個別塾の体験は本日夜だが、それに備えて、英語の勉強方法を試すのは6月27日からやっている。
←そういえばこじろうの定期テスト中なんですけど
英語の勉強における当面の目標は
(1) 一日30分は集中して英語の勉強をする時間枠を設ける習慣をつけること
(2) 音読ができるようになること
(3) 「なんとなく読み」でなく文法的につじつまのあった解釈をしようとすること
の三本柱とした。
過去に、英語の音に慣れるというのと、英語そのものに興味をもってもらう趣旨で、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」とか「マトリックス」のような映画を使っていたが、映画DVDを見ようとしたりしていると、楽しくてそれだけで時間が経ってしまって30分枠が効率よく使えないことと(^^;; やはりシンプルに文章を目から入れて音読することができるようにならないと今後の勉強が苦しいということを考えて、今回の教材は本にした。
"Surely Your're Joking, Mr.Feynman!
(ご冗談でしょう、ファインマンさん)
この本を選んだのは、比較的平易な語り口調であること、またろうの興味を引く内容が多そうなこと、必要な工学系語彙がたくさん出てくることから。
私が持っていたのはペーパーバックで、かなり字が小さくてとっつきにくいので、拡大コピーしてノートに貼ることにした。見開きの左ページに本文を貼って、右ページは単語の練習とメモのために空けておく。
果たして、試してみた初日、読めないこと読めないこと、もちろん語彙が貧弱で知らない単語がいっぱいあるのも確かだが、たとえば「When I was about eleven or twelve」なんてぐらいの、どこにも知らない単語はないようなところでも、すらっとはいかない。びっくりするような読み間違いも多く、どうも単語を「絵(?)」みたいに認識しているとしか思えない。またろうにとっては「she」と「the」は近い単語というわけだ(-_-;;
初日は、ひたすら読む練習をして、あと知らなかった単語を右ページに練習させた。「socket」(ソケット)とか「series」「parallel」(直列と並列)、「resistance」(抵抗)などの、知っておいたほうがよさげな単語が目白押し。あと、「set up」「consisted of」「went down」「screw down」「depends on」など、目慣れ口慣れしておいたほうがいいものがたくさんあり、それは水色の線を引いて注目させ、ひたすら練習。半ページしか読んでいないが30分はあっという間。
慣れないことやって疲れた、という風情のまたろうに、日本語版を差し出して、「ここからここまで読んでみ」というと、またろう、そこに目を走らせて「おぉ!! 同じことが書いてある!!」英語で拙い理解をした部分が、生き生きとした日本語になっているのでちょっと新鮮だったらしい。
二日目は、一日目の復習(仕上げ読み)から入ったが、前日よりはだいぶスムーズにいった。とにかく、ありえない個所で切って読んでしまうとわけがわからなくなるので、「through a pair of earphones,」のような、最低限のまとまりを鉛筆の区切り線で示しながら、リズムをつけて読むように指導。
三日目、やや余裕が出てきたので、もうひとつの教材
「英文解釈教室(入門編)」を入れてみた。
初日は名詞か動詞かの見分け方、案外このへんはまあまあわかっているようだ。問題はさっと済んだので、残りの時間はファインマンの続き。内容もなかなかおもしろいところに差し掛かってきていて、夜中に誰かが(といっても両親ぐらいしか入ってこないのだが)ファインマンさんの部屋のドアを開けると、ばかでかいベルがなるしくみを「invent」したところ。
四日目、「英文解釈教室(入門編)」の続きは、いよいよ「下線部を訳しなさい」が出た。やや長めの文章の中に、下線部が二つ埋もれているので、いちおう全体に目を通してもらいつつ、下線部だけ書いてねという。
するとまたろうは、「わかった」といって本を持ったまま、なんとピアノの前にいってヘッドホンをつけ、ピアノを片手で弾きながら英文を読もうとするじゃありませんか(o_o) ありえないのですぐやめてもらった。「30分は英語に集中する約束でしょ!!(-_-#」
またろうの訳文は、一つ目はまぁまとも:
(1) They make their long journey by the same course every year without losing their way.
渡り鳥たちは迷うことなく毎年同じ道で旅してくる。
最後がちょっと、「long」が抜けてたり問題はあるものの、大筋はよかろう。
しかし、二つ目は
(2) When dark clouds or heavy rain hide the sun and stars, they may lose their way and die.
