気でピクピクさせてるだけでそんなにカロリー消費するわけがないでしょう。てゆうか、そんなに消費するにはどんだけ酸素が必要か!! 息ひとつ上がってないのにぶっちゃけありえないってば。本気でそんなこと考えてるの??
強いて言えば(まったくの嘘でなくなんらかの根拠があるとすれば)、カロリー消費ではなくて、筋肉を作るための刺激の量を比べているのかもしれない。でもそれをいうなら、マラソンがそもそも筋肉を作るために適した運動とはいえないって問題があるけども…
私がいく整体とかは、一回に一人しかやってないわけで、他の会話が聞こえるということはありえない。しかしここでは、壁で仕切られたたくさんの個室に、それぞれ裸で寝そべっている客がいて、あるいはガウンを着て廊下を歩いている客がいて、それぞれの施術者と話をしてるわけだ。壁といっても、上のほうが開いているタイプなので、あっちからもこっちからも話が丸聞こえである。意味不明トークをダブル・トリプルで聞かされるのはなかなかつらいものがある。
筋肉ピクピクはともかく、ビニールのようなもので丸ごと蒸されて汗をだらだらかいたのやら、カッピングというのだろうか、吸引しつつマッサージする変な感触のがあったりして、シャワーをしてさっぱりと元の部屋に戻るころには、最近では覚えのないほど足すっきり、軽々!! 私の足じゃないみたい。
むくみ取りの即効性に関してはほんとにすばらしい。
そしてまた計測。体重がちょびっと減っているのはもちろん、大量に汗をかいたから当たり前だ。サイズダウンのほうも、ふくらはぎとかは明らかに感触が違うから、むくみがとれた分減っていてもおかしくはないけど、なにしろ人の手でメジャーを使って計るのは、当てる位置が微妙に違うだけでもちょっとずれるから、一回の施術で誤差を超えるほど何かが変わるとも思えないんだけど…誤差分増えたら印象が悪いから、少なくとも増えることはないように「手加減」しているかもしれない。
ところで、体脂肪率はタニタのカラダスキャン(うちにもある)で計っているんだけど、元々、体脂肪率はそんなに精度よく測れるものではなく、かなり誤差がある。ただ、体の状態が同じで(つまりその場で)一回体重計を降りて、スイッチをオフ/オンしてまた乗ってみたときはほぼ同じ数字が出る。つまり、ほんとにその出てる数字と体脂肪率が同じかどうかはわからないけど、測定の再現性はけっこうあるということだ。
果たして、今回の施術のビフォア/アフターでは体脂肪率が0.4%減ったと出た。「これだけの脂肪が燃えたことになりますね」とにっこりするおねえさん。0.4%の脂肪っていったら、200gだけど、1kgの脂肪を燃やすのが7000kcal相当といわれてるから1400kcalですか。息もきらしてなくてそれはちょっと。。
タニタの体脂肪計について、測定の再現性はあると書いたが、それは体の状態が同じならばということであって、体表の状態とかが変わると簡単にそのくらいずれるのである。たとえば、風呂に入って出て計ればそのくらい違う(下がる)。よく拭いても同じにはならない。ここでは、シャワーも浴びてるしいろいろ塗ったりなんだりしているし、安定して「もっともらしい」脂肪率ダウンを演出できるノウハウとして固まっているものがあるのだろう。
私は当惑して返す言葉を失っていたが、その当惑の中身をおねえさんは理解せず、畳み掛けるように今回の効果について語ってくる。ここまできて私もはっきり理解したのだけれど、ここから先、10回の施術で20万とかいう契約をすることになるのだから(続ける人は)単なる「むくみとり」「リラクゼーション」でそんな支払いをする人はたぶんいないのだろう。ここの店で売られているのはもっと…なんというか…変身の夢みたいなものだろうか。
私が辟易したトークもその面で必要なものだろうし。なんかすごく納得した。私としては、むくみとりの即効性が同じくらいで、その分(夢代金)が含まれてなくて、むしろ余分なトークとかなくてゆったりリラックスできる雰囲気で、リーズナブルな値段のところを探したいなぁ~
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整体、クイックマッサージ、フットマッサージ系ならいろいろ行ったことのある私だが、いわゆる本格的な(会員になると何十万みたいな)エステサロンに足を踏み入れるのは人生初。せっかく貴重な平日休みだから、ふだんできないことをやらないとね。体験で3000円というコースだけど…
一番のお悩みは足のむくみ。座りっぱなしの仕事だからというのもあるし運動不足その他の要因は大きいんだろうけど、波はあってもほぼいつも気になる足のむくみ、ソックスでも履こうもんなら脱いだときにはゴム跡くっきり、たまに(整体とかでうまく当たって)むくみがすっきり取れれば速効0.5kg減。
なので、むくみにとても効きそうにみえる宣伝文句が気に入った。どんなもんだか試してみよう。
入っていくと、まずはカウンセリング。要するに目標体重とか目標のサイズダウンとか聞かれるのだが、いや考えてなかったな…単にむくみとりに来る人はいないもんなのかな。最初からやや場違いな感じもしたが、「むくみにもとても効きます。また、むくみにくい体質を作るにもいいんですよ」という説明なのでとにかくやってみることにする。
まず詳細なサイズチェック…体重、体脂肪、各場所のサイズをメジャーで測っていく。どうやら体験のメインはサイズダウンについて即効性を感じさせることのようなのでしかたないと思うが、なんとも不愉快なシーンではある(笑)
私の場合、上半身より下半身の体脂肪率が高く(←知ってる)、足のむくみやセルライトを落としていけばミニスカも自信もってはけるようになるとかどうとか(^^;;
で、ここでの施術は、今までやったことのあるフットマッサージのような意味でのマッサージに近い部分もないことはないのだが、人の手よりマシンのほうに重点があるところが特徴。なんでもマッサージ頼みにしてしまうと人手がベタにかかるわけだから、マシンを活用していくことでコストダウンが図れるわけだし、他との差別化ができれば一石二鳥だもんね。
特にここでの「売り」は「筋肉を引き締め骨盤をケア」するというマシンらしい。要するに、電気をかけて筋肉をピクピクさせるやつで、私はあの感触が好きになれないので低めにかけてもらったが、「がんばって」高レベルでかけると、
「20分の施術でハーフマラソンに相当する運動量」
だというのがおねえさんのトークである。ハーフマラソンで何カロリー消費するとして、それを20分で割るとなんと!! 1分当たり…
ちょっと待て。電気でピクピクさせてるだけでそんなにカロリー消費するわけがないでしょう。てゆうか、そんなに消費するにはどんだけ酸素が必要か!! 息ひとつ上がってないのにぶっちゃけありえないってば。本気でそんなこと考えてるの??
