アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

打楽器としてのピアノ

2016年08月12日 | ピアノ
ある日、私がKinki kidsのフラワーを練習していると、ふだんピアノには無関心を貫いているこじろうがそばへ寄ってきてじぃっと…

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そんなに見つめられたら緊張して弾けないよっ!! ってくらいじぃっと聞いていて、私が弾き終わると、「いきなりこの曲は弾けないと思うけど、簡単な曲からピアノ習っていくとか、アリかな?」みたいなことを言っていた。

ちなみに、こじろうは小学生のころピアノを習っていたが、まぁ習うといっても練習はしないのでレッスンのときだけリズム遊びやコード弾きを習ったりとかそんな感じ。それでも発表会とかあると瞬発力で(?)当日だけわりとカッコ良く弾く(あれっ? 弾けるんだ…親でも年イチしか聞けない七夕レベルのピアノ)

中学に入ったとき、部活優先ということで、レッスン時のみのピアノですらやめてしまったけど、別に音楽が嫌いなわけではない。ただし彼の好みは圧倒的に「リズム」に偏っているようにみえる。

小さいころの発表会ビデオを見ても、なぜかっこよく聞こえるかというとそれは、ものすごくリズムがピタリとあるべきところにハマっているからで、「茶色のこびん」くらいのどってことないメジャー曲の、超簡単な編曲)を弾いてもそれは際立っている。一方、ピアノとしてうまいわけではまったくなく(練習しないんだから当たり前だ)、音色とかはお粗末である。

そのあと、よしぞうもいるところで「こじろうがもしほんとにピアノを習いたくなったら応援する」ということは伝えたんだけど。よしぞうは「だったらギターやったら?」などと言い出した。ギターというのは、高校で選択音楽があったとき全員ギターをやらされて、家でも買ったので今は押入れ深くしまいこまれている。よしぞうの考えでは、今から(決して早くはないスタート)やるならギターのほうがすぐ楽しめるようになるのではないか、ということで、それは一般的にいえば間違いではないのかもしれないけど…

私は即座に「こじろうがやりたいのはギターじゃないよ。ピアノいいなと思ったのはあくまでも、ピアノが打楽器だからでしょ?」といったがそしたらこじろうがびっくりしたように(←えっ僕そこまで説明してないけど)「そうだよ、そういうこと」と言った。

私が練習していた「フラワー」の編曲ではその中間部にとてもリズミカルな、そしてかなり複雑な部分が出てきて、私はまさにそこでてこずっているのだけれど(^^;; こじろうはまさにその部分にひかれたんだよね。確かに、もしも練習してこじろうがこの曲を弾けるようになった暁には、私なんかよりずっとかっこいい演奏になると思う。

もちろん、ピアノという楽器は打楽器以外の側面も持っているわけだけれど。ピアノを好きな人の中にも、打楽器派とそうでない人がいるような気がする。

私の場合は、打楽器派に憧れつつ、自分ではそれが苦手って人だな…

ピアノは、意図したタイミングでスパーンと音が出るからね。バイオリンは、予備動作が大きくてそれに振り回されがちなうえ、楽器の特性として音の立ち上がりがピアノほど明瞭ではない(ことが多い)ので、特に初心者のバイオリンって、もごもごしたリズムで進行しちゃうことが多い。
#そしてもちろん、曖昧なリズムよりもっと気になるのが曖昧な(というより明らかにずれた)
#音程だったりするんだけど…

リズムの良さってのは、明らかに生まれつきの差もあるけど(たとえば我が家の三きょうだいの中で突出してこじろうが優れているといったように)、あとから改善もできるもの、らしい。

改善したければ、あまりややこしすぎる曲ばかり弾いてるのは考えもの。だって、いろいろ音を探してるうちにどんどんリズムもノリもあやふやになっちゃうものね。並べる音符はシンプルなほうがいいし、それと、やっぱりうまい人とアンサンブルすれば何かつかめることがあるよね。そういう意味で、猫連弾はぴったりだったなぁ~

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