くらい雲のときや重い雨の日は渡り鳥たちは太陽や星を見失い死んでしまう。
まったくの空想訳(原文の構造を考えてない。結果的に雰囲気は合っているがそれはたまたま)。まずWhen節と主節の二つに分けて考えろ!! 主節の訳だけ考えたらどう??「道を見失い死ぬ…」「だよね。見失うのは太陽じゃなくて道。元の訳にはそれがないよ??」
先が長いねこりゃ。でも、この二教材の組み合わせはなかなかよい。今日の個別の先生はまたろうをどう料理するのかな。
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英語の勉強における当面の目標は
(1) 一日30分は集中して英語の勉強をする時間枠を設ける習慣をつけること
(2) 音読ができるようになること
(3) 「なんとなく読み」でなく文法的につじつまのあった解釈をしようとすること
の三本柱とした。
過去に、英語の音に慣れるというのと、英語そのものに興味をもってもらう趣旨で、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」とか「マトリックス」のような映画を使っていたが、映画DVDを見ようとしたりしていると、楽しくてそれだけで時間が経ってしまって30分枠が効率よく使えないことと(^^;; やはりシンプルに文章を目から入れて音読することができるようにならないと今後の勉強が苦しいということを考えて、今回の教材は本にした。
"Surely Your're Joking, Mr.Feynman!
(ご冗談でしょう、ファインマンさん)
この本を選んだのは、比較的平易な語り口調であること、またろうの興味を引く内容が多そうなこと、必要な工学系語彙がたくさん出てくることから。
私が持っていたのはペーパーバックで、かなり字が小さくてとっつきにくいので、拡大コピーしてノートに貼ることにした。見開きの左ページに本文を貼って、右ページは単語の練習とメモのために空けておく。
果たして、試してみた初日、読めないこと読めないこと、もちろん語彙が貧弱で知らない単語がいっぱいあるのも確かだが、たとえば「When I was about eleven or twelve」なんてぐらいの、どこにも知らない単語はないようなところでも、すらっとはいかない。びっくりするような読み間違いも多く、どうも単語を「絵(?)」みたいに認識しているとしか思えない。またろうにとっては「she」と「the」は近い単語というわけだ(-_-;;
初日は、ひたすら読む練習をして、あと知らなかった単語を右ページに練習させた。「socket」(ソケット)とか「series」「parallel」(直列と並列)、「resistance」(抵抗)などの、知っておいたほうがよさげな単語が目白押し。あと、「set up」「consisted of」「went down」「screw down」「depends on」など、目慣れ口慣れしておいたほうがいいものがたくさんあり、それは水色の線を引いて注目させ、ひたすら練習。半ページしか読んでいないが30分はあっという間。
慣れないことやって疲れた、という風情のまたろうに、日本語版を差し出して、「ここからここまで読んでみ」というと、またろう、そこに目を走らせて「おぉ!! 同じことが書いてある!!」英語で拙い理解をした部分が、生き生きとした日本語になっているのでちょっと新鮮だったらしい。
二日目は、一日目の復習(仕上げ読み)から入ったが、前日よりはだいぶスムーズにいった。とにかく、ありえない個所で切って読んでしまうとわけがわからなくなるので、「through a pair of earphones,」のような、最低限のまとまりを鉛筆の区切り線で示しながら、リズムをつけて読むように指導。
三日目、やや余裕が出てきたので、もうひとつの教材
「英文解釈教室(入門編)」を入れてみた。
初日は名詞か動詞かの見分け方、案外このへんはまあまあわかっているようだ。問題はさっと済んだので、残りの時間はファインマンの続き。内容もなかなかおもしろいところに差し掛かってきていて、夜中に誰かが(といっても両親ぐらいしか入ってこないのだが)ファインマンさんの部屋のドアを開けると、ばかでかいベルがなるしくみを「invent」したところ。
四日目、「英文解釈教室(入門編)」の続きは、いよいよ「下線部を訳しなさい」が出た。やや長めの文章の中に、下線部が二つ埋もれているので、いちおう全体に目を通してもらいつつ、下線部だけ書いてねという。
するとまたろうは、「わかった」といって本を持ったまま、なんとピアノの前にいってヘッドホンをつけ、ピアノを片手で弾きながら英文を読もうとするじゃありませんか(o_o) ありえないのですぐやめてもらった。「30分は英語に集中する約束でしょ!!(-_-#」
またろうの訳文は、一つ目はまぁまとも:
(1) They make their long journey by the same course every year without losing their way.
渡り鳥たちは迷うことなく毎年同じ道で旅してくる。
最後がちょっと、「long」が抜けてたり問題はあるものの、大筋はよかろう。
しかし、二つ目は
(2) When dark clouds or heavy rain hide the sun and stars, they may lose their way and die.
くらい雲のときや重い雨の日は渡り鳥たちは太陽や星を見失い死んでしまう。
まったくの空想訳(原文の構造を考えてない。結果的に雰囲気は合っているがそれはたまたま)。まずWhen節と主節の二つに分けて考えろ!! 主節の訳だけ考えたらどう??「道を見失い死ぬ…」「だよね。見失うのは太陽じゃなくて道。元の訳にはそれがないよ??」
先が長いねこりゃ。でも、この二教材の組み合わせはなかなかよい。今日の個別の先生はまたろうをどう料理するのかな。
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