アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ガツンとエッジの効いた音がほしいこともある

2016年08月28日 | ピアノ
レクチャーコンサート企画ですが、コンサート前には30分レッスン枠を6枠設けて…

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←ポピュラー、たまに弾くと新鮮。けどイメージよりずっと難しい

ハードワークですね(^^;;
朝はバイオリン練習の伴奏させられ(笑)、レッスン6枠やって、重量感溢れる曲のレクチャーコンサートですからさすがのartomr先生もかなり夜はお疲れの様子でした。

私はKinki Kidsの「フラワー」をみてもらったのですが、お知らせしたとき最初すごく驚かれて、でも
「まぁ楽譜があるものならなんでもやります」
とのことでしたのでそのままお願いしました。もちろん楽譜はありますよー私が耳コピとかアドリブとかできるわけないじゃないですか

ピアノソロ 加羽沢美濃 ピアノピュア メモリーオブ1999 (ピアノ・ソロ)
(古い…「だんご三兄弟」とかの年です)

でも事前にコピーを渡すのは忘れたので予習なしで来ていて、だからどんな曲か知らなくて、「なんでアンダンテさんいきなりKinki Kids???」…私が弾いたのを聞いてようやく
「あーほんとにピアノの曲になってる」
って感じ(^^;; 素敵なアレンジでしょ。

ポピュラーだしさらっと弾いて楽しむつもりがぜんぜんさらっといかなかった難物です。

この編曲は、
・ゆったりイントロ的な何か
・歌い出したっぽい部分
・ビートの効いた中間部
・賑やかに歌うところ
・ゆったりした締めくくり

ってな構成になってるのですが、「ゆったりイントロ的な何か」のところは「音色、響きがきれい、ときどきあるテンポの揺れや『間』もいい雰囲気」ということで褒められました(^-^)

ただ、全体におとなしいというか「性格ゆえかなんだか奥ゆかしい」(←笑)
いやそれさすがに無理あるよ先生、私のこと奥ゆかしいっていう人はいない

…性格はともかく、何がひっかかるかというと、もっとガツンと来てほしい「ビートの効いた中間部」あたりで
「リズムのエッジが効いてない」
ということで

はい。というか、自分でもまさにそれが気になって、これのレッスンをお願いしようと思い立ったんですけどね。

かっこいい編曲のところがかっこよく弾けてないわけは、
まずひとつにはリズムの刻み方というか、付点とか、きちっと鋭く。
スタッカートちゃんと切る。

ということと、あと大きいのがタッチ。

おゆき先生のレッスンにバッハとかモーツァルトとかシベリウスとか持って行くと、ほとんどの場合、
「どすんとしないで」
「(鍵盤さわってから)丁寧に音を出して」
「打鍵の遅いフォルテで」
という方面の注意ばかりになりますが

もっと手も固めた感じで、打鍵スピード速めに。がつんと。

「七海さんが千本桜弾いたときみたいに」…おぉ、わかりやすい例示
(一般的にいえば「まらしぃ」さんみたいにといえばいいか)

別に、クラシックでは使わないタッチかというとそんなことはなくて、ベートーベンとかでもそういうふうに鳴らすべきときはある。片方しかできないんじゃなくて、両方使い分けられれば表現の幅がぐっと広がるよね。

長くない中で変化に富んだ曲なので、ちゃんとシーンチェンジをして弾くとキマります。


タッチのほかにも、イントロから歌い出しに入ったらちゃんとテンポキープで行くとかいろんな提案をしてもらって、なるほどちょっとめりはりがついてきました。

あと、ここの松葉ではちゃんとクレッシェンドして~とか、まるっと楽譜読み落とししてたところも指摘され、
まぁ編曲ものなのですべて楽譜どおり、書いてあることしかしちゃいけないかというとそうでもないんだけど
やっぱり単に読み落としてるのはダメ(笑)

ちゃんと楽譜に書かれたことをやったうえで、でも楽譜に書かれていない「ここからはちょっとゆっくりして終わろう」とかそういうのはかまわない、ということで。

レッスンの間にもそんなこんなでちょっといい感じになってきたと思うのですが、

ガツンのところはあまりその場ではうまくいかなかった…

弾き方はしばらくやってみないと実現できません。


artomr先生はガツンていくところもしっとりいくところも両方ほんとうまいんだよなぁ~

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