強いて言えば(まったくの嘘でなくなんらかの根拠があるとすれば)、カロリー消費ではなくて、筋肉を作るための刺激の量を比べているのかもしれない。でもそれをいうなら、マラソンがそもそも筋肉を作るために適した運動とはいえないって問題があるけども…
私がいく整体とかは、一回に一人しかやってないわけで、他の会話が聞こえるということはありえない。しかしここでは、壁で仕切られたたくさんの個室に、それぞれ裸で寝そべっている客がいて、あるいはガウンを着て廊下を歩いている客がいて、それぞれの施術者と話をしてるわけだ。壁といっても、上のほうが開いているタイプなので、あっちからもこっちからも話が丸聞こえである。意味不明トークをダブル・トリプルで聞かされるのはなかなかつらいものがある。
筋肉ピクピクはともかく、ビニールのようなもので丸ごと蒸されて汗をだらだらかいたのやら、カッピングというのだろうか、吸引しつつマッサージする変な感触のがあったりして、シャワーをしてさっぱりと元の部屋に戻るころには、最近では覚えのないほど足すっきり、軽々!! 私の足じゃないみたい。
むくみ取りの即効性に関してはほんとにすばらしい。
そしてまた計測。体重がちょびっと減っているのはもちろん、大量に汗をかいたから当たり前だ。サイズダウンのほうも、ふくらはぎとかは明らかに感触が違うから、むくみがとれた分減っていてもおかしくはないけど、なにしろ人の手でメジャーを使って計るのは、当てる位置が微妙に違うだけでもちょっとずれるから、一回の施術で誤差を超えるほど何かが変わるとも思えないんだけど…誤差分増えたら印象が悪いから、少なくとも増えることはないように「手加減」しているかもしれない。
ところで、体脂肪率はタニタのカラダスキャン(うちにもある)で計っているんだけど、元々、体脂肪率はそんなに精度よく測れるものではなく、かなり誤差がある。ただ、体の状態が同じで(つまりその場で)一回体重計を降りて、スイッチをオフ/オンしてまた乗ってみたときはほぼ同じ数字が出る。つまり、ほんとにその出てる数字と体脂肪率が同じかどうかはわからないけど、測定の再現性はけっこうあるということだ。
果たして、今回の施術のビフォア/アフターでは体脂肪率が0.4%減ったと出た。「これだけの脂肪が燃えたことになりますね」とにっこりするおねえさん。0.4%の脂肪っていったら、200gだけど、1kgの脂肪を燃やすのが7000kcal相当といわれてるから1400kcalですか。息もきらしてなくてそれはちょっと。。
タニタの体脂肪計について、測定の再現性はあると書いたが、それは体の状態が同じならばということであって、体表の状態とかが変わると簡単にそのくらいずれるのである。たとえば、風呂に入って出て計ればそのくらい違う(下がる)。よく拭いても同じにはならない。ここでは、シャワーも浴びてるしいろいろ塗ったりなんだりしているし、安定して「もっともらしい」脂肪率ダウンを演出できるノウハウとして固まっているものがあるのだろう。
私は当惑して返す言葉を失っていたが、その当惑の中身をおねえさんは理解せず、畳み掛けるように今回の効果について語ってくる。ここまできて私もはっきり理解したのだけれど、ここから先、10回の施術で20万とかいう契約をすることになるのだから(続ける人は)単なる「むくみとり」「リラクゼーション」でそんな支払いをする人はたぶんいないのだろう。ここの店で売られているのはもっと…なんというか…変身の夢みたいなものだろうか。
私が辟易したトークもその面で必要なものだろうし。なんかすごく納得した。私としては、むくみとりの即効性が同じくらいで、その分(夢代金)が含まれてなくて、むしろ余分なトークとかなくてゆったりリラックスできる雰囲気で、リーズナブルな値段のところを探したいなぁ~
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