アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

左ペダル超初心者

2016年12月28日 | ピアノ
大人ピアノやってれば、かなりの初心者だってペダル踏みませんって人はいないと思うけど…少なくとも右ペダル(ダンパーペダル)は絶対使うよね。

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私は子どものとき、最後に出た発表会で弾いたのが「エリーゼのために」だったけど、これは実は「ペダルデビュー」でもあった。
それまでの曲って、どうも記憶がはっきりしないけど、バイエルでもブルクミュラーでもペダルは使っていなかったと思う。というか体の大きさからいって、ふつうには届かなかった。「エリーゼのために」を弾くために上げ底のおしゃれ靴(笑)を買ってもらってぎりぎり踏めるようにして、ペダルの踏み方も教わったのだ。この場合、ペダルといったら右ペダルのことで、左はまるっと無視されている。

その踏み方は、和声が変わる打鍵のときにはペダルを上げて、変わった後に踏む。要するに、ちょいと遅れて踏むところがミソで、そうすれば響きが濁らないわけですよね。手で弾いてるリズムとペダルを踏むリズムがずれるので、慣れるまでにそれなりにかかりそうだけど、

なにせ若かったので(←小学三年生だ)

苦労したとかそういう記憶はない。

この踏み方には「シンコペーション・ペダル」という名前がついてるそうだけど、当時、名前は知らなかった。まぁ名前なんてどうでもいい。ペダル活用の基本中の基本なわけで、若いうちにいっぺんでも練習できてよかったね。

さてさて、時は流れて、大人になってピアノ再開すると、「エリーゼのために」よりややこしい曲いろいろ弾いてて、先生からもそこは左ペダル踏んで!! って言われることはときどきあったんだけど、でもちょこちょこ試しただけで、なんかピンと来なくてやめちゃった。

というのは、当時うちにあったピアノはやまちゃんだけなので、やまちゃん(アップライト)だと、左を踏んだときにいまいち音が変わらないもんだから、踏んでもおもしろくないというか、この踏み方でいいのかどうか謎。試しようがない。それで、ずーっと左ペダルを踏まないまま(ヤマハの場合、レッスンでもアップライトだったし)、発表会のときはようやく舞台の上にグランドピアノがあるんだけど、そんな場でいきなり踏んだらわやくちゃになるからやっぱりやらない。

それからさらに時は流れて、グランドピアノを触る機会もずいぶん増えたんだけど、なにしろ左ペダル以外にも課題山積なもんで、左ペダル活用しないままでもずっと楽しくピアノを弾いてたんですよね。

そして一年前、いよいよめるちゃんが我が家に登場し、左ペダルの実験ができる環境が整ったのに、左ペダルの存在なんか無視してもなおあまりある幸せな響き(^-^)ですっかり満足しちゃってて、左ペダルを活用しないまま、またまたずっと今まで来ちゃったよ。

それが、おゆき先生んちのピアノでシューベルト即興曲op90-3を弾いてみてようやく、左ペダルを活用すると断然イイ感じで弾けるということを納得。

帰ってきて、めるちゃんでも試してみると…やぁ!! なるほどこれはいい(^-^) できることの幅が広がりますね

ただし、おゆき先生にも「そんないきなりどかっと離さないでスゥーッと取って」と注意されたように、踏み方は我ながらぎこちない。頭では「スゥーッと取る」と思ってても、弾きながら、そして当然右ペダルも操作しながら、左ペダルがコントロールできない。

右手と左手と右足と左足をバラバラに動かすようにはできてないんだってば(-_-#

もちろん、まずは「左ペダルをいつどう踏むのが素敵か?」という問題があるんだけれども、それを考えて、ここでこう踏もうと決めても、そのとおりうまくできない、というか「えーと」となって曲の停滞がひどくなる。

…慣れてないってこういうことね…

幸い、もう練習できるわけだからさ? ちゃんと。

腹くくって左ペダルが活用できるようになってみよっかー

大人ピアノで、まだ左ペダルあんまり活用してないって方。もしいらっしゃいましたら、できるだけ早くやってみて、脳の配線を
「これからの人生、今が一番若いんだから」
さっさとつなげておくことを強くお勧めします。

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コメント (6)
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