アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

スーッと横移動で弾く

2019年01月18日 | ピアノ
録画してあった「「蜂蜜と雷鳴」若きピアニストたちの18日」を見た。これは、浜コンのドキュメンタリーということだけど、それより牛田くん密着取材という感じの構成で…

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よくこんなの撮影させてくれたなーコンクールの最中に。ステージ直後の息が上がっているところで何はさておきインタビュー室に来させたり、それどころかステージに上がる直前にもコメントを求めたりという具合。自室にてパソコン経由で審査結果発表を固唾を飲んで待っているところもアップで映して。

牛田くん密着なので、コンクール前のレッスン風景とかも映していて、ロシア人の先生にプロコ戦争ソナタ見てもらうところとか。
先生が「あんまり文化的でない感じで弾かないと」
とかいってて面白い(戦争はちっとも文化的じゃない、確かに)

さらに遡って、牛田くんが11歳のときに初めて中村紘子さんにレッスンしてもらっているところのホームビデオまで出てきた。

ショパンの細かいフレーズを弾くのに、このときの牛田くんは「指くぐり」系の、かなりバタバタした手の動きだったので、
中村さんは
「鉛筆で『ふっ』と持ち上げられたように」
「スーッと弾く練習をするといいと思うわ」
と、手の甲がバタバタしないでスーッと横移動していく弾き方の実演・指導をしていた。「これで音色が変わるのよ」

このとき、牛田くんは
修正一回目: あまり変わっていない。手の甲が前に後ろにがたがたと動いている。
修正二回目: かなり改善して動きが減り、音もきれいになった。しかし基本的には「指くぐり」系で弾いている。

牛田くんもそうだったんだね。小さいころは。

そして、手バタバタであっても上手に(達者に)弾けるようになってしまってから転換を図ったわけで。


もちろん私も小さいころはばっちり「指くぐり」で習って、
ただしそれで上手に弾けないうちに大人になってるので(笑)
別に失ったものはほとんどないっていうか、
ただ単に、指をくぐらせようがくぐらせなかろうがうまく弾けないってだけのことなんだけど。

でもね…

イメージというか、言葉で、
練習会でオンディーヌ弾いたエヌメットさんがいってた
「踊りを覚えるときみたいに、手の動作としてこうと思って弾く」
というのがなんかスッと入ってきて、

帰ってから、おうちのめるちゃんで改めてエオリアンハープ弾いてみたらね。

とても、楽ちんに弾けました。

スピードも速くなりました。

止まらずに弾けました。

録音してみた↓ 3分半くらいになった
ショパン エチュードop.25-1

イメージが変わって「弾けるような気がする」だけでも変わる(こともある)


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